奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1996)

2022-02-09 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「空気を読む脳(中野信子著・講談社α新書2020刊)」を読んだ。中野信子(なかののぶこ1975生れ)女史は、東大(工学部応用化学科)卒、同大学院(医学系研究科/脳神経医学専攻)博士課程修了、医学博士。フランス/ニューロスピン勤務後、脳/心理学をテーマに、社会事象を科学の視点を通して明快に解説し、多くの支持を得ている。現在は東日本国際大学教授。専門は脳科学/認知科学。--------

この本「空気を読む脳」の目次は次の通り。“犯人は脳の中に居る/空気が人生に与える影響とは”、“容姿や性へのペナルティ/呪いに縛られない生き方”、“褒めるは危険/日本人の才能を伸ばす方法とは”、“幸福度が低い訳がある/脳の多様すぎる生存戦略”---------

この本「空気を読む脳」の内容紹介文は次の通り。醜い勝ち方より美しい負け方が好き/不倫は懲らしめるべき/雇うなら体育会系男子という企業意識/なぜイケメンの方が美人より会社で得なのか/今が幸せと感じられないし将来も不安で仕方ない/同調しないと怖い/日常の様々な現象の背景には脳の影響がある。相手の気持ちを察するのが上手い日本人/それを“空気”を読むと云う。優れた協調性/絆の深さ/恩や恥を感じる心にも繋がる。でも逆に、周りの空気が私たちに生き辛さ/不安/忖度する心/バッシングの快感を生じさせる原因にもなる。人を引き摺り下ろす快感/ルールを守らない人間を懲らしめたい欲求。褒める教育はエリートが行なう捏造/改竄の裏に、誤った褒め方がある可能性が分かりました。留学に挑戦する人が減ったのは何故か/女性が婚活に悩むのは何故か/何故13年連続でイグノーベル賞を取れたのか/何故日本は長寿国なのか。脳の中に私たち自身を読み解く鍵がある。--------

中野信子女史は、理系の応用化学から文系的な学問分野へ転じられており、その論考はかなり信用が出来そうである。空気を読むのが日本人の専売特許の如き書き方ではなくて、具体的に事例を上げて論じており、分かり易い。

コメント
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