Zooey's Diary

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もっと大きな声で叫んで!

2010年02月25日 | 社会
フィギュアSP、真央ちゃんよく頑張りましたよね。
ミキティもあんなに頑張ったのに残念。
摂食障害を乗り越えた金魚のような顔の鈴木選手も
個人的に応援してたのでちょっと残念。
フリーでなんとか逆転して欲しいものです。

昨夜のTV番組「ベストハウス123」で
「女は強いぜスペシャル」という特集をしていました。
その中で、黒人女性で初めてスーパーモデルになったワリス・ディリーを
取り上げていました。

ソマリアの貧しい家庭に生まれ、厳しい女性差別の元に育ったワリス。
13歳の時、ラクダ5頭と引き換えに、60過ぎの男性と結婚させられそうになり、
その前夜家出して、砂漠を何日も歩いて逃走、奇跡的に親類の家に辿り着く。
その後、別の親類がロンドンに行くのにメイドとしてついて行き、
そこで読み書きを覚える。
ウエイトレスなどをしながらなんとか暮らしている時、有名なカメラマンに見出され、
その後世界のスーパーモデルとなる。

それが番組で紹介された彼女についてのあらましなのですが
残念だったのは、女子割礼について触れられなかったこと。
ワリスは、アフリカの悪しき風習、女子割礼の犠牲者なのです。
しかもそのことを大きな声で世界に報告した、珍しいアフリカ女性なのです。
女子割礼とは、女性器切除(Female Genital Mutilation略称FGM)とも言われ、
主にアフリカを中心に行われる、女性虐待とされる批判のある風習です。 
その目的は、大人の女性への通過儀礼とか結婚の条件とか色々あるようですが
許せないのは、女性の外性器を取り去り性感を失わせることで、女性の性欲を
コントロールするため、という説。
しかも非常に原始的な方法で不衛生に行われるために、一生それに苦しめられる
女性は少なくないのだとか。

ワリスも、
”その後もロンドンで縫合部分を開ける手術を受けるまで苦しみ続けた。
排尿、月経による激痛に何度も気絶し、精神的苦痛は生涯続く。
現在の夫に出会うまで、割礼が原因となり恋ができなかった。”(Wikiより)
なので彼女は、そのことを「砂漠の女ディリー 」という本に書き、
この悪しき風習の根絶を、世界に訴えているのです。

私はたまたま以前FGMに興味を持って、この本を読んだので知っていたのですが
そんなこと知らない人も多いでしょうに。
せっかくワリスのことを取り上げたのなら、FGMのことにも触れて欲しかったなあと
思うのです。
あまりに残酷すぎて、日本のお茶の間のテレビ鑑賞には不適と
されてしまったのでしょうか…

砂漠の女ディリー
コメント (2)
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