国立駅新改札と・・・

2013-01-13 11:44:00 | 鉄道紀行&乗り物


 寝たのが丑三つ時だと、6時には起きようとはさすがに思いません。
 物音がしていたので何となくわかってはいたのですが、8時に目を覚ますと、眼鏡、カメラ(TG1は高いところから落としても壊れない)、マウス、その他もろもろが床に転がっていました。お腹を空かせたくるみさんが、一向に起きない飼い主に腹を立てて「棚から物落とし」を敢行したというわけ。

 腹が減っては戦はできぬ・・・朝食を取り、ネコは朝寝! ヒトは谷保天神まで走ってきました。
 片道約20分・・・Bさんは、この距離を日常的に走っていたんですね。私が敵うはずもありません。往復5km弱くらいかなあ~?



 国立駅は、今朝の始発電車から南口&北口改札が廃止され、連絡通路の中央に統一されました。
 新年会の後、国立駅の南口と北口を結ぶ仮設の連絡通路を通った際に、終電近くだというのに構内がざわついていました。作業員の皆さんが目の前を慌ただしく横切り、サンダーが鉄を切る甲高い音が聴こえて来て、鉄の焼ける匂いが漂ってきます。あと数時間・・・切替わる瞬間に立ち会おうかと思ったけれど、やっぱり起きられなかったです。


(左)まだ殺風景な改札回り。これからお店が増えていくのかな? たまたま、説明を受けている久保素弥子駅長を見かけました。
(右)東京新聞は、以前も国立駅の女性駅長にインタビューしていましたが、数日前にも車椅子利用者が使用しやすいよう改良された多機能トイレを紹介していました(その記事を読んで切り替えを知った・・・)。新設されたエレベーターも、ストレッチャーを入れられる18人乗り!だとか。


 廃止された南北改札。気になるのは北口改札。毎年、ツバメがここに巣をつくるのですが、今年は? 連絡通路や新しい改札回りに新居をつくれたらいいけど・・・桜の頃に見守りましょう。


C 61-20号 ~動態保存で現役復帰!

2012-09-20 23:52:20 | 鉄道紀行&乗り物


 完全に間延びしましたが、水上に戻ります。4時37分の下り始発電車に乗ったニワトリさん、八高線経由で高崎に着いたのが6時45分、上越線に乗り換えトンネル駅の土合に降り(8時34分)、四時間後の12時半に水上に戻ると、改札を出て転車台に向かいました。「SLみなかみ号」(この日はC6120号機)はすでに転回を終え、待機線で昼寝中でした。三時間後に高崎に折り返します。


 

 C61-20号機。JR東日本では、「SLばんえつ物語号」のC57-180号機、D51-489号機に続いて、三番目に動態保存されることになった蒸気機関車です。全部で201両製造されたC57は、1号機も現役で走っていて、ニワトリさんは0系新幹線に乗りに行った際にC57-1にも乗って新山口~津和野を往復しました。180号機にも二度乗ってます。
 C61の製造数は33両と、意外に少なかったんですね。最も多いのが、D51の1120両(5両は台湾向け)で、ダントツ一位です。さすが「デゴイチ」!


 蒸気機関車の格好良さとは?(写真をクリックして下さい)


 

 近くにD51-745機が静態保存されています。上野毛から分解して運んできたのに、雨ざらしは可哀相・・・。


 線路沿いを歩いて温泉街に向かう途中、湘南電車とすれ違いました。「撮り鉄」たちがすでにスタンバッてました。


(左)温泉街は寂れてました。立地は良いのに廃業してしまったホテルです。日帰り入浴でも、ホテルの温泉だと千円から。小さな内湯のみの「ふれあい交流館」(入浴料550円)で汗を流しました。
(右)この橋が渡れたら、向こう岸の温泉に入れたのに・・・(その代わり?シャトルバスが出てる)


 その一方で、アウトドアスポーツの人気が高まってます。谷川岳登山はもとより、写真のラフティングや、体一つで沢を下るキャニオニング、湖でのカヌーに、山頂から舞い降りるパラグライダーまで、何でも揃ってる! バンジージャンプもできます(ニワトリさんは遠慮しますが)。


 機関車がバックでホームに入ってきて、客車と連結されました。出発準備完了!
 というわけで、いそいそ客車に乗り込み、高崎までの旅が始まったのですが、客車の窓にストッパーがついていて、ほんの少ししか窓を開けることができません。これって???
 この日、シートはほぼ満席でしたが、ただ乗っているだけでは(じゃんけん大会はあるけど)、普通列車に乗っているのと全く変わらないじゃん。煙の匂いを嗅ぎ、煤が体について、それで初めてSLに乗ったと自慢できるのでは? 「SLばんえつ物語号」のように、車内アナウンスを入れれば、トンネルの前で窓を閉めてくれる筈・・・。もしくは、C57-1号機のように、客車の最後尾に展望デッキを設けるとか・・・。このままでは宝の持ち腐れだと思ってしまいました。
 途中、何度か写真撮影のための停車をしましたが、煙を感じることなく高崎に到着です。客車を切り離して車庫に向かうC61を見送ってから、往きと同じように八高線で帰りました。


湯檜曽 ~ループとトンネル

2012-09-16 22:30:15 | 鉄道紀行&乗り物


 FBの方では、ニワトリさんの日常実況生中継みたいな様相を呈してますが(プライバシーないじゃん)、ブログではJR上越線の記事を続けます。
 さて、上の写真は、「土合」から一つ手前の「湯檜曽」に戻る際に、進行方向とほぼ直角に交差する形で一瞬視界に入ってくる線路とその先の湯檜曽駅を、走行中の車内から撮影したものです。
 陸橋を渡った向こう側に白っぽいホームが見えるのがわかりますか? ホームの先には赤い色の屋根が見えますが、これは駅前に降りる階段の屋根になります。

 電車は「←方向」に向かって走っているのですが、この後、反時計回りに大きな円を描きながら山を下ってゆき(トンネル内を走行するので景色が見えない)一回転しながら「↑方向」に向きを変え、湯檜曽駅に着きます。列車がこのように360度回転しながら走ることを「ループ」といいます。
 オトコノコだったら、少年時代に図鑑か何かで「ループ」や「スイッチバック」を知って、言葉を聞いただけで「ほわ~ん」と、ときめいたかと思います。ニワトリさんもその一人でしたが、いつしかクールな?大人になりました。何かの拍子にスイッチが入ってしまったのでしょう。数年前から「ループ」&「スイッチバック」を楽しむようになりました。その最中は「世の中に、こんな楽しい乗り物(アトラクション)があっただろうか?」と、胸を躍らせています。はたから見たら、実に気持ちの悪い光景かもしれませんが・・・。
 JR上越線には全国的にも珍しい「ループ」が実に2ヶ所もあって、路線図にも記されているのですが、360度円を描くところがトンネル内なので、線路が交差する僅か数秒以外は実感することができません。
 逆に言えば、だからこそ、この数秒を見過ごしてならないと思うのですが、車両が混んでいたり、うっかりしていたり、見落としてしまうことも少なくありません。撮影に成功するのは三回に一回でしょうか? ベストな位置ではないけれど、今回初めてまともな写真が撮れて、目出度しめでたし。以後は、「見る」ことだけに専念しようと思います。

 

 先ほどの写真を「湯檜曽」のホームから見上げると、こうなります。列車は左から右に向かって走っていき、この後トンネルに入って、反時計回りに大きな円を描きながら坂道を下り、トンネルから出て来ると、小さな陸橋を渡ってホームに入線します。
 当たり前の話だけれど、両方目撃するには1本列車を見送らなければなりません。中央線ならどうってことはないけれど、次発は2時間後・・・。乗り換えまでに既に2時間かかっているので、この一瞬を見るために計4時間待たねばなりません。アホらしい気もしますが、好きな人を何時間も待ったことがありませんか? それにですよ、この「無駄」が実にいいんだなあ~(ビョーキかな?)。



 数分後、山の端を走っていた列車がループをぐるりと回って、ホームに到着しました。8時34分に土合に着き、水上に戻るのは12時半。温泉入ってSLに乗りましょ!

 

(左)湯檜曽の標高は557m。土合が653mだから、標高差は100mもあります。勾配がきつすぎて直線では結べないため、ループ線にして距離を稼いだわけ。複線化の際は、地下70mにホームを設置したので、湯檜曽~土合間を直線で結べたんですね。
(右)階段を下りて右折すると、駅前に出ます。コンクリート打ちっぱなしの入口の奥に、秘密基地(下りホーム)があります。四角いのが建つ以前は立派な駅舎があったのですが、2009年に解体されてしまいました。


 

(左)コンクリートの入り口を真っ直ぐ進むと、ひ~んやりと、天然クーラー(冬はヒーター)の風が・・・。連絡通路は50mほどあります。
(右)下り線ホーム。同じトンネル駅でも土合と比べると、標高差はないも同然。



 土合のトンネル駅は完全に地底だけれど、湯檜曽のそれは片側(水上方面)が地上に抜けている点がポイント。トンネルを抜ければ、焼けるような夏でした。 
 湯檜曽から水上までは3km弱。列車を待つより歩いた方が速い!(途中に温泉もあります)。


  最後に、今一度ホームからループ線を大画面でどうぞ!(クリックしてね)


土合 ~モグラ駅と地上駅 その3

2012-09-14 23:52:00 | 鉄道紀行&乗り物


 何日ががりで(実際は10分)ようやく地上に出ました。「土合」の駅舎と、駅前ロータリーです(砂利が広がってるだけ?)。なかなか立派な駅舎だと思います。
 話の種にするのか、この日も土合駅に寄っていく人を見かけました。殆どの場合、駅舎の写真を撮ると去ってしまいます。せっかく来たのだから、階段を下ってトンネル内のホームまで行けばいいのに・・・(余計なお世話だけど)


 

ズームアップすると、威風堂々としてきません?

三角屋根の内側は無人駅・・・。冬場は、山から降りてきた(と思う)登山客をちらほら見かけます。


 

(右)待ち時間が二時間あるので、周囲を散策しました。沢筋に結構咲いています。
(左)ルアーでヤマメかイワナを狙う釣り人。ヒットはしなかったけれど、来年は自分もやってみようかな?
次の二枚はサムネイルで表示しました。クリックすると、1266ピクセルまで大きくなります。


  樹の枝にかけられたターザンロープが見えるかしら?

 宮沢賢治の「やまなし」を読みたくなる綺麗な沢の水です。


 

 土合駅上り線の地上ホーム。左側に見える線路は待機線(引込線)です。ここで上下線がすれ違うことはなかったと思いますが、貨物線とのすれ違いがあったのかも?


 八月の終わりとは思えない真夏の空の下、上り線を待つ・・・。実は裸になって待合室のベンチに寝転んでいました。


 

 前駅の湯檜曽(ゆびそ)へ戻るのですが、土合~湯檜曽間は数少ない「ループ線」で知られています。ループ区間がトンネル内なのが残念だけれど、ループに入る直前に車内から湯檜曽駅を一瞬見下ろせます。湯檜曽のホームからも、山の端を列車が左から右へ横切っていく様子を見ることができます。そして湯檜曽駅も、土合ほどではないけれど、下り線がトンネル内にある珍しい駅なのです。ニワトリさんは、ループを行く列車とトンネル内の下りホームを見るために湯檜曽にも降りるのですが、殆ど人のは「だからどうした」なのかもしれません。でも、見てもらいまっせ!


土合 ~モグラ駅と地上駅 その2

2012-09-13 09:30:00 | 鉄道紀行&乗り物


 トンネル駅から462段の階段を上がっていくと、だんだん空気が暖かくなってきます。息が切れ、膝が笑っている・・・歳でしょうか?
 自分が何段目にいるのかわかるように、階段の左端には番号が振られています。いいアイデアですね。
「まだこれだけ?」「ここまで来たぞ」と、一喜一憂しながら階段を上りましょう。
 ちなみにニワトリさんは、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」か、ザ・フォーク・クルセーダーズの「帰ってきたヨッパライ」を口ずさんでます。
(「天国への階段」は演奏時間が10分あるので、ちょうどいい? 曲名をクリックすると【動画】に飛びます)
 462段の階段は、5段ごとに転落防止(休憩用にも使える)の踊り場があり、階段の中ほどにはひと休みするためのベンチも用意されています。疲れ度は、東京タワーの大展望台まで階段で上るのと同じくらいでしょうか? この写真だと判りにくいと思いますが、階段を上り切った部分のアーチに、「ようこそ土合駅へ」の文字が記されています。

 続く二枚は、最下段から見上げたときと、最上段から見下ろしたときです。サムネイルで表示したので、クリックして下さいね。
 階段の端のスペースは、工事用リフトの昇降に使われました。トンネル駅の完成後にエスカレーターが設置される筈でしたが、未工のまま現在に至ってます。一日5本しか列車が停まらない駅にエスカレーターを設置するのは無理だと思いますが、その代わりに、日本一長い滑り台でも設置してくれたら、この駅がいよいよ楽しくなると思うのですが・・・無理かなあ?

 土合駅下りホーム。標高536m。30人ほど登頂しました。

 駅舎の標高は653.7m(ここから143m、24段先)。


(左)無事に登る(やっぱ、漢字はこっちかな?)と、「ようこそ土合駅へ」の文字がお出迎え。
(右)最初の渡り廊下、というか橋。利根川をまたいでます。


 

 連絡橋から見下ろす景色。左が上流側で、右が下流側です。待ち時間に、ちょっと行ってきました。釣り人が川を遡っていので、山女魚とかが釣れるのかな? 来年は釣竿を持って行きたいな~。


連絡橋の後半部分は、窓の格子やブロック煉瓦が、その昔小学校で見たような・・・趣があります。突き当り(左写真)まで進むと、「改札口までここから17m」の案内板が! お疲れ様でした~♪


差し込む光を真四角写真で切り取ってみました。


 先ほどの連絡橋と学校の渡り廊下を外から見ると、こんな感じになります。駅前の砂利広場(ロータリー?)の先には、このようにバス停もあります。土合駅を楽しむだけだったら、自家用車(R291)で行くのが(時間に縛られないので)一番簡単だと思いますが、やはり一度は降りてみたい駅です。


 今一度トンネル駅のホームを。ホームは十両編成が有に停まれる広さで、待機線も用意されていますが、現在は使われていないようです。三両編成の短い列車がプラットホームの先(写真の部分)に停まります。どうして中央に停まらないのかな?

 地上の土合駅については、明日の帰宅後にでもレポートします。この調子だと、「わ鐡」に行くまで何日かかる?


土合 ~モグラ駅と地上駅 その1

2012-09-12 23:20:00 | 鉄道紀行&乗り物



 冷房の効き過ぎた車内から駅のホームに一歩足を踏み出すと、ひときわ冷たい空気に包まれました。体感的には冷凍庫の中に入った感じ。「涼しい~」を通り越してます。
 写真はJR上越線土合駅の下りホーム(長岡方面行)です。実際はもっと薄暗く、何かの拍子に霧状の水蒸気が階段を下ってきて、視界がなくなることも・・・。
 この日も、興味深そうに写メを撮っていた人々が階段を登り始めた頃(登山に近い?)、ガスが階段を這うように下っていき、トンネル内に充満しました。霧はすぐに晴れたけれど、なかなか不思議な光景です。

 トンネル駅の土合を訪ねるなら、夏か冬をお勧めします。その理由は・・・
①夏は涼しく冬は暖かいから。トンネル内の温度は年間16~17℃と実に快適。
②18きっぷが使えるから。18きっぷを使えば交通費は2300円と非常にリーズナブルに! ただし、5人で出かけるか、期間中に5回分使い切らないと、元は取れません・・・。
③夏&冬シーズンは、休日限定の臨時列車が毎日走ってくれるから。
 土合駅には一日5本しか列車が停まらないので、下り線で土合に降り(階段を昇って)上り線で水上に戻るとなると、朝8時台に土合に着いても水上に戻れるのは12時半になってしまいます。水上に戻る際に湯檜曽にも降りた場合は、湯檜曽から歩いて水上に戻らない限り、丸々一日かかってしまうほどダイヤが薄いのです。1本の臨時列車のおかげで10時半には水上に戻って来られ、(個人的にはここが重要なのですが)湯檜曽に降りても12時半には水上に戻っているのだから、この時期を利用しない手はありません。休日ならば、高崎~水上間をSLが走っているかもしれません。水上に戻ったら温泉にでも入って、15時半発の蒸気機関車で高崎に戻る・・・なんていうのはいかがでしょうか?
(ニワトリさんは、そのようにして一日を過ごしました)

 

 「出口」と表示された黄色の案内板に従って、トンネル内のホームと直交する通路へ足を進めると、462段の「天国への階段」が姿を現わします(距離は幾らもないが、ホームからは見えない)。
 朝だけの話ですが、下り線の土合着が8時34分で、五分後の8時39分に上り線が到着します。ということは、上り線がやってくるまでの5分間に、462+24階段(距離にすると338+143m)を駆け抜けることができれば上り線に乗車でき、2時間後ないしは4時間後の列車を待つことなく水上に戻って来られるのです。ちなみに、トンネル内のホームから地上まで(休まず普通に歩いた場合)約10分かかります。
 「ミッション5ミニッツ」を試みて成功した人が結構いるそうなので、足に自信のある人は是非!

 

階段麓!の案内板。~ようこそ「日本一のモグラ駅」へ~

 一気に書くつもりでしたが、すいません今日はここまで・・・。


わ鐡の旅 ~また日焼けしてしまいました。

2012-09-09 23:58:36 | 鉄道紀行&乗り物


 森田芳光監督の遺作となってしまった映画『僕たち急行 A列車で行こう』は、「わたらせ渓谷鐡道」の旅から始まります。この映画については、ブルーレイを手に入れてから(9月14日発売)レビューを書くつもりですが、映画館では歓声を挙げそうになりました。というのも、自分も「わ鐡」が大好きだから! 今年も行ってきましたよ~♪
 写真は、終点の間藤駅に着いたわたらせⅡ号です。今日も素晴らしい天気でした!(顔がヒリヒリする・・・)



 足尾砂防ダム手前の七段の滝。人の手によるものですが、季節柄とても涼しげに見えました。駅からここまで2.3km。三年ぶりに歩きましたが、今回はダムの先になる旧松木村を目指します。メインテーマとなる写真を2枚、サムネイルで表示しました(写真をクリックすると、大きく表示されます)。


  足尾精錬所跡。三年前より遺構が少なくなった・・・撤去が進んだのかな?

 松木村跡までもう少しだったのに引き返してしまい・・・次こそ、辿り着きます!


 今回のサプライズその1。昨日ブログに「三年前のネコに逢えるだろうか?」と書きました。残念ながら逢えなかったけど、同じ場所で目元が似ている仔ネコを見かけました。子供でしょうか? 警戒心が強く、近づいてはくれません。万が一に残しておいたおかかのおにぎり(ねこまんま)を空のお皿に置くと、素早くくわえて猛ダッシュで逃げ去りました。


 サプライズその2。水沼駅にいたあまりにも人なつこいネコ。駅の温泉に入りに来た常連さんの後をひょこひょこついて行ってしまい・・・この後ニワトリさんが救出(は大げさだけど)するのですが、細かい話は後ほど・・・。本当に、連れて帰りたかった!


河童(水沼駅「かっぱの湯」)がいたり、

ウサギとカメ(花輪駅)がいたり(タイミングは合っていたけど、ブレていた・・・)。「わ鐡」は楽しいナ~♪

 日付が変わってしまいましたが、9日分で取り急ぎ、UPします。おやすみなさい・・・。


くるっと回ってきました! ~JR久留里線&千葉都市モノレール

2012-09-05 23:30:00 | 鉄道紀行&乗り物


 JR久留里線は今年で開業100年だったんですね~。色々キャンペーンをやってるみたいですが、「タブレット交換」の廃止は全くもって理解できません。自動化=進歩かもしれませんが、100年経って今も関東では唯一残っていたものをやめてしまうとは・・・。
 100年記念というなら、逆に腕木式信号機とかを復活させて、「久留里線に行けば、旧型気動車に乗れてタブレット交換や腕木式信号機が見られる!」といったキャンペーンを展開してほしかったです。
 今回、窓の開けられる旧型気動車キハ30たちに乗れて、とても嬉しかったのですが、やっぱりこっちの方が絶対に楽しい!と、確信しました。乗り心地も全然違います! でも聞いた話だと、今年でキハ30の運用が終わるとか・・・となれば、また一つ好きな路線がなくなったも同然ですね。
 写真は、終着駅の上総亀山駅で発車を待つキハ30(&キハ38の三両編成)です。この列車を見送ってから、亀山湖へ向かいました。



 上総亀山駅から徒歩10分で亀山湖畔に出ます。雨が全く降らなかったため、水位がかなり下がってしまい、普段は水面下に没している部分が原っぱになっていました。バス釣りしている人を結構見かけました。まだ9時前なのですが、暑いのなんのって・・・。日向にいると汗がふき出してきます。



 二時間後にやってくる次の列車に乗って、久留里で下車。ここでも待ち時間が二時間あるので、1.1km先の久留里城を訪ねました。天守閣のある山頂まで高低差が100mあるため、登り坂は結構きつく、三時間後の列車に乗ることにした方が、余裕を持って見学できます。桜が咲く頃にも来てみたいですね。ニワトリさんは、この位置で天守閣を眺めながら、お弁当(駅弁)を食べました。昼食時間は、わずか5分!だったけど・・・。



 雨城とも呼ばれている久留米城ですが、この日は素晴らしい天気(暑い!)に恵まれました。前回訪ねたときは、鯱がぐらついてるとかで、天守閣の手前で立ち入り禁止のロープが張られていました。
 今回は、天守閣をぐるっと一周できたし、上まで登れました。で、天守閣の窓(格子)から見た風景がこれ! 完全に山です。でも、高尾山より楽に登れるので、ご安心ください。
 久留里は名水でも知られています。空のボトルを持って出発!
(ちなみに、ニワトリさんは久留里の水を頭からかぶり、今夜のコーヒーは久留里の水で淹れました!)


 


 千葉に戻って、千葉都市モノレールに乗りました。お目当ては7月から走り出した新型車両「アーバンフライヤー0形」。窓が大きく、吊り下げ式モノレールならではの浮遊感を、より一段と味わえるようになりました。運転席の横には、このような「のぞきガラス」があります。新型車両はまだ一編成しか走っていないため、今回は「撮る」より「乗る」を優先させました。
 千葉都市モノレールに乗るのは初めてなのですが、「千葉みなと」~「県庁前」を行き来する短い1号線の方が、「千葉みなと」~「千城台」を行き来する長い2号線より、ダイナミックな感じがしました。ビルの間を縫うように走るからでしょうか? 2号線でも、高さを感じる区間などはあるのですが・・・浮遊感は今イチかなあ? 今のところ、新型車両は2号線しか走っていません。新型車両が増えたら、また乗ってみたいです。早く1号線デビューしてね!


 オマケその1=最新鋭のモノレールもいいけど、ニワトリさんが好きな旧型気動車の景色を一枚・・・。真ん中の窓の縁取りが額縁のようで、正しく動く風景画です。


 

 オマケその2=窓を開けると、もう一枚の風景画が展開される・・・。どんなに窓が大きくても、開けることができなければ意味がないのでは? 本当に気持ちが良かったなあ~。この日は雲も味わい深かったです。

 というわけで、写真もたくさん撮りましたが、きちんと記事にできるでしょうか? 今までのことを考えると・・・???


土合と湯檜曽 ~列車で群馬を遊ぼう!

2012-09-02 22:33:44 | 鉄道紀行&乗り物


 標高665mにあるJR上越線の土合駅の駅舎です。上越線は今でこそかなりのローカル線になってしまいましたが、上越新幹線ができるまでは主要幹線で、土合駅は谷川岳登山の玄関口でした。
 1967(昭和42)年に新清水トンネルが開通し、湯檜曽~土合間が複線化されました(長岡へ向かう下り線がトンネルを通ります)。駅舎から70m地下を走るトンネル内に下り線のプラットホームを造ったために、東京方面(水上)から土合に降りる乗客は、まず462段の階段(長さ338m)を上り、地上に出てから143mの連絡通路と24段の階段(クリアしたところに「改札口までここから17m」の案内板がある)を上らなければなりません。
 トンネル駅ができた当時は、多くの登山客やハイカーがこの階段を上ったことでしょう。けれども、上越新幹線や上越自動車道の開通後は、利用客の減少に伴って上越線の本数も激減してしまいました。
 また、土合駅から谷川岳ロープウェイ駅まで徒歩15分かかることから、谷川岳を訪れる際も人々は、土合で降りずに水上駅や新幹線の上毛野原駅からバスを利用するようになったため、よほどのモノ好きでない限り、トンネル駅に降りる人はいなくなってしまいました。

 「捨てる神あれば拾う神あり」との言葉がありますが、全駅下車!の横見浩彦君(同い年だからクン付けさせて~)を案内人に、漫画家の菊池直恵さんがディープな鉄道旅を繰り広げる漫画『鉄子の旅』で、「土合&湯檜曽」が紹介されてから、土合駅は日本一のモグラ駅として脚光を浴びるようになりました。かくいう私も「鉄子の旅」で存在を知り、度々訪ねています。
 今年の元日に訪れたときは、写真女子が一人(お母さんに連れ添ってもらって)降りただけでしたが、この日は30人以上の乗客が降りました。「鉄子」ブームは終わったと思ったのですが、面白駅としてすっかり認知されたのかもしれません。

 

(左上)4時37分の始発電車に乗り込み、八高線を使って高崎へ。新幹線より速い6時46分に到着できるいつものルート。千葉県のクハ115系(横須賀線カラー)は全滅したが、ここでは湘南カラーのクハ115系が、両毛線、上越線、信越線、吾妻線と、たくさん走っている。もう数年は見られるはず・・・。
(右中)「列車で群馬を遊ぼう」のキャンペーン中~♪ 偶然だけど、この日のニワトリさんは、列車(というより駅か?)で群馬を遊んだよ~ん!
(左下)7時前なのに駅弁が何種類か届いてた! 朝から舞茸弁当をいただきます。出発前にたいらげちゃった・・・。


(左)水上駅の跨線橋から。「長岡」行に乗り継ぐ。三両編成の列車はあっという間に満席に(二駅目で降りるニワトリさんは気にしない)。乗客の半分以上が18きっぷだったかも?
(右)山間の駅の趣がある水上駅。温泉町からアウトドアスポーツのベース基地に様変わりした。


 土合の下りホームに降りて、列車を見送る。構内は蛍光灯が常夜灯のように点っているけれど、このとおり暗い。右奥に光る黄色い四角が出口の案内標識。標識に従って進行方向右手へ進んでいくと、地上へ続く一直線の階段が、壁のように立ちはだかる・・・。


天国への階段、ぐるっとループ、C61-20号機

2012-08-26 23:14:35 | 鉄道紀行&乗り物


 今日もニワトリさんは、始発電車に乗って(18きっぷを使って)「水上」方面で遊んできました。
 といっても、最近注目されているキャニオニングをしに行ったのではなくて、更に日焼けするほど晴れていたのに谷川岳ロープウェイにも乗らずじまい。でも、これが楽しくて仕方がない・・・。
 水上駅で「長岡」行の下り上越線に乗り継ぐと、二駅目の「土合」のトンネル駅で降りて、462+24段の階段を上って地上に出てから今度は上り線に乗車し、ループ線を回って往きは通過した一駅目の「湯檜曽」で降り、次に来る電車がループ線を横切る十秒足らずの時間のために一時間以上も「湯檜曽」のホームで待ち、水上駅に戻ると転車台近くで待機中の蒸気機関車を見に行き、束の間温泉で汗を流すと、蒸気機関車に乗って高崎に戻りました。


 「湯檜曽」上り線ホームからループ線を望む。ホームの縁に腰を下ろして電車を待っている間に、オニヤンマとハクセキレイが遊びに来てくれました・・・。


 待機線で待つC61-20号機。D51-489号機をここで見たことがありますが、今回乗車したのは、山田洋次さんが復活までのドキュメントを撮ったC61-20号機でした。これに乗って高崎に戻れるなんて・・・幸せ!

 今日は、ここまで。睡魔が近くまできています。おやすみなさい・・・。