『処刑剣』個人別?宣伝ポスターでも、ケイト・ツイが一番格好良い!
ヴィッキー・チャオ。(できるのに)アクションシーンが殆どなかったのが残念・・・
ドニー・イェンとウーズン(小さくてすみません・・・)
『処刑剣』(10)の記事をUPしてから何度も何度も添削して恐縮ですが、それもこれも「脱脱への想いを言葉に変換しよう」と無い頭を絞ってのことなので、どうか大目に見てあげてください。
あれから、「脱脱」を演じたケイト・ツイの画像をインターネットで検索してみました。カナ表記では殆ど出てこなかったのですが、「徐子柵」で検索すると、地元中国では既に大スター(歌手活動もしているようで動画もたくさんある)なのでしょう。出るわ出るわ・・・! 素敵な彼女を紹介させてください~♪
素顔の「脱脱」こと徐子柵(ケイト・ツイ)
見得を切る最強の刺客「脱脱」
物語の中では主役ではないのに(主人公の添え物的ヒロインだったり、主人公に敵対する人物に組していることが多い)、映画を語るときには欠かせない女性がいる。
思い返せば、(何度も書いて恐縮だけど)にわとりサンの初恋の女性=友里アンヌ隊員もそうだった。自分では「ひと目惚れ」だと思っていたが、もしかすると、最初は気にとめていなかったかもしれない。抗いながら次第に惹かれていったのかもしれない。今となっては確信が持てないのだけれど、いつしか彼女は主役の諸星ダン=ウルトラセブンや魅力的な宇宙人&怪獣以上に魅力的な存在となり、本格SFとして語るべき幾つかの物語をも押しのけて、作品の中心に座ってしまった。
彼女についてはまたの機会に譲ることにして、こうしたヒロインをとりあえずセカンド・ヒロインと呼ぶことにする。
主役じゃないのに主役になってしまうのだから、「セカンド・ヒロイン」は魔力的な魅力の持ち主だ。実際、主人公にとって危険な人物であることが多い。
世界最初の「セカンド・ヒロイン」は、以前記事にしたサイレント時代の連続活劇『ラ・ヴァンピーリ』(1916~17)に登場した女盗賊イルマ・ヴェップ(ミュジドラ)だろう。
最近(でもないか)だと、『007 ゴールデン・アイ』(95)の凶悪な女殺し屋ゼニア・オナトップ。太ももの三角締め?でジェームズ・ボンドを窒息死寸前まで追い込んだ(ちなみにこの技は、『処刑剣』の「脱脱」もちらっと披露してくれる・・・と思うが、もしかしたら妄想だったりして)。ゼニアを演じたファムケ・ヤンセンはこれ一作でトップスターに躍り出て多くの作品に出演、『パラサイト』(98)の宇宙人に寄生された女教師も強烈だったが、『X-MEN』シリーズの最強ミュータント、ジーン・グレイを演じるまでになった(ミスティークも好きだけど)。
『ラッシュアワー2』(01)でジャッキー・チェンを苦しめたチャン・ツィイーは、戦っているときの顔がいつも泣き顔なのがいただけない。『グリーン・ディスティニー』(00)のような作品なら、それでもいいけど・・・。
『キル・ビル』(03)で「ゴーゴー・夕張」を演じた栗山千明は、視線がするどく、武器のさばきも良かったが、セーラー服はないでしょう! 薬師丸ひろ子や原田知世タイプならわかるけどね。
直近だと、『キック・アス』(10)の「ヒット・ガール」(クロエ・グレース・モレッツ)が「最も危険な美少女」だが、撮影当時11歳は完全な反則技。彼女が16歳になるまでは交際禁止?
『処刑剣』の「脱脱」は、一本眉メイクと民族衣装が美形をより際立たせていて非常に魅力的だ。何より戦っているときの恍惚の表情が素晴らしく、ピンチになると衣装を一枚ずつ脱いでいく「野球拳幻術」でとどめを刺した。
個人的にはファムケ・ヤンセンを凌ぎ、『スコーピオン・キング』(02)のふんどし女王カサンドラでスクリーンに降臨し、『X-MEN2』(03)のレディ・デスストライク役をGETしたケリー・ヒュー(彼女は空手も黒帯だった)以来の衝撃というか、「殺されるなら彼女」と言わんばかりに勝手に盛り上がってま~す。新作も気になるけれど、『脱脱』とは全く違う等身大の新米女性刑事を演じた初主演作の『天使の街 野獣の眼』(07)を見たいな~♪
立ち姿のシルエットが何とも美しい。さすがミス香港!
(「脱脱」だから当然だけど)馬にもちゃんと乗れた徐子柵さん
『スペースバンパイア』と同じ「串刺し」クライマックス。マチルダ・メイとケイト・ツイ、貴方ならどちらを選ぶ?
宇宙から来た吸血鬼もいいけど、今は彼女に夢中。脱脱、永遠に!