奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2629)

2023-11-04 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「太平洋戦争提督たちの決断(半藤一利著・PHP新書2023刊)」を読んだ。半藤一利(はんどうかずとし1930~2021)氏は、東大(文学部)卒/文藝春秋入社。“漫画読本/週刊文春/文藝春秋”編集長/専務取締役を経て、作家。1993“漱石先生ぞなもし”で新田次郎文学賞/1998“ノモンハンの夏”で山本七平賞/2006“昭和史1926~1945/昭和史戦後編1945~1989”で毎日出版文化賞/2015菊池寛賞を受賞。--------

この本「太平洋戦争提督たちの決断」の目次は次の通り。“連合艦隊司令長官/山本五十六とミッドウェー攻略作戦(名をも命をも惜しまず/亡国の戦いを戦い抜く覚悟を定めた連合艦隊司令長官/大本営の長期不敗の態勢などは痴人の夢/短期戦で終わらせなければ/亡国あるのみ)”、“米太平洋艦隊司令長官チェスターミニッツとミッドウェー海戦(孫子の兵法を近代の戦争において実践した敵将ミニッツ/連戦連勝で太平洋王者となった南雲機動部隊と重い十字架を背負わされたミニッツ大将)”、“遠すぎた提督高須四郎/代行指揮を執った750時間(連合艦隊司令長官の搭乗する飛行艇の消息が全く不明となった/危急の戦時下と平時とを同じに考えているような人事で高須大将に連合艦隊の指揮権が委ねられた)”、“レイテ沖海戦の司令官たち/豊田副武司令長官と4人の主将(不適当なりや否やと昭和天皇に尋ねられた海軍大臣/敗因は無謀で容易に理解し難い作戦計画そのものにあった)”----------

この本「太平洋戦争提督たちの決断」の内容紹介文は次の通り。日米両軍の死闘に見る歴史の教訓と人間ドラマ。万策を練り/戦闘を指揮し/決断を下すのは/指揮官その人の人間性なのである。どんなに強大で/精緻なメカニズムを誇る軍隊があっても/戦うのは人である。其処には人本来の過誤/油断/疲労/迂闊さ/そして不信や不手際が付き纏う。太平洋戦争で火花を散らした日米の司令官たちの能力と資質と人間性に/歴史探偵が肉迫する。-----------

半藤一利から出版社が生前に預かっていた遺稿が/この本「太平洋戦争の提督たちの決断」であるようだ。

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