困った困った・・・

2009-05-31 22:49:10 | 独り言&拾いもの



 去年の暮れ頃から、眼鏡のコーティングが完全にはがれてしまい、いくら洗浄しても曇りが取れないに等しい状態になってしまった。見た目は良くないけれど、この程度の曇りならば見る分には差支えないので、そのまま使っていた。
 しばらくすると、次なる問題が生じた。自分の眼鏡は、つるの部分がセパレートになっていて、耳にかける部分が差し込みの受けになっている。ここがゆるゆるになり、360度あさっての方向にくるくる回ったり(上写真)、ともすれば何かの拍子でスポッと抜けてしまうのである(文末の写真)。最近だと、バイク走行中にヘルメットの中で抜けてしまい往生した。
 一般的な眼鏡は、つるが一体になっているが、耳にかける部分がフレキシブルに動けば、使う人の耳の形に合わせて角度を変えられるので、耳への当たりもマイルドになる。買った当初は、可動する部分が非常に硬かったので、眼鏡屋さんで自分の耳に合わせた後は、動かした記憶がない。
 ところが、長年の酷使により、受け口のゴムが片側半分擦り切れてしまい、差し込みの軸も半分近く露出しているではないか。もはや限界だ。これ以上擦り切れてしまえば、差し込むこともできなくなる。この時点で初めて、買替えを考えることにした。

 ところで同じ頃に、電気シェーバーのバッテリーがいかれてしまった。フル充電しても翌日にはバッテリーが上がってしまい、使いものにならないのだ。こちらの方は、徐々にではなく、5月の半ば過ぎに一気に使えなくなった。
 眼鏡は5年以上、シェーバーは確か10年以上使っている。そんな按配だから、耐用年数が来ても不思議はないが、同時に駄目になったのが財政面で非常に痛い。夜勤のときにも困るので、しぶしぶ家電量販店にシェーバーを見に行った。
 今、テレビでも宣伝しているパナソニックの4枚刃を買おうと思っていたのだが、これが何と、洗浄器付で4万円以上もするではないか! 勝手に予算を1万円と決めていたニワトリさんが世間知らずなのかもしれないが、髭剃りってこんなに高かったっけ?

 4枚刃の剃り味に感動しながらも、その日は買わずに店を出たのだが、その翌日・・・今度は眼鏡を買いに行き、またまたぶっ飛んでしまった。
 今使っている眼鏡が結構高価だったので、「レンズは無料」という宣伝文句に惹かれ、大手メガネ店に飛びこんだのだが、店員曰く「無料のレンズは、はっきりいってお勧めできません」「・・・・・・?」
 「だったら、この広告は悪質なおとり広告ではないか!」と思ったが、「あくまでも、お客様の意思ですが・・・」と、逃げ道をちゃんと用意している。この時点で席を立っても良かったのだが、さんざん時間をかけて視力やら何かを測った後だっただけに、他店で同じ手間を繰り返すことを考えたら、もうどうでもよくなり(それが店の手かもしれない)、ただではないレンズをつけることにした。しめて42000円! すっかり忘れていたが、今の眼鏡より3000円安かった・・・。

 眼鏡とシェーバーを買替えるだけで8万円超・・・リコーGX200を買ってお釣りがもらえる! 欲しいものにはお金の糸目をつけないくせに、そうでないものには一切お金を使いたくないニワトリさんの金銭感覚は、完全に狂っているかもしれないが(ちなみに、去年は必要にかられて靴を2足買ったが、着るものは下着も含めて1枚も買っていない)、大いに考えこんでしまった。眼鏡=4万円、シェーバー=4万円は、果たして異常な数字なのだろうか、それとも妥当な数字?


 ここまで使えば、いたしかたなし? ところで「山中湖マラソン」ですが、なかなか気持ち良かったです。13.6kmを1時間50分弱で伴走しました。心肺機能の方は問題なかったのですが、体重増が響き、思い切り膝に来ました。特に右膝外側が痛く、階段の上り下りがつらい・・・オマケに、3日前に痛めた脇腹にも来て、捻りや前屈ができません。明日起きるのが怖い?


おっ、ここにもカルガモが! ~羽村市動物公園

2009-05-30 11:08:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 園内をぐるっと一周して日本池の周りを歩いていたら、カルガモの親子が泳いでいました。お母さんがときどき呼びかけるのですが、子供たちは好き勝手な方向に泳ぎ、体が小さいものだから、間仕切りの網と網の隙間をすり抜け、半分はフラミンゴの池に入り込み、もう半分は仕切りの反対側で伸び伸び泳ぎ始めました。「母親はどうするのだろう?」
 少し心配になり、遠目に様子を眺めていたら、母親はフラミンゴの池に入り込んだ子供たちをとりあえず無視して、網をまたいで乗り越え(潜ぅてくぐりぬけるかと思った・・・)、子供たちを呼び寄せ、自由に遊ばせながらも巧みに岸に誘導していきました。写真は「子供たちに追いつき、ひと安心した」ところです。その間、他の子供たちはフラミンゴの肢の間を行ったり来たり泳いで遊んでいました。よくよく考えると、フラミンゴと一緒にいれば、お母さんがそばについてなくても安全なのでしょうね~♪


 しばらくしてから池を覗いてみると、こんなところで羽を休めていました。近くを泳いでいる子供たちもいて、この写真を撮った直後に、全員再び水に入りました。そして一部の子供たちは、またまたフラミンゴの池へふらふらと・・・。

     

(左)首の後ろがムズがゆいと思ったら、何を間違えたのか、ゴマダラカミキリがとまっていました。そういえば、子供の頃も同じ体験をしたことがあったっけ・・・。
(右)「首に何かついてますよ~」と教えてくれた?フンボルトペンギン。


    

笑わず、おすまししていたワライカワセミ(左)と、映画でもお馴染みのワシミミズク(右)


 見事な紫陽花の株を背景に、タンチョウヅルとコハクチョウのペアが羽を休めていました。切り株の上にいるガマガエル(彫刻)は、誰が置いたんだろう?


 明日は(仕事で)山中湖ロードマラソンに参加します! そろそろ出かける準備をしなければならないのですが・・・一周13.6km完走(完歩)が目標です! 


羽村市動物公園のペンギン達 ~旭山まで行かなくても散歩が見られる!?

2009-05-29 22:36:10 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


飼育係がエサ(アジ)の入ったバケツを持って走りだすと、ペンギンたちも一斉に走り出す!


 羽村市動物公園では、午前と午後に各一回ずつ、動物たちにエサをあげることができます。
 【エサやりツアー】では、飼育係と一緒に水鳥、サル、ペンギン、ミニブタ、ヤギ、キリンにエサをあげながら園内を回ります(500円)。【エサやり隊】はミニブタ、ヤギに、【ペンギンランチ】はフンボルトペンギンにエサをあげることができます(各200円)。いずれも有料になっていますが、私は年々予算を切りつめられている動物園への募金だと思っています。募金のオマケにエサをあげられる・・・そう考えると、なんだかすごく得した気持ちになれるから不思議なものです。


 というわけで、10時25分にペンギン舎の前を通り過ぎたときは、このように一か所に固まって、じっと我慢のペンギンたちでした(【エサやりツアー】が、何時頃にここを訪れるかのは不明)。
 【ペンギンランチ】の11時30分が近づいてくると、彼らはかなりそわそわしてきます。じれてフライング(水の中に落ちる)してしまうペンギンや、後ろからじりじり押し出されて水の中に落ちてしまうペンギンも現れます。そうした場合でも、あわてず驚かず、「スィー」と泳いで後ろへ回り、何ごともなかったように隊列に復帰します。


(左)【ペンギンランチ】の時間になりました。1カップにはアジが4尾入っています。平均10カップ売れたとしても40尾しか食べられない・・・アジをめぐって壮絶なバトルロイヤルが始まった?
(右)陸ではよちよち歩きが可愛いペンギンですが、水に入ると本領発揮! その姿は「泳ぐ」という言葉を超えています。ペンギンは水中を飛ぶ鳥だ!


 【ペンギンランチ】が終了すると真打登場? 冒頭の飼育係が渡り板を駆け上がって表に出ると、ペンギンたちも我先に後を追いかけます。先ほど、「陸の上では、よちよち歩き」と言ったけど、このときばかりは「パタパタパタ」走って、後を追う!


 「押すな押すな」の勢いで一気に渡し板を駆け上がる!先頭にいたペンギンは否応なしにそのまま押し出されてしまうけど、後に続く者は・・・。


「勢いで表まで出てきちゃったけど、いいんだろうか?」といった会話が聞こえそう・・・恐る恐る足を踏み出す者もいるし、段差を踏み誤って転倒する者もいました(中央でニワトリさんに似た「どじ」なペンギンがコケてる)。


 束の間、周囲を散歩。嬉々として歩いている者もいれば、「歩くのはいいから、早く食べさせてよ」と言いたげな者もいて、興味は尽きません。歩いている時間ははるかに短いと思いますが、旭山動物園まで行かなくても「ペンギンの散歩」が見られるのですね。むふふふふ(笑う)。 恥ずかしい話だけど、この日初めて知りました。まだ気が早いけど、雪が降ったら、羽村市動物公園に行こう~♪


 このときに、自分もエサをあげたい気もしましたが、見物客も大喜びの「散歩&ランチ」タイムでした!


 殆どのペンギンは飼育係の動きを追いかけていくけど、これ幸いとばかりに戻りたがらず、渡り板の上で最後の抵抗を試みるペンギンには、力持ちの飼育係が渡り板の片側を持ち上げてしまいます。ペンギンたちは「ずるずる」「すう~」と板を滑り落ち、散歩もおしまい! ご苦労様でした~♪


半年ぶりの羽村市動物公園 ~おかかは元気でしたが・・・

2009-05-28 23:37:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 半年ぶりに羽村市動物公園に行ってきました(GWに寄ったときは1台しかない券売機に長蛇の列ができていて・・・)。美人キリンの「小町」はサバンナ園の奥の方で優雅に佇み、去年の秋に生まれたグラントシマウマの「夢次郎」(手前で草を食べている)はあっという間に大きくなり、ダチョウを追い回すやんちゃぶりを見せてくれました。シロオリックスの子供も、大人と同じ色になりましたね!(生まれたときは茶色かった)


 タクロウが長い舌をベロベロしています。シロオリックスが3頭写っていますが、タクロウの横にいるオリックスは、体が小さいけれど角が結構立派なので、去年の秋に生まれた子供ではないと思います。一方、左端のゲージにいるオリックスの角がかなり短いことから、こちらの方が子供でしょう(オリックスの角は、鹿と違って何度も生えてこない)。瞳もつぶらで、幼い顔立ちをしていました。


 おかかは「なかよし動物園」の所定の位置で待機していましたが、様子がいつもと違う感じ・・・おかか以外の白のシバヤギが1頭しかおらず、フィットネスクラブの看板も取り外されていました。


    

 大人の落ち着きが出てきた?おかか(左)。でも、「エサやり隊」の時間が近づいてくると、例によって南京錠をカミカミし始めました(右)。


    

(左)名物だった「シバヤギの一本橋渡り」が中止されていました。つっかえ棒が見えますね。私は、時間になったら外すのだと思っていたのですが・・・エサが欲しくて興奮したヤギが橋から落下する、といった事故でも起きたのでしょうか? ちょっと残念です。「つな」が階段の上まで登って、一人アピールしていました。
(右)α700のAFは動体撮影が苦手だけど、忙しく動き回るジローを1カットだけ捕えることができました。


    

(左)もう一つ、残念だったのは、白の毛並みが非常に美しかったシンリンオオカミの姿が見えなかったことです。何らかの事情で公開中止にしているだけならいいのですが・・・。
(右)多摩一の美人キリン「小町」。おっとりしたところが可愛く、まつ毛も長~い!


 今年の初めに映画『ミーアキャット』も公開されて、いよいよ身近になったミーアキャット。のんびり日向ぼっこしていました。灼熱の乾燥地帯に暮らす彼らには、涼しい今日の暑さかな?


 羽村市動物公園で一番気になる生きものが、実はこのシマハイエナです。今日はお行儀の良いところを見せてくれました。

 明日はペンギンのお散歩?を紹介します・・・。


国立科学博物館 ~地球館のティラノサウルスと・・・

2009-05-27 23:38:50 | 美術館&博物館など

恐竜界の王者ティラノサウルス(色温度を変えてみました)


 白亜紀に登場したティラノサウルス(暴君竜)の全長は平均12m。大きなものだと15mにも達した地上最大&最強の肉食恐竜は、骨がかなり重かったことから「敏捷な動きは不可能」とされ、極端に退化した前肢からもハンティングには不向きで、[主に屍肉を漁っていたのだろう」と、一時期言われていました。映画『ジュラシック・パーク』では、縦横無尽に暴れ回っていたけれど、「目がよく見えず鼻も利かない」という制約を負わされていたっけ・・・。
 実際のティラノサウルスは、森やブッシュに潜んで獲物を待ち伏せし、強力な顎と平均15cmもある恐ろしい牙を武器に獲物に襲いかかっていた、と考えられています(近い例だと、ワニさんスタイル)。狩りの成功率はそれほど高くなく、屍肉を食べたり、他の肉食恐竜が捕えた獲物を横取りすることも多々あったでしょうが、食物連鎖の頂点にいたことは間違いありません。通常は単独で行動しますが、母親は子供がある程度大きくなるまで子育てをし、幼体は体温の低下を防ぐために鳥のような羽毛に覆われていたことも、最新の研究から明らかになりました。


(左)地球館B1F展示室入口。人間とバンビラプトルの骨格標本が出迎えてくれる。ジャンプしながら「こっちに、おいで」と手招きしているようにも見えるが、「人間もバンビラプトルも飛べなかった」ことを意味しているらしい。骨にポーズを取らせて寓意を込める手法は、バロック期の解剖学や博物学図鑑に多く見られた。荒俣さんが監修してたりして?
(右)バンビラプトルの生体復元模型。恐竜と鳥はジュラ紀後期に枝分かれして、別々の進化を遂げた。白亜紀後期に登場したバンビラプトルは鳥にならなかった恐竜の子孫であって、その意味で始祖鳥とは決定的に異なる。


(左)肉食恐竜は確かに格好良いかもしれないが、昔から草食恐竜が好きだった。中でも、特撮の神様=レイ・ハリーハウゼンのストップモーション・アニメーションで肉食恐竜と戦い、これを倒したトリケラトプスは贔屓の恐竜だった。
(右)今話題の「草食系男子」の草分け的存在のニワトリさん(単に草食動物が好きという意味だけど)の一番好きな恐竜は、映画やテレビで何度となく肉食恐竜に襲われ命を落としてしまうステゴサウルス!だった。手前のアンキロサウルスも悪くないが、背中の甲冑がかなり身を守ってくれた点で、ステゴサウルスの無力さに敵わない。ステゴザウルスも、尻尾のスパイクを振り回して必死に戦うけれど、抵抗空しく倒されてしまう・・・草食系を好む傾向は哺乳類でも同様で、キリン←ブラキオサウルス、ゾウ←ディプロドクス、サイ←トリケラトプス、カバ←ステゴサウルス?、アルマジロ←アンキロサウルス、シャチ←クロノサウルスから来ていたりして・・・肉食動物も好きだけど、百獣の王ライオン(特にオス)は、はっきり言って嫌い!


 地球館B1ホールは、「恐竜大進撃!」の様相を呈しているが、全長18mのアパトサウルスや、かつては入口ホールにいたティラノサウルスには狭苦しい感じ。アパトサウルスは首を折り曲げずに展示して欲しいし、ティラノサウルスはトリケラトプスと向かい合うとか・・・ステゴサウルスは、一人悠々穏やかに草を食んでいて欲しいナ~♪


 地球館B2Fには、水の中で暮らした絶滅種や、恐竜以前以後の生き物たち、そして人が展示されている。頭上を泳いでいるのは手前から、全長19mのバシロサウルス(左側。クジラの仲間)、同じく19mのティロサウルス(右側。爬虫類)、真ん中右に魚竜(レプトニクス)、中央にガメラ(アーケロン。全長4.5m)、後方にステラー海牛(全長6m)。ステラー海牛は1785年に絶滅した。


 復元骨格が語りかけてくれる地球の歴史に耳を傾けたい。生命はこれまで何度も大量死を迎えてきたが、それはあくまでも天変地異によるものだった。今度のジェノサイドは人間がもたらそうとしている・・・。


 左写真=アメリカマストドンとデイノテリウム(手前)。右写真=コロンビアマンモスとアルシノイテリウム(手前)。彼らはどのように生き、どのように滅んでいったのか?


(左)B1Mに展示されていた魚の化石。自然が造形した奇蹟の芸術作品だ。
(右)常設展は一部しか見学しなかったが、お昼を大きく回ってしまっていた。雨に濡れる「カエルの噴水」の横を通って、中央通りを秋葉原まで歩いた。

 国立科学博物館のHPは、 → ここをクリック


旧本館(日本館)のフタバスズキリュウ

2009-05-27 01:26:26 | 美術館&博物館など

 重要文化財にも指定されている国立科学博物館日本館。本館と呼ばれていた頃は、階段回りの吹き抜け1階に、ティラノサウルスの復元骨格が展示されていた。


 国立科学博物館で開催されている『大恐竜展』の入場料は、大人一人1500円。この金額は、高いと言えば確かに高いけれど、『大恐竜展』の入場券で常設展も観られることを考慮すると、非常に安いと思います。日本館(旧本館)と地球館(旧別館)の展示品を全て見ようとしたら、丸々一日使ってもいっぱいいっぱいだと思うし、その前に(詰めこみ過ぎて)頭がパンクしてしまうでしょう。
 向かって右側の入口にD51-231号、左側の出口にシロナガスクジラの等身大の模型が飾られている国立科学博物館。子供の頃は、万世橋にあった旧交通科学博物館と同じくらい「行くのが楽しい」場所でした。今日は『恐竜展』だったので、常設の展示物も化石関係だけを観るにとどめました(ハチ公のはく製も見なかった)。


(左)ヨーロッパ(行ったことがないけど)にいるのではないか?と錯覚しそうな、旧本館吹き抜けの丸天井。美しいアーチを描く柱に刻まれた彫刻も美しい。
(右)明かりとりのステンドグラスも美しい。電球の傘も重厚で凝っている。


 日本館3階北翼には、フタバスズキリュウの復元骨格と、化石が発見された時の状況を再現した産状レプリカが置かれている。首長竜はかなり好きな恐竜だけど、フタバスズキリュウが発掘されていなければ、そうならなかったかもしれない。


(左)1968年、いわき市でほぼ1体分の首長竜の化石が仰向けになった状態で掘り出された。第一発見者は高校生! 子供の頃にフタバスズキリュウに関する本を読み、自分も恐竜の化石を発見したくなった。
(右)尾と後頭部は侵食により失われてしまい、首は根元から切断され骨も残っていないが、それ以外は非常に良好な状態で発見された。

 

(左)フタバスズキリュウと同じ部屋に展示されていた各種アンモナイト。三葉虫とアンモナイトは化石大好き少年のアイドルで、小学時代に何度か化石堀りに出かけている。
(右)物理で習った「フーコーの振り子」(実験中)。吹き抜けの天井から吊るされたボール(映画『ファンタズム』に出てきたような銀色の球)が枠内を通過する瞬間にシャッターを切った。


メンテナンスのお知らせ

2009-05-26 23:05:50 | お知らせ&お願い&ご挨拶


 明日27日、朝6時30分~10時00分まで、【goo ブログ】のメンテナンス作業に伴い、ブログ閲覧&投稿を始め、【goo ブログ】の全てのサービスが停止するそうです。訪ねてくれた方にはご迷惑をおかけしますが、そういうわけですので、よろしくお願い致します。
 個人的にも、索引を作り直すとか(10000文字を超えると、一杯になってしまう)、去年11月のテンプレート変更に伴い、それ以前に書いた記事のレイアウトを修正しなければならないのですが、そこまで手が回りません。1日が48時間になるか、自分がもう一人欲しいです。分身の術でも使えれば、明日は一人にブログを書かせて、自分は遊びに行けるのに・・・。
(写真は、国立科学博物館所蔵フタバスズキリュウ=首長竜の復元骨格)


大恐竜展(続き)

2009-05-25 23:55:00 | 美術館&博物館など

 全長13mのマシャカリサウルス(竜脚類)と、その手前のアウカサウルス(獣脚類)。全長5.8mの肉食恐竜は、獲物を捕えるための前肢が発達していなかった。マシャカリサウルスの卵や子供を狙っていたのかもしれない。大型モニターには、アウカサウルスが反撃に出たマシャカリサウルスの尻尾に跳ね飛ばされる様子が映し出されていた。


 マプサウルスの親子。マプサウルスは巨体の割に骨が軽く、大型獣脚類にしては珍しく、群れで行動していた。マプサウルスが集団でマシャカリサウルスに襲いかかる迫力の映像も映し出される。


 全長6mのメガラプトルは、鎌のように鋭く巨大な親指の爪で獲物に襲いかかった。集団で狩りをしていた可能性が高く、最強のハンターだったかもしれない。この迫力だから、映画デビューも夢ではない?


 大型モニターをじっと見つめるマシャカリサウルス(の復元骨格)。アウカサウルスを追い払ったところにマプサウルスが現れた! じりじりと間合いをつめられてしまう・・・。


 翼竜たちも腕を広げて滑空する。手前がタラソドロメウス。翼開長は4m。奥がアンハエグラの新種(まだ名前がついていない)で、翼開長は7m!にもなる。


(左)タラソドロメウスのトサカは体温調節の役割を果たしていたらしい。
(右)骨だけの方が迫力がある? すごい歯だけど、この翼竜は 何を食べていたのだろう? オキアミみたいなものを漉していたのかもしれない。


 白亜紀の植物の化石。裸子植物が多いが、竹など馴染みの深いものもある。押し花みたいに美しく、はっきりと形が残っている。化石堀りに行きたくなっちゃった~♪


 ウルトラマンも見学に来た国立科学博物館の『大恐竜展』は6月21日まで! 
 公式HPは、 → ここをクリック
 今夏にはマメンキサウルスもやってくる! 公式HPは、 → ここをクリック


大恐竜展 ~ゴンドワナ大陸の恐竜たち

2009-05-24 23:57:35 | 美術館&博物館など

 マプサウルスの親子(成体と幼体)。このように二頭が寄り添っていると、『ジュラシック・パーク Ⅱ』を思い出しますが、最新の研究では、ティラノサウルスの幼体は鳥のように羽毛で覆われていたと考えられています。マプサウルスの幼体はどうだったんだろう?


 国立科学博物館で開催されている『大恐竜展 ~知られざる南半球の支配者』に行ってきました。あいにくの雨も、新型インフルエンザ騒ぎも、どこ吹く風といった感じで、大変混んでいました。ルーブル美術館展などは大盛況で、長い行列ができていました。フェルメールとラ・トゥールが1枚ずつ来ているみたいなので、観たい気持ちは山々だけど、これだけ混雑していたらちょっとねえ・・・。
 先週と同じように、9時44分の電車を待ったのですが(三鷹で中央特快に乗り換え、御茶ノ水で待ち伏せる例の作戦です)、やってきたのはE233系でした。ショック~~。でも、α700を持っていってよかった~!
 というのも、通常の展覧会と違って、『大恐竜展』は写真撮影可だったからです。確かに、動物園や水族館と同じように、子供たちと恐竜のツーショットを撮れれば喜びますよね~。ニワトリさんもカメラをリュックから出しました。でも、人、人、人・・・で、なかなかシャッターチャンスが訪れてくれません。できるだけ、人が切れた瞬間を狙って撮影するようにしました。カメラのモニターでは綺麗に撮れていたのに、パソコンで確認するとブレている写真も結構あり、ちょっと残念・・・!


 最初にお出迎えしてくれるのが、南極大陸で最初に命名されたクリオフォサウルス(凍ったトサカトカゲ)。全長7m。ジュラ紀前期の肉食恐竜の中では最大級の大きさだった。頭の上にニワトリのようなトサカがある。復元標本は今にも動き出しそうだ。



(左)吾輩は(発見されたばかりで)まだ名がない。三畳紀(二億五千年前)というとても古い時代を生きた。全長1.5m。獣脚類の祖先にあたる。あのティラノサウルスも、吾輩から進化した。
(右)ウネンラギア(不完全な鳥)。鋭い爪や骨格から、ラプトルの仲間ではないかと思ったが、前足の骨格が鳥類の翼と同じように曲げることができるような構造になっていて、羽毛も備えていたらしい。獣脚類の恐竜もまた様々な形態に進化していったが、白亜紀後期になるとティラノサウルスのような大型肉食恐竜以外に、ウネンラギアのような恐竜が出始め、彼らが鳥類へとダイナミックに進化してゆく。


 ニジェールサウルス(右)とアンガトラマ(左)。共に白亜紀前期。ニジェールサウルスは巨大化した竜脚類の仲間だが、全長10.5mと小さく、首も短い。地面付近の草を食べていた。被子植物の時代がやってきたが、二ジュールサウスは大型のディプロドクスより、環境に適応することができたのだろう。アンガトラマはスピノサウルス(『ジュラシック・パーク Ⅲ』の勇姿を思い出しますね)の仲間だけど、それほど大きくなく、全長6m。


 映画と違って、スピノサウルスがティラノサウルスを倒すことはあり得ないそうですが(時空を超えて戦ったとして)、格好良い恐竜ですよね~♪

 今から11年前にも、知られざるゴンドワナ大陸の恐竜展があり、ティラノサウルスよりひと回り大きなギガノトサウルスも展示されました。時刻は真夜中を越し、国立科学博物館では、今頃彼らが動き始めている?(常設館の恐竜達と合流したら、大変ですね~)。とりあえず、今夜はここまで・・・。


カルガモのヒナも生まれた! ~久しぶりの井の頭自然文化園

2009-05-23 23:58:16 | 自然&いきもの+ゾウのはな子

全部で何羽いるでしょう?


 土曜日は午後から仕事だったので、久しぶりに「アオガエル」君を走らせ、井の頭自然文化園に行ってきました。(本当は良くないのだけど)シャツ1枚で出かけたら、合計1時間そこそこしか走っていないのに、グローブの跡がくっきり浮き出るくらい日焼けしてしまいました。今でも少しヒリヒリします。
 日差しはそれくらい強烈で、実に暑い一日でしたが、場所によっては驚くほど温度が異なります。夏にバイクに乗るのは苦行に近いのだけど、それでも時折、「おやっ?」と思うほど涼しい空気に包まれることがあります。日向と日蔭では、それくらい温度が変わってしまうんですね。
 午後は仕事でたくさん歩き、いよいよ日焼けしましたが、木立の中は実に快適で、いつまでも歩いていたいほどでした。東京には、もっともっと天然のクーラー(緑)が必要だね!


     

(左)壁に掛けられた絵にも見えるけど・・・目立たないから面白い?メンフクロウ。
(右)「リスの小径」は開店休業中・・・これ以上暑くなると、地面にペタンと這いつくばる。


    

はな子は、今日も穏やかな笑顔を浮かべていました。体調も良さそうです~♪


キツネもカメラ目線?をくれました。


 今年も、熱帯鳥温室前の池で、カルガモのヒナが生まれました。ヒナたちはお母さんが見守る中、思い思いに遊んでいました。数を当たってみると、何と13羽! 帰宅してからHPを見ると、今年は16羽も生まれたことが記されていました。毎年ここで子育てをしているので、池の前で粘れば、親子の可愛い写真がたくさん撮れるでしょう(残念ながら、ニワトリさんは時間があまりなかった)。途中でカラスに襲われることもしばしばあるそうですが、負けるな~、がんばれ~~!


てんでバラバラに遊んでいたヒナたちが集まり始めました。行進が見られる?


 池の中の、石で囲まれた島?(それとも、子供用のプール? 亀の甲羅干し用プール?)に、1羽のヒナが上陸すると、次から次へとヒナたちが集まってきて、最後は、冒頭の「おしくらまんじゅう」写真(昼寝タイム?)になったのでした~♪