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ウルトラ忘年会?

2012-12-23 22:12:12 | 模型&おもちゃ


 写真のフィギュアは、メタリノーム(左)とバンデル星人(右)です。後方に並んでいるのは、松竹が唯一製作した怪獣映画に登場するギララ(箱から出し惜しみ)と、加根田金男クン貯金箱(500円コイン大好き!)。
 カネゴンの光センサーがカメラの測光に反応して「お腹空いたなあ~」を連発してます。基本的に、カネゴンが貯めてくれたお金で、仲間(フィギュア)を増やすことにしたのですが・・・。

 メタリノームとバンデル星人は、ウルトラシリーズ第三弾『キャプテンウルトラ』に登場する宇宙人です。『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』の間に放映されましたが、両者と比べるとあまりにトホホな内容だったため、ウルトラ史から排除されてしまった感があります。
 自分もすっかり忘れていましたが、毎回のように登場するバンデル星人が幼心に怖かった(気持ち悪かった?)記憶しか残っていません。今だと、エリンギにしか見えないけど・・・。
 『ウルトラセブン』の後に放映された『怪奇大作戦』も、放送当時は不評でしたが、今では高く評価されカルト的人気を誇っています。でも、『キャプテンウルトラ』は、トホホのままなんでしょうね。

 日子さんのブログを読んで、忘却の彼方にいたメタリノームと再会しました。素晴らしい造形です。
 絶版のメタリノームは店舗では買えず、オークションでも非常に高価(数万円!)なものばかり・・・。
 ある日のこと、日子さんと同じメタリノームが出品されたので恐る恐る入札したら、競合者がいなかったこともあって、千五百円で手に入れることができました。やったね!
 余勢を駆って、緑のエリンギ(バンデル星人)もGETしちゃいました。日子さん、ありがとう~♪

 本題に入ります。(完全に揃ったわけじゃないけど)ガチャポン怪獣たちが集結したので、座卓の上に並べてみました。ゴジラやガメラの怪獣たち、マジンガーZやキカイダーも交じってますが、さながらウルトラ怪獣たちの同窓会か忘年会といったところかな? ジャミラが酔っ払って倒れてるし・・・。
 コオロギを待ち続けた土曜の夜、夕食後に並べ始めたのですが、ドミノ倒しのドミノを並べるのと同じ労力がかかりました。一夜明けて、クルミさんが座卓の上に飛び乗ったので、十分の一ほどの怪獣が倒れてますが、さて、どうしたものか?
 いつまでもここに置いとけないし、かといって、全部を飾るスペースはないし・・・。 
(下の写真を1920ピクセルで表示して、全部名前を言えた方には、粗品を贈呈します) 

 並べるのに約一時間かかりました。片付けるのに何分かかる?


地震とフィギュアとクルミさん

2012-12-09 11:03:03 | 模型&おもちゃ

 

クルミさんが0歳のときに壊したモノを少し並べると…ジャックの腕の一部は今も行方不明。
スナフキンの足&スニフが助けた仔猫がもげ(今は「いすみ鉄道」でこれらを購入できる)、
右のサリー(陶器)の足は接着剤でつなぎ直しました。本当のつぎはぎになってしまうとは…


 おかげさまで、観音崎からニワトリ宅にやってきたネコのクルミさんも三歳になりました(正確なところは不明ですが、三歳半かな?)。
 子猫の頃のような派手な破壊活動をしなくなったので、避難させていたフィギュアたちを徐々に飾るようになってから三か月が過ぎました。

 先日の震度4(渋谷の映画館で「ついに来たか」と一瞬思いました)のときは、自立できないペガッサ星人(マーミット製を手に入れたので、エクスプラス製は箱に戻しました)が倒れた以外は何もなかったので、特に気にしなかったのですが、金曜日の三陸沖地震には恐怖心を覚えました。
 発生したとき、外で仕事中だったため地震を感じなかったのですが、家に帰ってテレビをつけると、HNKのアナウンサーが真剣な表情で避難を呼びかけていて、色々なことを思い出してしまいました。

 そのとき自分は夜勤明けで寝ていたのですが、揺れ方が一段とひどくなった瞬間、足元にいたクルミさんが脱兎のごとくベッドと壁の隙間に飛び込みました。激しい横揺れと共に、シアター部屋の左右のラックからDVDソフトがせり出してきて、ばらばら落下していきました。

「今地震が来たら、ここに並んでいるフィギュアはどうなるんだろう?」 
 考えたところでどうしようもないのですが、オーディオラックの上を占領している怪獣ソフビに目をやると、やはりペガッサ星人が倒れていて、ビラ星人も傾いて隣のウィンダムにもたれていました。
 隣のカラーボックスに目を移すと、カネゴンが繭から転げ落ちていて、もう一体のカネゴンも倒れかけていました。これらは通常のソフビよりもデリケートにできているので、床まで落下したら被害を被るでしょう。

 その隣には、映画『あの胸にもう一度』のマリアンヌ・フェイスフルのように、素肌に黒の革つなぎをまとった「不~二子ちゃん」(故山田康雄さんの声で)が立っているのですが、よく見ると、愛用のブローニングM1910 を握った右手がありません。手はゆるゆるだったので、おそらく地震の際に落ちたのでしょうが、問題は床に転がっていない!ことです。

 右手と銃を持ち去った犯人は、ネコのクルミさんです。少し前に、彼女が何かを転がして遊んでいたのですが、その何かが「これ」だったに違いありません。床に這いつくばって探すこと10分、右手と銃は別々の場所から発見されました。よかったよかった・・・。
 接続部分が緩まないよう差し込みを少し太くして、元に戻しました。他に被害が及んでないか確かめると、ガシャポン・セブンの足を支えているクリア台が、やはり床に落ちたのでしょう、なくなっていました。こちらの方はいくら探しても出てこないので、あきらめて寝ました。

 翌日の土曜日の朝、クルミさんがついにヤモリを発見して(活発に動いていた)、激しくパンチを浴びせてたので、リビングから出ていってもらいました。その日のクルミさんは、追い出されて欲求不満がたまったのか、家じゅうを凄い勢いで走り回り、スピーカーの上の冷凍怪獣バラゴンに噛みつくなど、狼藉を働きました。
 バラゴンは子供用のソフビだから気にしないけど、値段の高いモノには噛みついたりしないでね、お願いだから・・・。
 そうそう、セブンの足台だけど、ひと休みして昼寝しようと部屋に戻った際、机の下に転がっていたところを無事回収しました。結果的に、クルミさんが見つけてくれたことになります。ありがとう~♪


犯人&探偵は、素知らぬ顔で日光浴をしていました。

 ラックを占拠したソフビ。2ヶ月経過して今のところ被害なし。


ウルトラ怪獣、全員集合!

2012-12-05 11:22:22 | 模型&おもちゃ

 

 左から、ウルトラセブン、ギラドラス、ガマクジラ、ダンカン、マグラ、ペロリンガ星人、アイアンロックス、宇宙ギャオス。以下続々と、我が家に向かって移動中~♪


 ガチャポンって、やったことがなかったのですが、クオリティの高さに驚きました。しかも、私の好きな初代ウルトラマン&ウルトラセブンの、殆どの怪獣たちが揃ってしまうのですから、もうたまりません。
 日子さんのブログ『サラサラ日記」のダンカン(セブンに登場)が可愛くて、手に入れたのがちょうど二週間前・・・。こんなに小さいのに、クリアパーツも使われているではありませんか! 調べていくと、マグラのようなマイナーな怪獣や、軍艦ロボット「アイアンロックス」(戦艦大和です)までありました。セブンと格闘中のギラドラスは、高価なエクスプラス製に手が出る寸前だったけど、これで充分です。ガチャポン、恐るべし! 

 つなぎ目をパテで埋めて整形し直し、アクリルガッシュとかでリペイントしてあげれば、高価なフィギュアと同じクオリティになりそうです。今後の楽しみが増えました。
 そんなわけで、スタンダードなソフビに飽き足らず、大物に手を出してしまったことを少しだけ後悔してます。しかも、オークションじゃなくて販売店を通して購入してたから、2割増ぐらい高く買ってたんだね~。

 ガチャポン、安いものは50円から落札できました。平均250円くらいでしょうか? ブルトンやエレキングの幼体付ピット星人など1000円近い品もたまにありましたが…。今、続々集結しています。
 塵も積もれば山になるわけでして、これだけ一気に大人落札したら、支払いがどんなことになるのか、来月の請求書が恐ろしい? でも、やめられない、とまらない! FBの友達のワンピースコレクションにあっという間に追いついてしまうかもしれませんが、同時に破産してる可能性大?

 美女と怪獣・・・不二子VSガマクジラ(どちらがお好き?)


加根田金男クン、がんばる!

2012-11-15 23:51:51 | 模型&おもちゃ


 
 吐き出しているお金の方が遥かに多いので、「焼け石に水」と言うべきかもしれませんが、加根田金男クンが頑張ってます。今日、五百円玉を一枚食べると、最初に設定した五千円に達して、お祝いの言葉を発してくれました(何と言ったか、もう忘れた! さすがニワトリ頭・・・)。
 ちょうど今日が締日だったのですが、お財布に五千円札が残っていたので、計一万円が余ったことになります。でかした、加根ゴン!
 正確に言えば、一万円余ったわけじゃなくて、そのお金をクレジットの借金返済に回せるようになっただけのことですが・・・。
 尻尾を外して、金男くんが呑みこんだコインを数えると、5252円ありました。胸のカウンターは(当たり前だけど)同じ金額を表示しています。来月もよろしくネ、カネゴン!


ヘドラ最終形飛来!

2012-11-06 23:50:00 | 模型&おもちゃ


 (気持ち悪いと感じた人には申し訳ありませんが・・・)夜勤明けで帰宅すると、ポストに宅急便の不在通知が入ってました。1時間後、ヘドラ最終形が届きました。
 で、でかい! 上陸期のヘドラが、子供のように見えます。比較のため、上陸期のヘドラと並べて写真を撮りました。サムネイルで表示したので、興味ある方はクリックしてね~♪
(*前回から間違えてしまっていたのですが、上陸期へドラは30cmシリーズではなく、ひとまわり小さい大怪獣シリーズでした・・・)


 今回クルミさんは興味なし? 隣に来てくれませんでした。


 一番右のヘドラは、幼生・・・じゃなくて千円出してお釣りがもらえる普及版のソフビです。並べてしまうと安っぽく見えますが・・・


   

 (左)がエクスプラスの30cmシリーズで、(右)がバンダイの普及版ソフビ。写真だとそれほど差がなく、子供のオモチャが充分頑張ってます。
 普及版ソフビでも、初代(1954)、スタンダード(1968)、対メカゴジラ仕様?(1974)、平成(2002)、ファイナル(2005)など、各時代のゴジラが商品化されているので、次の写真のように『ゴジラ対ヘドラ』の格闘シーンも再現できます。縮尺が合っておらず、ゴジラがヘドラより背の高い点が惜しまれますが、ゴジラをやや後方に置き、遠近感が強調される広角レンズを使ったトリック撮影で、両者の身長を映画と同じように合わせました。


 1968年ゴジラと対峙させると、なかなかいい感じでしょ! こうなるとやはり、30cmシリーズの1968年ゴジラを、ヘドラ最終形の隣に置きたい気持ちが募ります。再販してくれないかしら?
 最後に、ヘドラ最終形を横から見たショットをサムネイルで表示します。その雄姿を、とくとご覧あれ!


 「水銀、コバルト、カドミウム……」。主題歌「かえせ、太陽を!」、知ってる人いるかな?


ヘドラ上陸!

2012-11-05 01:30:55 | 模型&おもちゃ


 前回、「カネゴン貯金箱を持つようになったらお金が貯まるかも?」と書きました。ウチの金男クンは昨日も五百円玉を二枚食べ、胸のカウンターは2,752円まで上昇しました。今も、「またおカネ、拾っちゃった~」と喋りました。が、しかし、実際は湯水のようにお金を使っています。十年以上封印していた「パンドラの箱」を開けてしまって、もはや制御不能・・・。


 PMCのセンタースピーカーの上で、エクスプラスから発売された公害怪獣ヘドラの写真を撮ろうとしたら、早速クルミさんが興味を示して隣に座ったので、一緒に記念撮影しました。このソフビ、後で調べたら【30cmシリーズ】という、通常版より二回りほど大型のフィギュアでした。値段も(興味のない人には馬鹿馬鹿しいくらい)高額なのですが、ヘドラは東宝のゴジラシリーズの中でも一番インパクトがあった怪獣というか、ヘドラが登場した『ゴジラ対ヘドラ』(71)こそ、映画の面白さと奥深さを教えてくれた最初の作品だったので、思い入れは人一倍強い! 2004年に待望のDVDが発売されましたが、ブルーレイも早く出して!


 横から見ると、こんな感じ。ヘドラは幼体から最終形まで成長?していきます。田子の浦から上陸したときのヘドラをモデル化しました。


 映画のワンシーンを思い出させてくれる上陸期のヘドラですが、最終形も近々届く頃・・・。となれば、1968年の『怪獣総進撃』から1974年まで使われた着ぐるみをモデル化したエクスプラスの30cmゴジラ(現在入手困難)も、どうにかして手に入れたくなってきました。
*上陸期へドラは30cmシリーズではなく、通常の大怪獣シリーズでした。同じ大怪獣シリーズの1968年ゴジラや、ヘドラの目玉を腕に抱く隻眼ゴジラ(『ゴジラ対ヘドラ』は入手可能です・・・。さあ、どうする?

 

映画より「上陸期」と、

「最終形」。ヘドラは空を飛べるのですが、何とゴジラも空を飛んじゃいました!


カネゴンの繭 ~面白貯金箱

2012-11-01 09:05:10 | 模型&おもちゃ

カネゴン(加根田金男)貯金箱


 ウルトラ怪獣などのフィギュア(ソフビ)が好きです。その一部をFBで公開しましたが、こちらのカネゴンは通常のソフビより大きくて、身長=30cm、よりリアルなスタイルをしています。
 このカネゴンくん、ウルトラQに出てきたコイン怪獣カネゴンと同じようにお金が大好き! がま口状の口に硬貨を入れると、自動識別しながらお腹に格納し、胸のカウンターで貯金額を教えてくれます。99999円までカウントでき、それ以上の金額になるとFULLのサインに変わるとのことですが、500円玉180枚で満腹(満杯)になってしまうので、尻尾を外してコインを一度回収しないとFULL表示は出せません。その他の特技を書き出すと・・・。

①喋る。光センサーで反応し、うるさいくらい喋ります。バリエーションは、「おなかすいたなあ~」「またおカネ拾っちゃった!」「おなかすいちゃってよ~、もう動けないんだ」「えへへへへ」。さらに、シークレットワードが三語あるそうです。ウルトラQ『カネゴンの繭』の主人公=加根田金男少年のイントネーションを真似ています。もう少し情けない声だと最高でした。コインを食べても喋ります。
②眼が光る。お喋りと連動して左右の眼がピカピカ光ります。
③目標金額を任意に設定できる。目標を達成するとアイコンが点灯し、音声で知らせてくれます。
④アラーム時計付き。目覚まし時計にもなります。朝が弱い方は重宝しそうですが、コインを食べないとアラームを停止できません・・・。
⑤スロット機能付き。500円玉を食べると、スロットゲームが始まります。「777」になると、シークレットワードが追加されます。

 ニワトリさんは今まで色々な貯金箱を使ってきましたが、全然お金が貯まりませんでした。でも、これなら貯められるかもしれません。うっしし~♪


早速、クルミさんが近づいていきました・・・。常時箱から出しておくのは危険かなあ?

   

とにかく、よく喋ります。何を言うかはカネゴン次第・・・。


 空っぽの貯金箱たち。高崎で買ったキティちゃんだるま弁当の空箱は、クルミさん専用の貯金箱です。


 

これは懐かしい棺桶バンク!(DVD「血を吸う箱」ボックスの付録です)

 久しぶりに動かしてみました。重たい20ドル銀貨も素早く棺桶の中に・・・眼にも止まらぬ速さです!


(左)もう一度リピートしてみます。蓋が開きました。おや、上の白い肢は?
(右)コインは棺桶の中に消えましたが・・・これこれ、やめなさいっ!


 

 胸を開くと各種ボタンが並んでいます。その下の引き出しには単四電池が入ります。貯金額は752円。目標金額を5000円に設定しました。
 ところで・・・この貯金箱、ノーマルカラー&ゴールドカラーは完売していて、約6000~1万円超の高値で取引されていますが、このモノクロバージョンは2980円と、かなり割安なお値段で購入できます。『ウルトラQ』はモノクロ放送だったので、むしろこちらの方がお似合いかも? 飽きてきたら、『007/ゴールドフィンガー』みたいな黄金色に塗ってあげようかな?


 今朝の金男クン、箱から出してあげると、「おなかすいたなあ~」と食欲旺盛です。「またおカネ拾っちゃった~」と、嬉しそうに500円玉を二枚食べ、カウンターの目盛が1752円に。スロットゲームは、3回やって全て空振りです。何回回せば【777】が出るのかな?


CAW M3A1グリースガン

2012-04-04 11:04:45 | 模型&おもちゃ

 帰宅すると、Amazonから大きな箱が届いていました。カッターを入れて、梱包を解くと・・・


中からまた箱が・・・。U.S.M3A1って? 興味津々で箱に飛び乗るクルミさん・・・


 

おお~、グリースガンではありませんか!(薬莢は昔のMGC製を並べた)


 コロコロ転がるものが大好きなクルミさん、間髪を入れず薬莢に飛びつきました。興奮の極致?で猫パンチを繰り出してます。これこれ、やめなさいってば!(完全無視・・・)


 CAW製の発火式モデルガン M3A1グリースガン は、「GUN」趣味が復活して最初に購入する長物(ハンドガンに対してこう呼ぶ)です。在庫セールでしょうか?かなり値引きされていたので、思わずクリックしてしまいました。廃業したハドソンの金型を使ってリニューアルさせたそうです。外観をよりリアルに、発火性能も改善され、プラ製ならではの「軽い」という欠点も、デッドスペースにウエイトを入れるなどして1kg増量。プレス加工の溶接跡も見事に再現されていますが、実銃(約3.6kg)よりまだ1kg軽く、触ったときの金属特有の冷たさはありません。軍用銃は傷だらけになると、逆にいい感じになるから、撃って撃って撃ちまくる?


 ニワトリさんは実銃の性能とかにはそれほど興味がなく、本や映画から「GUN」を好きになります。グリースガンはあまり映画に登場しないのですが、『突撃隊』(1962年。監督=ドン・シーゲル。原題「Hell is for Hero」)のスティーヴ・マックイーン、『特攻大作戦』(1967年。監督=ロバート・アルドリッチ。原題は「The Dirty Dozen」)のリー・マーヴィン、『戦国自衛隊』(79)の千葉真一、そして『セーラー服と機関銃』(81)の薬師丸ひろ子(千葉ちゃんが使った電気発火式のグリースガンを彼女も撃ったのかなあ?同じ角川映画だし・・・)のおかげで、TVシリーズ=『コンバット』でサンダース軍曹が肩にかけていたトンプソンM1A1(ギャング映画に多々登場するトンプソンM1928の簡易型)を凌駕する魅惑のステージガンになりました。お隣のサイドアームは同じ45ACP弾を使うコルト・ガバメント(官給品の意味)。マックイーンが『ゲッタウェイ』(72)で使用したコルトM1911をコピーしたWAのガスガンです。これで、気分はもうマックイーン!


 無骨なグリースガンを構えるセーラー服の星泉(薬師丸ひろ子)と・・・
 ニワトリさんは何を撃つ?(カートリッジがまだ5発しかなく未発火) 

 今日の夜勤が終われば、待ちに待った連休です!がんばろ~♪


三十年ぶりのお買い物

2011-08-15 09:30:30 | 模型&おもちゃ


 三十年ぶりに月刊『GUN』誌を購入しました(立ち読みはときどきしていましたが)。藪さんの小説や漫画『ワイルド7』(実写版がそろそろ公開されますね)をむさぼるように読み、イーストウッド(S&W M29 リボルバー 6.5インチ・モデル 44マグナム)と、マックイーン(コルトM1911A1 オートマチック  45ACP)のガンさばきに痺れていた少年は、専門知識を身につけようと月刊『GUN』を隅から隅まで読んでいました。手に入れた発火式モデルガンの数も10を超えていましたが、今は一挺もありません・・・。家を建て直した際に全部置いていった筈ですが、天井裏を探せばもしかすると出てくる?

 70年代~80年代初頭の月刊『GUN』誌は最高の輝きを放っていました。イチロー、ターク、ジャックという三者三様のレポーターが大好きで、彼らが撮った写真と解説、そして射撃の腕前に惚れ惚れしたものです。今でもターク・タカノ氏が執筆されており、とても嬉しいです。その『GUN』最新号の横に、コクサイの発火式モデルガン、S&W M60チーフスペシャルを並べて、ジャック風に?写真を撮りました。モデルガンは、『GUN』を購入してから三週間後の昨日、アメ横のマルゴーという専門店で購入したものです。本物の38スペシャルカートリッジと比べると全長が足りないものの、リアルなフルメタルジャケットのダミーカートリッジと、ホローポイント風に先端に穴が開いている発火カートリッジが5発ずつ入っていました。

 最初に買うモデルガンは、チーフスペシャルに決めていました。『深夜プラス1』に登場するアメリカ人のボディガード、ハーヴェイ・ロヴェルが使っている銃だからです。
 ハーヴェイのチーフはスチールモデルのM36だと思うのですが、ABS製のモデルガンではメッキ処理を施しても鉄の輝きを身にまとわせることは難しく(紙やすりで磨きに磨いてから、ブルー処理をすると実銃のような輝きになるのですが、研磨の段階で消えてしまう刻印を再度打ち込まなければならず、私などではとても無理・・・)、絶賛された「ジュピター・フィニッシュ」というブルー処理を施されたタナカ製ガスガンのM36を間近に見たところ、私が満足する域には達していませんでした(このガスガンはカートリッジ式ではなく、弾が飛ぶことに興味のないニワトリさんには、外観が超リアルでなければ購入する意味はない)。
 当初の予定では、コクサイのM36をベースに研磨&ブルー処理をしたキャロムショットのM36を通信販売で買うつもりで、それを確認するためにわざわざ「マルゴー」まで足を運んだのですが、「やっぱり高価でもキャロムショットのM36を買うしかない」と決心したとき、ガラスケースの中でひときわ渋い銀色に輝いているコクサイM60に目がとまりました。
 M60は、錆などに強いステンレス製のチーフスペシャルです。手にとって見ると、かなりリアルでした。もちろんモデルガンのM60はM36と同じABS製ですが、シルバーメッキの方が本物に近い輝きを再現できるようです。気になるヒケも殆どありません。コクサイのトリガーアクションは、昔から本物と同じだと言われていて、かつて持っていた同社製のS&W M10 ミリタリー&ポリス 4インチを思い出しました。ダブルアクションで引き金をゆっくり絞ると、最後にスッと軽くなるあたりが(本物を撃ったことはないけれど)実にリアルでした。
 ハーヴェイのチーフとは違うにしても、木製風グリップ&グリップアダプターがついて1万6千円(値引きされている)はお買い得だと思いました。予備カートリッジ5発(小型のJフレームのチーフは通常のリボルバーより1発少ない5発)と、(まだ生産されているんですね!)7mmMGキャップをつけても1万9千円。キャロムショットのM36は3万2千500円もするので1万円以上お得だし、用意した金額のお釣りでマルシン製のM60ガスガン(実銃に弾を込めるのと同じ Xカートリッジ式のガスガン)が買えてしまいます。マルシンM60も手に入れたら、その昔イチローがレポートしてくれたすご腕探偵(刑事だったかも?)と同じM60の二挺使いになれますね~♪
(彼は、左右のヒップホルスターからM60を二挺引き抜くや、両腕を顔の位置で真っ直ぐ伸ばしたポジションから同時に発射する。チョウ・ユンファが映画で見せてくれる前の、本物二挺撃ちテクニックに痺れたものです)

 ギャビン・ライアルの小説『深夜プラス1』で、語り手でもある主人公のルイス・ケインから「5発しか撃てないな。なぜオートマチックを使わないのか?」問われたハーヴェイはこう答えます。
「相手に損害を与えるには38口径の弾が必要だ。38口径のオートマチックは(常に携帯するには)重く、かさばる(ので抜きにくい)。ジャム(装弾不良)を起こすこともあるしね。それに・・・相手が一度に五人以上かかってくると思うかい?」
 『蘇る金狼』ならぬ蘇ったニワトリさんの最初の愛銃が『深夜プラス1』に登場する S&Wのチーフスペシャルなら、次は当然・・・・・・ケインが友人から借りてきたという、あの銃しかありません!

 今日も暑い~、がんばっていきましょう 


ワルサーPPKと・・・

2011-07-23 23:50:00 | 模型&おもちゃ

ダブルアクション・オートの決定版となったワルサーPPK。


 映画『ラスト・ターゲット』で、ジョージ・クルーニーがワルサーPPK/Sを使っていたと書いたけれど、もしかしたらPPK/Sではなくて本家本元のPPKだったかもしれません。
 機能美に徹したワルサーPPKは非常に格好良く、『007~』のジェームズ・ボンドや『ワイルド7』の草波隊長が使っているせいか、冷静&知的なイメージすら覚えます。実在人物では、アドルフ・ヒットラー(最近ではヒトラーと表記するようですが・・・)が愛用していたことが知られています。警察用拳銃として開発されたワルサーPP(警察用ピストルの頭文字をとってPPとなった)の全長&全高を切りつめ、私服刑事が携行し易くしました。最後のKは「短い」を意味する「クルツ」の頭文字Kです。現代銃でいえば、SIG SAUER P226に対する P228や、グロック17に対する19と同じ間柄。
 PPKは、(全てを説明すると長くなるので省略します)撃鉄を倒した状態で引き金を引くと連動して撃鉄が起き、そのまま引き切れば撃鉄が落ちて弾が発射されるダブルアクション・トリガーと、薬室内にカートリッジが入った状態で安全に携行できるセイフティ・メカニズムが好評を博し、戦後も警察用や護身用拳銃として広く使われました(日本でもSPや皇宮警察が採用していたが、現在はSIG SAUER P230に変わった)。22~38口径まで様々な口径が選べますが、ヨーロッパではある程度の威力があって撃ち易い(ボンドも32口径のPPKを使用)32口径モデルが一番人気で、大口径好きのアメリカでは反動はきつくても威力の高い38口径モデルが一番人気だそうです。 
 PPK/Sは、ケネディ大統領暗殺事件後に米国が輸入拳銃に課した新規格(全長×高さが4インチ以上)に適合させるため、フレームをやや大型のものに交換した特殊バージョンだったのですが、「グリップが長くなった分、銃を保持しやすくなった」とオリジナルPPKより好評を博し、現在も生産されています。ジョージ・クルーニーが使っていたのは、どちらでしょう? 口径は38だと思うのですが・・・。


ワルサーPPK(左)とモーゼルHSC(右)。美しさではHSCに軍配が上がるが・・・
どちらも、今は絶滅した金属製モデルガン。PPKはABSで復活したが、HSCも?


 そんなことを考えていたら、ニワトリさんが生まれて初めて手に入れたモデルガンがワルサーPPKだったことを思い出しました。今ではルックス&性能共に素晴らしいと思いますが、当時は一番安い金属製モデルガンだったから飛びついたのでしょう。特にジェームズ・ボンドのファンじゃなかったし・・・。
 PPKは色々なメーカーから発売されていましたが、トリガーを引くとスライドが動いてカートリッジの発火と排莢を手伝う「スライドアクション」により、実銃と似たブローバックの動作をするのが魅力的でした。実際は、トリガーにかなり負荷がかかるせいか、肝心のメカニズムがすぐにへたってしまい、引き金を引いただけではスライドを下げ切れなくなり、手でスライドを前後させる「スライドアクション」になってしまいました。トリガーガードのヒンジを下に降ろしてからスライドとフレームを分離させる分解方法は実銃と同じだったので、退屈するとPPKを取り出しては、「スライドアクション」でカートリッジを排夾させ、マガジン内が空になると、床に散らばっているカートリッジを拾ってはマガジンに込め、「スライドアクション」(弾倉はリップ部分がすぐ曲がってしまうのでペンチが欠かせない)を繰り返したり、分解しては組み立てて一人悦に入っていました。アホだね~~♪ 専門誌の月刊『GUN』も毎号擦り切れるほど読んで専門知識を覚えました。

 


 
中型オートで最もエレガントなFNブローニング M1910。ベストセラーになった。
戦前の日本でも将校に好まれ、あの峰不二子ちゃんもガーターベルトに挟んでた!

 

同じブローニングが設計したコルト M1903。1910と比べると無骨で男性的な感じ。
日本のアクション映画のステージ銃としてよく登場したため、「日活コルト」と呼ばれた。

 



『SP』で有名になったSIG SAUER P230。32口径タイプが日本警察に採用された。
ワルサーPPKとモーゼルHSCを足して二で割ったようなデザインだけれど・・・格好良い!
映画はまだ見ていないが、中型オートで一機種だけ選べと言われたら、P230かなあ~♪


日本仕様の SIG SAUER P230(JP)。32ACP 8+1発。
マニュアル・セイフティとランヤードリングが追加された。

 24日朝追記。銃の写真に驚いた方もいたかもしれません。イーストウッドやマックイーンに憧れ、「大人になったら渡米して実銃を撃ちまくるぞ」ぐらいの気持ちだった少年がその後どうなったかというと、一度も実弾射撃をしたことがなく今後もすることはないでしょう。この分野についてはプラモデルとモデルガンが好きだったようです。80年代になるとガスや電気の力でBB弾を発射するエアガンが登場し、モデルガンは急速にすたれてしまいました。M60機関銃のガスガンまで発売され、ニワトリさんも一度だけ好きモノの友達から非常に高価な
FN- FAL自動小銃を借りてゲームに参加したのですが、地面に這いつくばって息を潜めているときに「こうしたことが全然楽しくないこと」に気付き(缶蹴りで隠れているのなら、今でも楽しいけど)、実銃を撃ちたいという気持ちも消えてしまいました。でも、この記事を書くために色々調べていたら、最近発火式モデルガンが復活してたのですね。よりによって、PPK、P230、M1911A1が発売されています。70年代回帰の想いがいよいよ強くなってる今日この頃、新たな援軍(誘惑)の登場に心が揺さぶられる? オーディオ&ビジュアル関係をリニューアルしてシアターを復活させようと細々貯金を始めていたのですが、撃つまでの準備作業と撃った後のクリーニングの時間が殆どを占めていながらも、引き金を引くたびに映画や漫画(主に『ワイルド7』)の主人公に成り切っていた懐かしい思い出が蘇ってしまいました。さてどうなることか・・・。