
2015年にスウェーデンで大ヒットしたという、「幸せなひとりぼっち」(フレドリック・バックマン原作)。
トム・ハンクスを主演にした、そのハリウッド版リメイク作品です。
スウェーデン版が私はとても好きだったので、つい比較しながら観ました。
オットー(トム・ハンクス)は年中不機嫌な顔をしていて、近所をパトロールして少しでもルール違反した者を見つけたら怒鳴りつける頑固爺さん。愛する妻に先立たれ、生きる希望を失くした彼は何度も自殺を試みるが、その度に越してきた隣人マリソルに妨げられる。マリソルは底抜けに明るいメキシコ系移民で、オットーの思惑お構いなしに子供の世話や運転指導を頼んでくる。オットーは戸惑い、腹を立てるが、隣人一家との交流でいつしか心を開いて行く…

シンプルだったスウェーデン映画にたっぷり枝葉をつけ、膨らませたという印象です。
オリジナルでは、オットーの妻はバス事故で流産もしていないし、そのせいで障害者にもなっていない。
迷い猫もあそこまで執拗にオットーにまとわりつかなかったし、LGBTの少年も出て来なかったし、オットーは最後にあんな遺書も残さなかった。
まあハリウッドの、泣き所を作ることの上手なこと!
そう冷めた目で思いながらも、涙が止まらないのはどういう訳だ!?

スウェーデン版では、サーブ愛好家の主人公が、ボルボ派の友人とそのせいで仲たがいまでするという設定でしたが、ハリウッド版では、シボレー・クルーズ愛好家のオットーとフォード派の友人という設定。
絶交したことを後悔したオットーが仲直りに行くと、友人はフォードからトヨタ・セリカに買い換えており、それを見たオットーは再び絶交してしまう。
いやあれはトヨタが許せなかったというよりは、友人が志を貫かないことが許せなかったのだと、日本人としては思いたいところです。

オットーの青年期を、トム・ハンクスの実の息子トルーマン・ハンクスが演じたということで話題になったようですが、ビックリするくらい似ていないのです。
実の親子ならいいというものではないのですね。
にしても、私は「エブエブ」よりはこういう作品の方がずっと好きなのだと、つくづく思いました。
時間とお金を返して!という感じでした。
あれがアカデミー賞とはねえ…💦
こちらは分かりやすくハリウッドでしたね。
私もオリジナルの方が好きでしたが。
「トランボ」もよかったです。
あの有名な「ローマの休日」にそんな裏話があったとはね?
良い意見も悪い意見もありますが面白い人には面白いのでしょうか。
興味はあるけれど、そのうち観るかも、にしておきます。
本作
ハリウッドですね~。
少し前NHKBSで放送していた「トランボ」
録画してあったのを観ていますが、アメリカ映画の底力を感じます。
でも、オリジナルのほうが好みです!
あの偏屈爺さんのアジア人蔑視は酷かったですね。
rice eater(米喰い虫)と言っていたような。
オリジナル版、よかったのですよ。
スウェーデンでは大ヒットしたのですって。
もっとずっとサッパリしていましたが。
さすがです!我が日本人としてはあのシーンに対しチョット複雑な思いがありましたから。
「グラン・トリノ」のイーストウッドはトヨタを名指ししてましたもんね。
こういった小粒な映画でも心に染みるならどんどん観たいです。
オリジナル版はまだホンの数年前の映画だったんですね。
私はトム・ハンクス、特に好きでも嫌いでもありません。
強いて言うなら安心感があるかな。
出演する映画をかなり選んでいて、彼が出る作品なら間違いない、という安心感。
ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズは、
ちょっと違うんじゃないかという気がしましたが…
原作では、凄くかっこよい教授のようでしたので。
っておっしゃってるし…ジュリアさんも
観たいって思ってたっていう…
《オットーという男》何かの映画を観に行った
時に宣伝してました。
実は…トム・ハンクスが…死ぬほど嫌いなんです(笑)
あの…賞を獲ってやるっていう演技が…
賞が獲れるだろう作品。
そういう作品にしか出演しない感じがして…(笑)
なので…トム・ハンクスの映画…
映画館でちゃんと観た事一回もないかも。
上映館も上映回数も少ないんですよね。
しかも早くに終わっちゃうみたいで…
レンタルになるのも早いのじゃないかな?
「エブエブ」の2時間半を返して~!と思っちゃいますw
これこれ!
観に行きたかったのですが
既に夜の上映しかなくて・・・
レンタルまで待つことにしました
>「エブエブ」よりはこういう作品の方がずっと好きなのだと
ものすご~~~~くわかります! 笑