monologue
夜明けに向けて
 



最近、「ニギハヤミコハクヌシ」という検索ワードでわたしのサイトを訪れる方が多い。
この名前について少し説明しておく。
「千と千尋の神隠し」のハクのモデルとなったニギハヤヒはこの映画ではニギハヤミコハクヌシという名前だった。
 ニギハヤミコハクヌシという名前を漢字にすれば饒速水琥珀主となる。それを縮めて「珀(ハク)」だけにすれば白の王で「皇(スメラ)」を示している。
 さらにいえばニギハヤヒの本性はキトラ古墳に描かれているような四神相応図の北の玄武(亀に蛇が絡んだ神)で東では青龍となり、西では白虎となる。
 ハクが龍であったこと、そして名前が琥珀ということは「琥珀」の文字から偏の「王」を除けば白虎が残る仕組みになっている。すなわち、四神から南の朱雀だけをひいた存在ということを示唆している。
まさかこんなこみ入った仕組みの名前とは映画を作る側も見る方たちも気づかないだろうがかれは自分にかかわることについては素知らぬ顔で裏からそんな謎をしかけているのである。
fumio



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