北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「徳川家康・弱者の戦略(磯田道史著・文春新書2023.2.20刊)」を読んだ。磯田道史(いそだみちふみ1970生れ)氏は、慶応大学大学院(文学研究科)博士課程修了/博士(史学)。国際日本文化研究センター教授。-----------
この本「徳川家康弱者の戦略」の目次は次の通り。“境目の土地/三河と云う運命(フォッサマグナと陸の潮目/松平家のルーツ)”、“信長から学んだ/力の支配とその限界(二人の運命を変えた桶狭間/信用と云う富)”、“最強の敵/信玄が齎した共進化(武田家はなぜ強いのか/物見/透破/築城)”、“二つの滅亡/長篠の合戦と本能寺の変(勝利のカギは柵と弾薬/強みが弱み)”、“天下人への道(あてにならない同盟相手/12万5千対1万7千)”-----------
この本「徳川家康弱者の戦略」の内容紹介文は次の通り。徳川幕府が260年隠してきた真実を暴く。信長/信玄そして秀吉。圧倒的な強者を相手にしてきた家康は常に弱者だった。それが何故天下人となったのか。其処には弱者だから取り得た戦略/ライバルからの旺盛な学びがあった。第一人者が家康の実像に迫る。家康は最初から天下を目指した訳ではなかった。戦国一の激戦地域に生れ/頼みの今川義元はまさかの戦死。織田信長との同盟は苛酷を極め/最強の信玄軍団には攻められる。家康の人生は厳しい選択の連続だった。----------
磯田道史氏は、国際日本文化研究センターに居を構えて/研究生活に余念が無い。既にファンも多く/今後の益々の活躍を祈っている。