北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「企業と経済を読み解く小説50（佐高信著・岩波新書2021刊）」を読んだ。佐高信（さたかまこと1945生れ）氏は、1967慶応大学（法学部）卒、現在は評論家/東北公益文科大学教授。-------
この本「企業と経済を読み解く小説50」の目次は次の通り。“巨悪の実態/原発利権（原子力戦争/田原総一朗/ザ原発所長/黒木亮/原発ホワイトアウト/若杉洌/まかり通る/小島直記）”、“政財界の裏側（小説佐川疑獄/大下英治/金色の翼/本所次郎/小説経団連/秋元秀雄/戦略合併/広瀬仁紀/小説談合/清岡久司/金環蝕/石川達三/生贄/梶山季之/戦争と人間/五味川純平）”、“増大する資本と欲望/巨大資本を巡る（小説ヘッジファンド/幸田真音/ハゲタカ/真山仁/頭取敗れたり/笹子勝哉/小説日本銀行/城山三郎/小説大蔵省/江波戸哲夫/果つる底なき/池井戸潤/ザロスチャイルド/渋井真帆/ピコラエヴィッチ紙幣/熊谷敬太郎）”、“欲望の行方（小説総会屋/三好徹/虚業集団/清水一行/白昼の死角/高木彬光/火車/宮部みゆき）”、“会社国家ニッポンの歪み/企業のモラルを問う（トヨトミの野望/梶山三郎/大阪立身/邦光史郎/19階日本横丁/堀田善衞/忘れられたオフィス/植田草介/炎熱商人/深田祐介/商社審査部25時/高任和夫/空の城/松本清張/海の牙/水上勉）”、“業界の深奥（遠い約束/夏樹静子/銀の虚城/森村誠一/ＭＲ/久坂部羊/マネーハンター/安田二郎/小説スーパーマーケット/安土敏/震える牛/相場英雄）”、“組織と人間/会社を告発する個人（沈まぬ太陽/山崎豊子/日経新聞の黒い霧/大塚将司/紙の城/本城雅人/何時も月夜とは限らない/広瀬隆/管理職の叛旗/杉田望/会社を喰う/渡辺一雄/懲戒解雇/高杉良）”、“社員という人生（風は西から/村山由佳/不揃いの林檎たち/山田太一/夕陽丘三号館/有吉佐和子/食卓のない家/円地文子/わが社のつむじ風/浅川純）”-------
佐高信氏の経済小説/お奨めガイド本であり、戦後直ぐから現在までの70年を越える時代の中から50冊を選んでいる。読者自身/既読の本もあるだろうから、楽しく読めると思った。
