「ムーミン展」に、映画のはしご

2009-05-10 23:46:36 | 美術館&博物館など


 日曜日は、(予告どおり)割と涼しい場所(映画館とデパートの中)にいました。
 9時06分に家を出て、東京駅から日比谷の「シャンテ」まで歩きました。有楽町まで乗らずに東京駅で降りたわけは、今日観る予定の映画『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』と『子供の情景』の前売券を手に入れて、少しでもお金を浮かそうと考えたからです。京橋の「オフィス・デポ」と「シネスイッチ銀座」の窓口で前売券をGETできたので、600円!得しました。
 「シャンテ」で11時05分の『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』を鑑賞後(レバニラ炒めを食べ)東京駅に戻って、10階の大丸ミュージアムで今月18日まで開催されている「ムーミン展」に立ち寄り、その足で散歩がてら神保町まで歩き、岩波ホールで16時30分の『子供たちの情景』を観て、20時頃に帰宅しました。途中、御神輿も見られたし、個人的には非常に充実した一日でしたが、連れがいたら、こんなに忙しく動き回るのは嫌だと言われてしまうでしょうね。これだけ歩いても、たったの?1万3千歩だったのですが・・・。


(左)彼らが「チチチッ」と鳴きながら飛び回る姿を見ているだけで、「今年も帰ってきてくれたんだね~」と嬉しくなります。国立駅北口改札とその近くに、今年も三組のツバメが巣を構えました(家の近所にも帰ってきてるよ~)。
(右)いつの間にか(それとも、前からかな?)明治屋の隣が更地になっていました。新しいビルが建つまでは、側面まで見られるから、いいかもしれません。


      

 去年?新装開店した大丸ビルのエレベータにも、「ムーミン展」の広告が! このイラストは、『ムーミン谷の彗星』(原題は『彗星がやってくる』)の最終章の冒頭に描かれています。
 「ムーミン展」は、良く知られたムーミントロールになる前の姿をしていた『小さなトロールと大きな洪水』から、ムーミン一家不在の『ムーミン谷の十一月』までの「ムーミン」シリーズに、トーヴェ・ヤンソンが挿絵を描いた『不思議の国のアリス』など、多数の原画が展示されていました。
 館内はかなり混んでいて、特に入口付近は渋滞がひどかったので、空いているところからアットランダムに見学していきました。原画はとても小さく、実に細かいところまで描きこまれていることや、見開きのページのどこに収めるかまで厳密に計算されていたことがわかりました。
 キャラクターグッズのコーナーも非常に充実していて、どれもこれも大人の鑑賞に堪えうるものだから、「これも欲しいあれも欲しい」状態に・・・。幸いというか、ニワトリさんはこの時点でバーストしかかっていたので(映画2本とパンフ=4100円。交通費=1000円補充。お昼=820円。映画の前売券4300円=ミッキー・ローク主演の『レスラー』、ロバート・ダウニー・Jr 主演の『路上のソリスト』、予告編で気に入ってしまった『サンシャイン・クリーニング』。「ムーミン展」=1000円。合計11220円も使っていた・・・)、財布が空になったところで打ち止めです。


 東京駅から「岩波ホール」のある神保町まで歩いて正解でした。小川町あたりで笛や太鼓の音が聴こえてきました。「わっしょい、わっしょい」という掛け声が交錯し、四基の神輿が駿河台下の交差点内に入っていきました。今年は神田祭の二年に一度の大祭で、昨日からニュースで報じられていましたが、ライブで見るとやっぱりいいですね~。江戸っ子なのにお祭り好きではないニワトリさんですが(縁日は大好き)、神輿が四方に分かれてゆくまで見とれてしまいました。


     

(左)組(町)が変われば「はっぴ」も変わる。格好良い~♪
(右)見物客の一等賞を進呈します。神輿と同じくらい目立っていました。


 小さなミイや、ムーミンママも非常に魅力的でしたが、涙を呑んで男の子三人のフィギュアだけ買いました(しめて2520円)。よくよく考えてみたら、ニワトリさんの血の中には、(コレクターのヘムル一族の血も入っていそうですが)三人の気質が多分に流れていることに気づきました。
 好奇心が強く、思いこんだら猪突猛進することもあるけれど、優しくて勇気もあるムーミントロール。ちょっとしたことで気分が悪くなるほど臆病で自分勝手だけど、珍しいものや綺麗なものが好きで、自分よりも弱いものに優しいスニフ。自由と孤独を愛し、川のほとりにテントを張って暮らしているスナフキン。冬が来る前に南の国に旅立ち、春に戻ってくる旅人。人に指示されるのが大嫌いで、公園に立てられた禁止事項の立て札を全部引き抜いたこともある・・・これって全部、自分に思いあたるふしが!(楽器ができて、スノークのお嬢さんが隣にいれば、100点満点だけど・・・)


(左)あと、DVD付の図版(1600円)とサクマドロップス(168円)だけ買えました。
(右)ご近所の「ティンカーベル」で、サバラン(280円)を買い、コーヒーを淹れました。「ティンカーベル」は安くて美味しいケーキ屋さんで、サバランも普通に美味しい! 愛用のコーヒーカップは、かなり前から「ムーミン」でした。