奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2634)

2023-11-09 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「旅行者の朝食(米原万里著・文藝春秋2002刊)」を読んだ。米原万里(よねはらまり1950~2006)女史は、東京外大(ロシア語科)卒/東大大学院(露語露文学)修士課程修了。1980設立のロシア語通訳協会の事務局長を務め/1995~1997同会長。元ロシア語会議通訳/作家である。1959~1964(少女期/プラハで暮らし)ソビエト学校に学んだ。著書に“不実な美女か貞淑な醜女か(読売文学賞)”、“魔女の1ダース(講談社エッセイ賞)”、“嘘つきアーニャの真っ赤な真実(大宅壮一ノンフィクション賞)”、“オリガ・モリソヴナの反語法(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)”がある。---------

この本「旅行者の朝食」の目次は次の通り。“卵が先か/鶏が先か”、“ウォトカを巡る2つの謎”、“旅行者の朝食”、“キャビアを巡る虚実”、“コロンブスのお土産”、“ジャガイモが根付くまで”、“トルコ蜜飴の版図”、“夕食は敵にやれ”、“3つの教訓と1つの予想”、“ドラキュラの好物”----------

この本「旅行者の朝食」の内容紹介文は次の通り。“ツバキ姫”との異名をとる著者(水分無しでも/パサパサのサンドイッチを/あっと言う間に食べられると云う特技のために)が/古今東西/主にロシアのヘンテコな食べ物について/蘊蓄(うんちく)を傾けるグルメ・エッセイ集。“生きるために食べるのではなく・食べるためにこそ生きる”をモットーに美味珍味を探索する。----------

米原万里女史は執筆当時52歳で/未だ未だお若かったのだろう。しかし当時/既に病魔に侵されておられたようだ。もう少し長命であったならと惜しまれる人物だったと思った。

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