愚痴るなよ自業自得だろう

冬到来かと思いきや
手緩いくらいのあたたかさ


その柔順なスカイポケットから
何を落しているの

誰にも言わないからここまで降りておいでよ
知りたいんだ



ダッフルコートを謳歌するのはもう少し先になりそうだ


空は迫る






今朝のBGM:BUMP OF CHICKEN　「涙のふるさと」

享楽の月

燃えゆく満月

沸々と溶出した光芒
暗闇を擁していく


こんな夜空の下を歩くなら
きっと透過されるんだ

影絵を騙して
それでもあの月を望む


だって今夜は満月でしょう
信じて会いにきたのでしょう

呼び合う影を

ピンクの斜陽
銀の月


一層呻りをあげる風


見透かされた空


スタッカートの足音を鳴らして
帰路を進む

あの月に捉る前に
あの内側から輝く冷光にあたらぬうちに

ice moon

首を長くして見上げた先に
不自然なほど硬質の月球

凍て付く光を放射して
宇宙の存在を知らしめる


その肌に触れる日がリソース

暖かい日溜まりの中で一緒に手を叩こう

なんて優しくて有効的な言葉なんだろうと
聴く度に掴まれる


信じていい
そういう自分になれる朝



今週は忙しいよ
ポンツカいつ聞けるかな（遠い目）





今朝のBGM:BUMP OF CHICKEN　「アルエ」

いざない色

掬い上げてよその場所まで

いつかの足音

外に出るとびゅんびゅん鼓膜を震わす風

空は幾ばくもの青
遠ざける白
目移りと混沌のスカイライン


今日はとかく眠い
頭の中をメトロノームが拍子を刻む


急かされてるのか
足をとられてるのか


ぼんやり見上げてるうちに
強風に追い立てられた雲層が
逃げるように鳴動していく


行先などキミも知らないのでしょう

眠るのがもったいなくて

ポタポタと草木を屋根を濡らした雨

夜の縁取り
表面張力に弾む灯光

転がる固持


１１月の夜だというのに
外は溜息がこぼれるくらいあたたかい風

失った季節の錯覚を連れて疾駆していく
ハタハタと舞い上げながら


まるでリアリティがなくて
作り置きされた記憶のようで

でもその風を感じながら
珍しく受け入れたんだ



どうしたってワタシで
それが繋がってるんだと

そんな悪くもないか
だってこんな夜に存在してる






夜風のBGM:BUMP OF CHICKEN「睡眠時間」

君は僕に見付かった

やりたいこと
やるべきこと
やりたくないこと

時々どっちか判らなくなるんだ

混乱の季節
木々たちの分身
代替の影




渇いた茜色の葉が
風に揺れてる

さっきまで身を潜めてた太陽が
思い出したように全てを
照らし出した

温かくて
眩しくて
このまま動き出したくないな





寄り道のBGM：BUMP OF CHICKEN
「embrace」

僕がここに在ることは

頭を空っぽにして
曇天の下を歩く

無意識な心が口ずさんでいる

彼らの曲達が
息づいてしまってて
その温度で
自分の場所を知らされるんだ




今日のBGM：BUMP OF CHICKEN「花の名」