北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「わたしの山小屋日記(春)~動物たちとの森の暮らし(今泉吉晴著・論創社2012.5刊)」を読んだ。今泉吉晴(いまいずみよしはる1940生れ)氏は、東京農工大学(獣医学科)卒、都留文科大学名誉教授。動物学者/著述家。山梨/岩手の山林に山小屋を建て、植物の手入れ/畑作りをしながら、モグラ/野ネズミ/リス/ムササビ/森の小さな動物たちの観察/研究を続けている。------
この本「わたしの山小屋日記(春)」の目次は次の通り。“春/新生の季節”、“春の雪から現われた謎の物体”、“雑草が作物より美味なのは何故”、“チビちゃんの命で輝く森”、“森の水がワサビを育てる土砂を運ぶ”、“古い果樹園を助け出す”、“わたしを信頼してくれている証拠”、“ムラサキケマンは食べ尽くされる”、“鳥と人が気付き合って生まれる交流”、“森は自然の図書館です”--------
この本「わたしの山小屋日記(春)」の内容紹介文は次の通り。山小屋に暮らすナチュラリストが見付けた身近な動物たちの知恵を探る楽しみ、自然との交流が齎(もたら)す不思議な心の動き。生き物たちとの掛け替えのない日々を深い愛情を込めて描き出す、瑞々(みずみず)しい里山の動物誌。--------
今泉吉晴氏は、この本「わたしの山小屋日記(春)」をシリーズ第1巻として2012.5に上梓し、春夏秋冬の残り、夏秋冬の3巻も2カ月おき2012.7/2012.9/2012.11に発刊されている。多分出版社とこれまでの永いお付き合いがあってこそ実現した本であり、今泉吉晴氏が個人的にどうしても出版したかったのだろうきっと。ハードカバーで写真も豊富、良い本だと思った。