17時55分、月見草が白い花を咲かせました!
二日続けて午前様になりました(とはいえ、遊んでいたわけでもない・・・)。今日は昨日ほど眠くないので、こうして、机の前に坐っていますが、長い文章は書けそうもないので、またしても花の写真でお茶を濁そうとしています。
早いもので、家を建て直して今年で7年目を迎えました。七年目というと、ビリー・ワイルダー監督の『七年目の浮気』が頭に浮かびます。マリリン・モンローのスカートがめくれる地下鉄のシーンだけが取りあげられるけど、あの映画のモンローは「お色気むんむん」じゃなくて、実に「可愛い」女性でした(映画の役柄に反して、モンローはひどく不安定な精神状態に陥っていて、撮影は困難を極めたそうです・・・)。
話がいきなり脱線しましたが、そのとき父が、友人からもらった月見草の種を庭に蒔きました。数ヵ月後、夕方になると、あちらこちらで月見草が白い花を咲かせるようになりました。
月見草と言えば、太宰治が「富士山には月見草がよく似合う」と、『冨嶽百景』に書いていて、それまで自分は、太宰が記した黄色の可愛らしい花が月見草だと思っていました。この花は月見草と同じマツヨイグサ属のマツヨイグサだったのですが、太宰はよく読まれているため、多くの人が混同しているそうです。
本物の月見草の花の色は白です。花弁は徐々に淡いピンク色に変わってゆき、朝にはしおれてしまいます。楽天の野村監督は、現役時代に「ONが太陽の下で咲くヒマワリなら、自分は日本海にひっそり咲く月見草だ」と発言していますが、誰もいない夜に美しく咲く姿を何度も見ている自分は(夜目に白く浮かびあがる姿は幻想的でもある)、野村監督も月見草を本当に愛していたのだと思います。皮肉でも揶揄でもなくて。
0時45分、帰宅後真っ先に月見草を見に行ったのですが、すでにしおれていました。
月見草は多年草だけど、競争にはあまり強くなく、二年目だけは一年目と同じくらい花が咲きましたが、三年目以降は強力なライバルのスミレに競り負け、一気に勢力範囲を狭めました。今では数株を残すだけです。
不思議なもので、月見草を淘汰したスミレもまた、しばらくはものすごい勢いで増えていったのですが(他の植物が植わっているプランターや鉢の中まで)、以後は年々減っていき、他人の(言い方が変だけど)鉢の中で細々と暮らすまで落ちぶれてしまいました。スミレを淘汰した草花が何か?と訊かれると、答えられないのだけど・・・。
可愛い花だけど、雑草です(左)。クレマチスも円盤のように浮かんでいました(右)。
クンシランは今年二回目の花を咲かせています~♪
土曜日の朝、こんな可愛い花も、並んで咲いていました~(追記)