北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「高校球児の昔話」について。---------
奈良県北中部/京阪神へ通うサラリーマン家族(100万人)が住む近鉄奈良線沿線の最寄り駅から程近い住宅団地の一角に/とある軽食堂がバス通りに面して/結構昔から営業している。----------
近鉄の駅からバスで2~3区間離れていて/食べ物屋は軽食堂の他には直ぐ隣の小粋な料亭との2軒だけである。----------
開業当初は/近鉄奈良線沿線の住宅地建設ブームで賑わっており/建設業者を相手に夜遅くまでお酒を提供するスナック/バーであったそうだ。だが今ではブームも遠い昔のことであり/近隣のサラリーマンを退職したリタイア人士が朝のモーニング珈琲を飲みに来るのと/昼の日替わり定食を当てにしている/地回りの営業マンなどがお客だそうだ。---------
営業時間は朝はとても早くて午前7時だそうだが/閉店は午後2時と手早く店仕舞いする。---------
この軽食堂はご夫婦で営業されており/店を開けるのと厨房で料理を作るのは奥様の仕事/食材の仕入れと店を閉めるのは旦那さまの仕事だそうだ。---------
軽食堂の営業収支は良くてトントンではと思うが/ご自分のお店でありテナントとして借りていれば賃料が要るが/其れが無いので遣って行ける模様だ。---------
12時過ぎに訪れても客が少なくて/日替わり定食を注文し/食後のコーヒーを飲むまでの小一時間をゆったりと過ごせるので快適そのものだ。--------
実は此処の旦那様が元高校球児で2度の甲子園出場をなさったと奥様から聞いていた。その旦那様が食材を手に店に来られたので/野球に話を向けると/表題の通り/昔話を語って下さった。--------
高校1年生でレギュラーピッチャーであったが/肩を痛めたと云う。野手に転向して大学まで野球をなさったが/この話は又機会があれば後日伺うのを楽しみとすることにした。