80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

 昭和20年の思い出を語る会(1)

2010-08-26 14:10:00 | 戦争体験
 今、私の手元に「昭和20年の思い出を語る会」と言う小冊子がある。

 私の女学校の同期生、神奈川県立横濱第一高等女学校45期生の篠崎

孝子さんのご発案で同期生の45期生と46期生の皆さんのご協力で作

られたものである。

 これは余談ですが、何故同期生が45期生と46期生と言うことに

なるのかと言いますと、この戦争直後現在の高等学校制度ができ、

それ以前は5年生で卒業するような制度でしたのが、戦争のお蔭で

4年で卒業させようということもあったようで、私たちの学年では

4年生で卒業する事も可能でしたし、普通に女学校を卒業すると5

年生卒で、又、新しい高校卒と言う事を選択しますと6年で卒業す

ることになりました。

ですから地方に疎開された方は4年で卒業された方もいらっしゃっ

たようで、私たちの学校でも、一年上の方は4年で卒業された方も

居られたようでしたが、私の学年ではお一人もなく、5年で卒業の

45期生と6年の46期生に分かれる事になったのです。

 これは戦争の思い出ですので「昭和20年の思い出を語る会」を

編集された同期生の柴田(中田)トシさんにお願いして、ブログに

掲載させていただく事にいたしました。

 企画してくださった篠崎孝子さんや御協力くださった皆様に感謝

と敬意を表しながらここに掲載させていただきます。

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             「序にかえて」

 ☆ I 「昭和20年の思い出を語る会」へのおさそい(抜粋)☆

                 H7(1995年5月17日

 早いものですねえ。日本が戦争に負けてからもう50年も経った

 なんて・・・。

 昭和20年には多くの人が空襲で丸裸にされただけでなく,肉親・

 友人との別離、疎開による転出・入校、勤労動員、飢え、敗戦、

 占領軍の進駐、思想の大転換、教育の混乱、その他一生忘れられ

 ないような体験を沢山しました。

 実は私自身,14~15才という感じやすい年ごろに受けた強烈

 なインパクトが、その後の己の生きかたに計り知れない影響を持っ

 たと強く感じている一人なんです。

  そこでご提案ですが、50年前に味わった事、感じたことなど

 を皆でお話し合いする会を持ってみませんか?

 名づけて「昭和20年の思い出を語る会」とでもしましょう。

 年齢も六十路の半ばにさしかかったいま、一人ひとりが”わが

 人生”の総括をするのも悪くないんじゃないでしょうか。

  でも、非力な私が一人で力んでみてもどれほどの事ができる

 でしょう。いろいろ考えたすえ、次の方がた(アイウエオ順)

 にお力を貸していただけないものか相談しました。

    碓井(佐藤)ヤスコさん  長井(八木)文枝さん
 
    安田(竹腰)美代子さん  柳沢(岡崎)和子さん

 何と、全員が即座に”OK”とのお返事でした!

 そして5月14日、安田(竹腰)さんのお宅に集まって具体的

 な打ちあわせをしました。

 いうまでもなく、この会の主役はあくまでも参加してくださる

 あなたです。お話し合いの内容を記録としてまとめ、次の世代

 へのメッセージとして、母校にお贈りするのも良いでしょう。

 ちなみに第一高女は21世紀の初めに創立100年を迎える

 そうです。

  上記の趣旨をご理解くださり、「昭和20年の思い出を語る

 会」にご賛同、ご参加のお気持ちがおありのかたは、5月25日

 (木)までに次のような内容で幹事のいずれかへご連絡いただけたら

 と思います。

  ① 話し合いに参加する気持ちがある。(できれば実施の

    方法なども)

  ② グループでの話し合いの際,コーディネーターを引き
 
    受けてもよい。

  ③ 体験記を送りたい。

  ④ 特に○○さんの話を聞きたい。

  ⑤ その他

                    篠崎(松信)孝子


 ♡開催要領

  日時:平成7年7月2日(日) 午前11時

  場所:有隣堂 営業本部ビル 6F会議室

     〒244 横浜市戸塚区信濃町881-16

  費用:昼のお弁当代として約2千円ご用意ください。  以上

 
(つづく)