80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

午睡

2012-03-06 18:42:12 | 健康
眠るためには体力がいるという話を聞いたことがあったが、

ここ何十年か午睡をとったことがなかった。

別に眠くならなかったという話ではない。疲れて、もし今、

ここで5分でも熟睡できたら、どんないいだろうかと思い

ながらも眠れなかったのである。

 
今年はお正月早々からあまり体調が良くなかったので、何とか

しなくてはと思いながら、どうしたものかと思案に暮れていた。

とにかく寝てみようと思って、午前中はお洗濯や、お台所仕事

とか、お掃除で、疲れると半日お布団に入ることにしたのだが、

"寝たきりになるのではないか”とか、

”25分以上横になっていると、若い人でも内臓が弱る”とか、

言う話が、脳裏に浮かんで、中々眠るどころではなかった。

でも、たまにお布団の中で自分の過去を振り返るのも悪くないと

思えたのは、この2,3日である。

 自分の人生を振り返ってみたら、今まで、この横浜の家を建てて

次男たちと一緒に暮らした数年間、孫たちとも一緒に本当に毎日

楽しく暮らしていた時、彼らがイタリヤへ行くまでの間が一番時間

的に余裕があったのだが、その他の時は仕事についても、一番忙しい

部署に廻され、結婚しても、人生のどの部分を切り取ったとしても、

本当に忙しく大変だったとしか思えないのだが、考えてみれば、何時

も夫や息子達以外の家族の病気のお世話であったり、夫の両親やら、

兄弟達が次々上京してくるのでそのお世話が本当に大変だったので

ある。

それに仕事や勉強もあった。

そう思ってみたら、疲れがたまっていないわけはないのだが、

一晩眠れば疲れが取れると思い込んでいたのである。

マラソン選手が、試合で42,195キロを走った後は、疲労がたまる

ので次の大会には出ないと聞いて、そういえば、私など、何時も何時も

体をこき使うばかりで休めるということをしてこなかったなあと思った。

母が、”少し休みなさい”とか、"同じ娘でも、あなたは来るなり、

すぐエプロンを掛けて働き出すけれど、妹は先ずゆっくりとお茶を入れて、

暫く休んでから、さて、何をしようかと動き出すのよ。お茶でも飲んで

からやりなさい。”と、よく言っていたなあと思い出した。

長男が、"お母さん肩のコリがひどいよ。このままにしていたら何時か

きっと大病をするといってはよく肩を揉んでくれたこともあったっけ。

伊達公子さんが引退する前は手が痛くて腕がまっすぐに上がらない状態

だったが、引退して、何もしないうちに自然に治って、今は以前よりいい

サーブが打てるとおっしゃっていたのを思い出し、時にはゆっくり休む

のもいいと思うようになった。

お天気が良い日とか、用事がある日はなるべく外へ出たり、庭仕事を少し

したりしてから、体を休めるようにしてきたら、この二、三日昼寝が少し

できるようになったのである。何か嬉しい。


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