『ムーンライズ・キングダム』 ~『小さな恋のメロディ』または『トリュフォーの思春期』!

2013-02-24 23:39:30 | 映画&ドラマ


 『ムーンライズ・キングダム』は12歳の少年少女が駆け落ちする物語だというので、(70年代に大ヒットした)『小さな恋のメロディ』や『リトルロマンス』に胸躍らせたニワトリさんは、無条件で喰いつきました。
 とはいえ、監督が『ロイヤル・テネンバウムズ』や『ファンタスティック Mr.FOX』のウェス・アンダーソンだから、ストレートに投げてはこないぞと、ワクワクしながらキャッチャーミットを構え、吉祥寺バウスシアターの客席に身体を沈めます。
 いつものように、ドールハウスのような魅力的な家(というよりお屋敷かな)を真っ二つに縦割りにして、カメラが部屋から部屋へパンしていくのですが、今までの作品だと、自分の部屋が安全なゆりかごみたいな存在で、傷ついた登場人物が還ってゆく場所だったのに対して、最新作の『ムーンライズ・キングダム』はそこから飛び出して新たな王国を築こうというお話だから、決定的に異なっています。それを象徴している小道具が、ヒロインがいつも首にかけている双眼鏡。何だか急に双眼鏡が欲しくなりました。
 三者凡退で始まり、回を追うごとに三振の山を築いていくアンダーソン。終わってみれば、パーフェクト・ピッチングでした!

 『小さな恋のメロディ』(71)の主役は、女の子のような美少年マーク・レスターと、どこにでもいそうな可憐な少女でした。『リトル・ロマンス』(77)の少年は小生意気なガキだったけれど、ヒロインは文句なしの美少女ダイアン・レイン。
 対する本作の少年サムは、『天才マックスの世界』(97)でジェイソン・シュワルツマンが演じていた生き急ぎ高校生マックスと、天才ファミリー『ロイヤル・テネンバウムズ』(99)でベン・スティラーが演じた天才長男を足して二で割った感じのクールで強い意思を持った小学生です。
 そんな彼と気持ちの通じる少女スージーもまた、頭の良さではダイアン・レインが演じた天才少女に近いけれど、『小さな恋のメロディ』の可憐なヒロインとは程遠い、ゴス&大人びた女の子で(彼女のピアスが最高)、グウィネス・パルトロウが演じたテネンバウムズ家の天才次女の小学校時代そのものといった感じ。

 もちろんこの映画は、ウェス・アンダーソンの過去の作品や『ちい恋&ロマンス』を見ていなくても楽しめる作品です。ビスタサイズの収まりの良い画面と、90分そこそこという上映時間の短さもGOOD!
 映画初出演の主役二人を支えるのが、全てのアンダーソン作品に出演しているビル・マーレイ。奥さんを演じているのがフランシス・マクドーマンド。素晴らしいコンビです。
 それから、小さな島のたった一人の警官でトレーラーハウスに暮らす独身男を演じているブルース・ウィルス。同じ警官でも、『ダイ・ハード』のマクレーン警部より、好きになってしまうでしょう。
 さらに、変幻自在のエドワード・ノートンが、「隊長の本当の職業は何?」と子供たちから聞かれて、一度は「数学教師」と答えるが「いや、数学教師が仮の姿でボーイスカウト隊長が本職だ」と言い直す、生真面目だけどどこか抜けているボースカウトの隊長を演じてます。
 そして、ハーヴェイ・カイテルやティルダ・スウィントンといった大物が、出番は少ないながらも存在感たっぷりに出演してくれるから、キャスティングだけで贅沢な気分になってしまいます。何でも、ハリウッド中の役者がアンダーソン作品に出たがっているとか・・・。すごいですね。
 そのしわ寄せなのか、唯一の不満が、96年のデビュー作『アンソニーのハッピーモーテル』から出演してきた盟友オーウェン・ウィルソンの不在。エドワード・ノートンに何の不足もないけれど、ボーイスカウト隊長は彼に宛書きされた役だと思います。そうそう、もう一人の盟友ジェイソン・シュワルツマンは、怪しげなボーイスカウト隊員役で今回も出演してます。

 脚本は友人のロマン・コッポラと一緒に書きました。ロマン・コッポラは大好きな映画『CQ』(02)の監督で、この作品はボンクラにしかつくれない愛すべき奇蹟の一本(オンリーワン)で、個人的には、映画史に名を残す偉大な父コッポラや監督しての力量は遥かに上の姉ソフィアより好きな人なのです。
 これまでアンダーソンは、父と息子の確執を面白おかしく描いてきたけれど、コッポラが加わったことで今回はそれを封印(主人公のサムには両親はいない!)、また天才故に角が立っている感があるのですが、ボンクラの血が混じったことにより、ふわ~といい感じに抜けてくれました。

 好きな映画作家の話になると止まらなくなっていきます。三大アンダーソン(ポール・トーマス・アンダーソンの新作は?)の一人、ウェスの一番の魅力は、ずば抜けた趣味の良さでしょう。色彩も美術も装置も小道具も音楽も、全て魅力的です。最近は「情感」も、以前に増して心地良くなりました。蛇足だけど、エンドロールで決して席を立たないでね(耳を澄ませて)!
 彼の映画の題名は邦題にし難く、今では開き直って原題のカタカナ表記になりました・・・。そこで、『ムーンライズ・キングダム』を直訳すると「月が昇る王国」。どういう意味でしょう?
 この物語は寓話であり、同時にまた、変えることのできる現実でもあります。ドールハウスの外に出て、子供たちが見い出した王国の素晴らしさ・・・。ふと、ゴダールの『気狂いピエロ』(65)のワンシーンを思い出したのですが、そこまで行くと背伸びしすぎかな? いやいやどうして・・・。

 そうなんです、この映画は確かに『小さな恋のメロディ』(前半の60分をアンダーソンはたったの5分に凝縮)+『リトルロマンス』(ローレンス・オリヴィエがたった一人の協力者だったが本作だと・・・)だけれど、私の大好きなフランソワ・トリュフォーの『大人は判ってくれない』(59)+『トリュフォーの思春期』(73)でもあったのです。
 あのキスシーンなんか、まるでトリュフォーが撮ったみたいじゃない! ああ、彼がこの作品を見たら、何と言うだろう? それは叶わぬ夢だけれど・・・。
 長々書きましたが、百聞は一見にしかず、是非ともご覧くださいませ。


 『ムーンライズ・キングダム』の公式HPは、 →ここをクリック
 ところで、土曜夜のニュースで、銀座シネパトスと最後の上映映画『インターミッション』が取り上げられてました。嬉しいけど無くなるのは悲しい・・・。


座椅子のネコ

2013-02-23 23:40:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


  簡単にUPできるものはFBに任せているのですが、久しぶりに映画レビューを書こうと思ったものの、いきなり言葉に詰まってしまい渋滞中。FBの方は先ほど「やもり」ネタで更新したばかり。そんなわけで、くるみさんをだしにお茶を濁すアホなニワトリです。
 ヤモリハウスへアタックしていたクルミさん、飼い主に注意され、腹いせに?座椅子を占拠しました。何を見つめているのかと言えば・・・。


録画していた『相棒』を鑑賞中。仕方なく飼い主は固い床に寝転がってます。床暖入れようかな?


今日の夕食は手抜き。あさりの酒蒸しをクルミさんにもおすそ分けしたけど、食べません。不味かった?


幸せは、朝ご飯、昼寝、夜ライブ!

2013-02-22 12:30:20 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 同僚が教えてくれた「スペシャル卵かけご飯」です。
 普通の卵かけご飯に、ラー油を垂らして刻んだザーサイをトッピングしただけですが、絶品でした! ほんの少し手を加えただけでご馳走になってしまう優れ技・・・料理もまた芸術ですね。急に、『バベットの晩餐会』を観たくなりました。ブルーレイ出ないかな? 今度、滅茶苦茶美味しいスパゲッティ・ミートソースの作り方を教えてくださいな~♪

 立っているとつま先から凍っていくような寒い朝でしたが、ネコたちは至って元気でした。「教授」と朝食を見守った後だからか、今日もご飯が美味しい!
 気になっていた「あさり」の足ですが、左後肢の脱臼だったそうです。今ではかなり回復して走ることもできるようになった、と「教授」が教えてくれました。医者の話によれば「元どおりに回復するだろう」とのこと。良かったネ!

 今日から連休です。山に登るつもりでしたが、足首が痛いので今週は控えることにしました。ランニングも今週中は禁止かな? 今夜、吉祥寺【MEG】まで「寺村容子トリオ」のライブに行くので、午後は写真の布団でクルミさんと昼寝をします。あっ、その前に掃除ですね。早く取りかからないと・・・!


 ひと足先に日光浴中。ちらっと写っているリュックで、クルミさんを輸送しました。懐かしいのか、ときどき上に乗ってます。


(左)今日の朝ごはん。「バランス良いね」と褒められ、以来心がけてます。こうしたことも、今の職場で学びました。
(右)クルミ2号を発見。こちらは綺麗な「はちわれ」です。


 「日光浴」モード? クロもとても可愛く、「教授」が一番愛するネコです。


気になるキジトラ猫

2013-02-18 23:44:33 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


  
 今日はカメラを持ってなかったので、先日の写真を・・・。お腹の毛が剃られていて、手術の跡があります。最近誰かが手術させた? それとも、何かの事情で手術してから捨てられた?
 ここまで人に慣れていると、飼い猫だったとしか思えません。

 早朝走っているときは一度も見かけなかったけれど、遺跡見学会に行った途中で見かけた人なつこいキジトラ猫がどうにも気になって、夜勤帰りの今日の午後寄り道してきました。予報が外れて、忘れた頃に雨が落ちてくる程度の天気で助かりました。あさりちゃん(勝手に名づけました)いるかな?

 例のキジトラは・・・この間見かけた場所に座っていました! 近づいていくと、立ち上がってこちらに向かってゆっくり歩いてきます。喉を鳴らしながら足に体をこすりつけ、その場に寝転がりました。
 常にゴロゴロ喉を鳴らしているのですが、ゴロゴロではなくて、モーターが唸るような「くるるる」という鳴き声も少し気になります。声帯に不都合があるのでしょうか? 歩き方も極めてスローで、足を引きずるような感じも気になります。ここで生きてゆけるのかな?
 試しにキジトラを抱いてみたのですが、抱かれたままいつまでもおとなしくしていました。クルミさんだと一分もたないのに・・・。ウチのあさりさんにしてしまおうかしら?


 とても可愛い三毛(左)と、きなこさんより茶が多いツートン(右)。


 カメラを向けると、歩み寄ってきました。見た目は健康です。今日は自分一人でしたが、その日はネコおばさん以外に、家族連れや、大学教授風の男性にとても甘えていました。


 手袋を枕に寝てしまいました・・・。少し警戒したポーズを取っているのは、子供が無造作に接近してきたため。今日は、おとなしく抱かれてくれました。嫌がる素振りは全くなし・・・。クルミさんと同じくらいの体重です。
 そうしていると、ますます情が移っていくけど、彼女を連れて帰るには、いくつかの要件をクリアしなければいけません。
 まず、病気の有無。クルミさんにうつし兼ねない病気を持っていないこと。それからクルミさんとの相性。自分は留守がちだから、二匹の相性はとても大事になります。その上で、ここで生きていくより幸福だと断言できるならば、家猫にしてもいいのですが・・・。

 可愛いでしょ!(クリックすると大きくなるよ)


 すぐに連れてくるつもりはないけど、まだ何も知らず眠るクルミさん。二匹が「ねこ鍋」してくれると最高なのですが・・・。
(FBとの連動がうまくいかず、二重投稿も・・・すみません)


発掘現場見学会 ~その2(武蔵国分寺金堂周辺)

2013-02-17 08:15:30 | 美術館&博物館など

武蔵国分寺金堂跡。礎石が19個残されている。


 もう一つの見学会は、武蔵国分寺の金堂跡周辺でした。実を言えば、こちらの方から見学したのですが、遺跡より野良猫と遊んでいた時間の方が長かった?
 今回は公開されなかったけれど、中門付近と南東地区の発掘調査も進んでおり、史跡公園として三年後の完成を目指しています。


    

(左)武蔵国分寺の北西角の発掘現場。地所を覆うように塀が築かれていた。今までは板を立てた堀立て柱塀だと考えられていたが、塀に厚みのある築地塀だったことが判明。
(右)金堂に上がる出入り口(階段)付近。今回の調査で、北西角と南西角が判明し、国分寺の全体像が描けるようになった。南西角と思われる箇所には民家が建っている。発掘したのはその北側。


出土品も展示されていました。


 国分寺跡マップと、ニワトリさんが隠し持つ?欠片(クリックしてね)。

人なつこくて無茶苦茶可愛いキジトラ猫。連れて帰りたかった?


発掘現場見学会 ~その1(武蔵国分寺跡北方地区)

2013-02-16 23:29:10 | 美術館&博物館など

 武蔵国分寺跡北方地区発掘現場。出土品は少なく、縄文以前の人々は後方に見えるマンション群あたりに集落を作っていたと思われる・・・。


 (冷凍怪獣ペギラかバラゴンが近くにいるかような)身も凍る寒さの中、武蔵国分寺跡の発掘現場を見学してきました。
 今回(2月16日)公開されたのは、「武蔵国分寺跡北方地区」と、「武蔵国分寺金堂跡周辺」の二か所です。こんなに寒いのに、思った以上の人々が見学に来てました(平均年齢にすると、50以上だと思うけど)。寒風吹きすさぶ中、長時間立ちっぱなしで説明してくれた皆様、ありがとうございました。

 遺跡の発掘は、地層ごとに行います。掘れば掘るほど過去に遡るタイムマシンと言ってもいいでしょう。現在進行形(3月31日に調査終了)の「北方地区」では、近世・古代・縄文・旧石器の各地層を見ることができました。
 縄文以前の人々は、国分寺崖線(清志郎が唄った多摩欄坂から泉帳交差点へ至る崖上=多摩欄坂遺跡)から湧き出る湧水に沿う形で集落を形成していましたが、「北方地区」は集落の南の外れだったようで、石器(矢じりや斧)を作る工場のようなもの以外の、生活していたことを示す遺物は出土しませんでした。当時の人々は、平成7年に発掘された東山道(奈良時代の国道)の西側に集落を作っていたようです。


 歩道として保存された東山道武蔵路。北に延び上野国(群馬県太田市)に至る。武蔵国から西へ上り、都(奈良&京都)までを結んでいる。幅12mあって、左右に80cmの側溝を備えていた。11世紀初頭まで使われていた国道。吹きっ晒しで兎に角寒かった・・・。


 地層のタイムマシン。左側の溝が近世(江戸)時代のもので、右側の溝が古代(奈良~)時代のもの。用途は不明だが、古代溝は写真で言うと上の方で左側直角に曲がっている。コンクリートの基礎は鉄道学園の体育館の基礎の跡。旧国鉄が所有していた鉄道学園の運動場付近に遺跡が多数あったと考えられている。国鉄解体後の再開発で、今のマンション群が建設される前に大々的な発掘調査が行われた。


(左)旧石器時代の地層から出土した遺跡。このあたりに住居はなかったらしい。
(右)素人の自分にはさっぱりわからないけど、これが1万5千年(第1ブラックバンド)~3万5千年前(第2ブラックバンド)の地層。ナイフ形石器が第1ブラックバンドから出土した。斑鳩では蘇我馬子の宮殿クラスの住居が発掘されました。ロマンを感じます。


マタタビの枝&雪の日の朝

2013-02-14 10:39:20 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 マタタビの小枝をもらいました。クルミさんの目の前に置くと、お座りしたまま「くんくん」と匂いを嗅ぎ、恍惚の表情を浮かべました。数秒後、前脚でちょっかいを出し始め、本格的に遊び始めました。そして・・・。


 
 しきりに齧ってましたが、数分で酔いが覚めたのか、それまでの興奮が嘘のように、今度はヤモリハウスの上に乗っかって、じ~と様子を窺っていました。
 昔から「ネコ(トラもライオンも)にまたたび」と言われてますが、またたびの匂いを嗅ぐと、ネコはとてもリラックスした状態となり(とはウチの場合は思えないが)、転げまわったり、身体をこすりつけたり、気持ち良さそうにごろごろするそうです。もっとも、個体差があるようで、枝をくれたきなこさん(1才半オス)はあまり反応しないとか・・・。
 キウイフルーツもマタタビ科の植物だそうです。まさか齧ったりしないと思うけど、今度試してみようかな?


 

今回の雪は跡形もなく溶けてしまいましたが、朝のうちはうっすらと残ってました。

朝日を浴びている間に、みるみる溶けていきます。

オリンパスブルーが映える気持ちの良い朝でした。

武蔵野線がやってきた~♪

枝が傾いているので、魚眼レンズで撮ったみたい。


特別な一日

2013-02-13 06:30:00 | 独り言&拾いもの


 (例によって)図々しく「くじらっこ」に遊びに行ってしまったのですが、お迎えに行った生徒の一人が開口一番「誕生日おめでとう!」と言ってくれました。彼の頭の中には色々な情報がインプットされてるのですが、顔を見るなり飛び出したそのひと言に、思わず感激してしまいました。

 さらに驚いたのは、帰り道。その日は4人の生徒と大人1名(自分がここに入ったときお手本にしていた写真家の彼)と歩いて帰りました。私に言葉をかけてくれた少年と、もう一人のはにかみ屋の少年が、歌の掛け合いをしながら並んで歩いていて、その掛け合いから生じるリズムが、とても心地良い空間を作ってくれました。
 絶妙な距離感を保ちながら6人が一緒に歩いている・・・言葉にしてしてしまうと全然面白くないのですが、とても面白かったです。

 「くじらっこ」に着きました。全員が揃うと、一人ずつ皆の前に立って「挨拶と握手」をします。
 個性的でこだわりの強い子供たちがよくぞ・・・。皆の前に立って挨拶と握手をしていく姿を見て、また感激してしまいました。
 早いもので、「くじらっこ」も開所してから丸二年が過ぎましたが、決して楽しいことばかりじゃない毎日が積み重なって今日という一日があるのだと、強く感じました。スタッフも子供たちも、絶対的とも言える個人と個人とが、どこかで折り合いをつけながら同じ時間を過ごし、その中で共に成長してゆく素敵な場です。
 しかもですよ、ニワトリさんが自己紹介すると誕生日の歌を歌ってくれました。普通だったら「ちょっと恥ずかしい」感じになるのに、とても素直に聴くことができました。こんな嬉しい誕生日プレゼントはありません。

 極めつきは『花いちもんめ』と『椅子取りゲーム』。本気で遊びました。『花いちもんめ』は最近やり出したそうですが、その日は8名全員が参加しました! 自分は歌詞も忘れていたぐらいで、何十年ぶりに手をつなぎ、足振り上げ、「相談」しました。実に楽しかったです。

 家に帰ると、猛烈にお腹を空かせたクルミさんと、ひと回り大きくなってMサイズのコオロギを食べられるようになったヤモリが待って?いました。その日のうちに気持ちを書きとめたかったのですが、ベッドへ直行です。そんなわけで、もう昨日になってしまいましたが、素敵な一日をどうもありがとう~、最高の誕生日になりました! さあ、雪(雨)もやんだし、ちょっと行ってくるか!

  (帽子屋じゃない)きなこさんの母から「マタタビの枝」を頂きました。早速クルミさんの目の前に置いてみましたが、予想どおりの大ハマり・・・。最初は「くんくん」してるだけだったのですが、酔ってきたのか「ねこパンチ」を繰り出し、やがてひっくり返って大格闘に! 動画が撮りたい~♪


朝活

2013-02-11 10:12:20 | 独り言&拾いもの

今が満開の蝋梅。一番最初に届く春の香りでしょうか。自然が作った香水のよう!


 何回試みてもできなかった禁煙が「風が吹けば桶屋が儲かる」式に成功したように(きっかけは家の目の前の信号で反則切符を切られた悔しさだった…)、ひょんなことから始めたジョギング(ランニングとはまだ言えない)が朝の日課になりました。きっかけを作ってくれたK君には頭が上がりません。本当に感謝してます。
(今日は【ラッコ水泳記録会】だから、夜は走らないけど)

 自宅から西国分寺駅までの往復16分ぐらいから始めましたが、今は40分のコースを作って走っています。一つは、国分寺崖線からお鷹の道を通って古代の東山道を走る【武蔵国分寺コース】。もう一つは、ストレートに国立駅に出て大学通りから谷保天神に向かい、帰りはみふじ幼稚園の急坂を上る【谷保天富士見コース】。今日は後者を走りましたが、桜の咲く頃が今から楽しみです。


梅園の梅は大半が蕾状態なのに、この紅梅と向かいの白梅だけ七分咲き。種類が違うのか性格なのか?

(写真は昨日ですが)朝ののどかな光景です。鶏も鳩も人も・・・

・・・そしてカルガモも(写っていないけど)ムクドリも、ここで羽を休めます。

願い事は叶いました? ニワトリさんは(走りながら)ちょっとした野望を思い描いてます・・・。


彫刻展、餃子、一反木綿、駅弁!

2013-02-09 23:48:23 | 日常&時間の旅

(夕食を終えた筈の)クルミさん、興味津々覗き込み、不動の構えです。


 接点のない単語が並んでいますが、今日一日の間に強く印象に残ったものを並べるとこうなりました。点と点を結んだのは京王線かな? 
 スタートは国立駅バス停。京王バスで府中に向かいました。バスの運転手が女性だったのも印象的でした・・・。


 
 地下に潜った京王線調布駅に初めて降り、明地信之さんの彫刻展(【調布画廊】&【みるめ】の二か所で23日まで展示されてます)に行ってきました。作家と会えただけでも感激なのに、【みるめ】で珈琲を飲みながら話を伺うことができました。何て素晴らしい一日だったのでしょう、本当にありがとうございました~♪
 写真撮影の許可を頂いたので、明地さんの素敵な彫刻については改めて紹介させてください。私の下手な写真で作品の魅力を伝えられるのか?という疑問も湧きますが・・・。


 このクロヒョウは今回見ることができませんが、試作として造った彫刻が自宅にあるそうです。【府中郷土の森】で展示されたときの写真を見せて頂きましたが、日本の伝統的な田舎家の前を悠然と歩いている感じが全く違和感がなく実に似合っていました。ずっと郷土の森に置いてほしかったなあ~。


 調布に戻る途中で昼食。「肉汁たっぷり餃子」に胃袋が反応して飛びこんだら、本当に口の中にジュワ…と美味しい肉汁が広がりました(たれは必要ないくらい)。特に水餃子が絶品で、水×3&焼×4の定食=680円は大納得のプライス。お店の名前は忘れちゃいましたが、店の前に(このとおり)一反木綿がいたので、迷わずまた行かれそう。やったね!


 そうなんです、「調布=水木しげる」でした。付近を散策すると面白そう~♪


 山手線の(オール黄緑)ラッピング車両には会えなかったけど、新宿に出て中央線で帰ります。南口からホームに向かうと駅弁屋さんが・・・。「最近鉄道に乗ってないなあ~」、そう思ったら無性に駅弁が食べたくなり、まだ食べたことのない湘南の駅弁(しらす弁当)を買ってしまいました。HDDに録画していた鉄道番組で旅行気分を高め、駅弁を食べました。