Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

晩秋の青山、伊東マンショの絵

2017年12月08日 | お出かけ


薬膳料理、南青山エッセンスでランチを頂きました。
小さなお店ですが、国際薬膳調理師の資格を持つシェフが化学調味料は一切使用せず、
契約農家から取り寄せた野菜で作っているのだそうです。
薬膳スープや雑穀米のお粥など控え目な味付けで、いかにも体に優しそうな感じ。



ブラブラ歩いて神宮外苑に。
銀杏並木ももう殆ど見納め、風に無数の黄色い葉っぱが舞っていました。
キハチのオープンテラスでお茶をしたら、隣のテーブルに3匹のワンコが。
ゴールデン・レトリバー、ゴールデン・ドゥードル、フレンチ・ブル。
大人しくて可愛いなあ。
たっぷり撫でさせていただきました。



その後、イタリア文化会館での上映会「時の旅人-伊東マンショ 肖像画の謎-」に。
安土桃山時代の天正遣欧使節、伊東マンショの肖像画を巡ってのドキュメンタリー映画。
1585年のベネチア訪問時にドメニコ・ティントレットが描いたというこの肖像画、
数年前にイタリアで見つかったのです。

当初、大画家ティントレットの作だとされていたようですが
その後、X線撮影で襟や帽子が、彼の没後に流行した形に描き直されていることが確認でき、
息子ドメニコによるものと結論づけられたのだのだそうです。

いずれにしても、当時の貴族用の立派な服をまとって生き生きとした表情をしたその絵は
当時のベネチアで、彼らが歓待された様子を物語っているようです。
この時、マンショはまだ16歳。
途方もない時間をかけて船で欧州に渡り、8年かけてポルトガル、スペイン、イタリアなどを廻って
見知らぬ世界で見聞を広めたのに、帰国して残酷な現実が待ってるなんて
夢にも思わなかったでしょうね?
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「永遠のジャンゴ」

2017年12月06日 | 映画


ジャズギタリストのジャンゴ・ラインハルト(レダ・カデブ)。
ジプシーの音楽スタイルとアメリカのスウィング・ジャズを融合させた音楽スタイルを生み出し、
ジミ・ヘンドリックス、サンタナ、BBキング、エリック・クラプトン等から
「ギターの神様」と呼ばれていたといいます。
その彼の、第二次世界大戦中の2年間を追った物語。
ジャンゴは戦時中もパリの名門ミュージックホールで演奏し、人気を博していたが
ドイツ占領下のフランスでは、ナチスによるジプシー狩りが始まっていた。



冒頭、森の中で薪用の小枝を拾っていた少年にいきなり銃が突き付けられ、
息を呑みます。
その少年も、たき火の周りでギターを弾いていた老人も、問答無用で撃たれる。
ナチスの迫害はユダヤ人だけでなく、ゲイやロマ、障害者などにも及んでいたのですね。



しかしこの映画、時系列があちこちに飛んで、ストーリーは分かりにくい。
ジャンゴの生涯と音楽を描いてくれるのかという期待は、無残に打ち砕かれます。
ジャンゴの性格や、周りの人との絡み方もそれほど掘り下げてはくれない。
結局のところ、ナチスのロマへの迫害と鎮魂がそのテーマか。



それでも、火事で負った火傷の為に左手の薬指と小指が麻痺する障害を抱え、
たゆまない練習で独自の奏法を確立したというジャンゴは凄すぎる。
現代のジプシー・ジャズの最高峰といわれるローゼンバーグ・トリオが
この映画の中の全ての楽曲の演奏をしたのだそうです。
その音楽だけでも、聴く価値はあります。

「永遠のジャンゴ」 http://www.eien-django.com/
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硬いのと柔らかいのと

2017年12月05日 | グルメ
久しぶりにPAULのサンドゥイッチを頂きました。
こちらの「アンシェン・ジャンボンクリュ」という、生ハムとレタスとトマトを挟んだ
シンプルなバゲットサンドが私は好きなのです。
黒塗りの外装の店構えや、何処かノスタルジーを感じさせる内装も好きだったのですが
これが本国フランスと同じだということを、パリでこの店を見て知ったのでした。



改めてお店のHPを見てみたら
”1889年にフランス北部の街リールに誕生し、日本に上陸したのが25年前。
 日本化せず、フランスに忠実に再現しているのは材料、製法、技術だけではなく、
 19世紀のフランスをコンセプトにした店舗デザインも直輸入”なのですと。

しかしこのバゲットサンド、美味しいのだけど
パリッと硬い皮のバゲットに挟んであるので、食べるのは中々容易ではない。
今の私にはかろうじて食べられるけれど(若い時ほど簡単ではないが)
この先、歳取ったらどうなるのだろう?
フランスのお年寄りはどうしているのだろう?と思っていたら…



先日、フランスでも硬い皮のバゲットが敬遠される傾向にあるという記事を読みました。
なんと、パリにも日本式食パンの店もできたのだそうです。
ちょっと極端な記事という気もしないでもないですが。


PAUL https://www.pasconet.co.jp/paul/
カリカリ皮のパン「バゲット」の意外な不人気 http://www.sankei.com/world/news/171128/wor1711280014-n1.html
コメント (8)
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水墨画展ともふもふニャンコ

2017年12月03日 | お出かけ
武蔵野文化センターで開催中の、友人の水墨画展に行って来ました。
相変わらず勢いのある筆使いは、息を呑むほどに素晴らしい。



この水墨画を描いていらしている方は、もう傘寿を超えているのに本当にお元気。
SNSで長年お付き合いしている友人が7人、その場に集合しました。



その後、見晴らしの良い練馬区役所の20階の展望レストランでお喋り。
そこからご近所の、その中の別の友人宅にお邪魔し、
ウイリアム・モリス柄のカーテンやランプシェードのある居間で
トトロのシュークリームと某作家の40周年記念というありがたい紅茶を頂きました。
230冊という沢山の本を書いていらしているその友人の、大きな書庫も拝見。
珍しい初版本や、昔のごく希少価値のある本など色々と。



でも何より私が嬉しかったのは
愛猫二匹を思いっきりモフモフさせて頂いたこと。
このニャンコ二匹、毛並みもよく真ん丸目で本当に可愛いのです。
弟分のオーリーを守ろうと警戒態勢にあるヴィゴ。
二匹一緒だと防御壁を作って固まっており、触ることもできないので
無理やり二匹を引き離して、触らせて頂きました。
一匹ずつにするとその兄貴猫は、まあ仕方ないかという感じで
ようやく撫でさせてくれるのです。



猫と散々遊んで帰ったら、タロウ、最初は不審そうに私を嗅ぎまわっていましたが
それも数秒、あえなく断念して私に飛びいて来ました。
犬と猫の、なんと違うことよ。
コメント (4)
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