日曜日は、日比谷シャンテで『路上のソリスト』(09)と『レスラー』(08)を観てきました。これ以上はない最強の二本立てです。当初の予定では、初回(9時50分)の『レスラー』を観て、1時間のランチタイムを挟んで13時05分の『路上のソリスト』へ「はしご」するつもりだったのですが、9時40分にシャンテに着くと、映画館を巻くように人の列が・・・(最近の映画館は皆同じだと思うが、インターネットで座席予約をした人以外は、前売券を持っていても窓口に並んで座席を予約しなければならない。シャンテでは初回のみ全席自由席)
並んでいる間に『レスラー』の上映時間になってしまい、窓口にたどり着いたときは本編が始まっていました。幸い、『路上のソリスト』の初回(10時30分)がまだ定員に達していなかったので、先に『路上のソリスト』を観ることにして、14時55分の『レスラー』の座席を確保しました。2時間ほど空き時間ができてしまうのですが、その間に久しぶりだから日比谷公園でも散歩することにしました(転んでもただでは起きないのが?ニワトリさんの特徴だったりして・・・)。
『路上のソリスト』=ロバート・ダウニーJr にジェイミー・フォックス。『レスラー』=ミッキー・ロークにマリサ・トメイ。最高に素晴らしかった~。『路上のソリスト』では、社会から見捨てられた人々にベートーヴェンの音楽が被さってゆく場面に鳥肌が立ちました。『レスラー』も音楽をうまく使っていましたが、エンドクレジットに流れてくるブルース・スプリングスティーンの「レスラー」(映画のための書き下ろし)に、何度も何度もうなずきました。ベートーヴェンの音楽が魂を揺さぶるという点で、『路上のソリスト』は『敬愛なるベートーヴェン』(06)と重なり、不器用な生き方しかできないミッキー・ロークの『レスラー』は、ウォーレン・オーツの最高傑作『コックファイター』(74)と同じ高みに到達しました(詳しいレビューはのちほど・・・)。
(左)お台場に等身大ガンダムがお目見えしたらしいが、日比谷にも等身大ゴジラが出現?
(右)というのは真っ赤な嘘で、実物は子供より小さい・・・
でも、こうすると本物のゴジラが出現したように見えなくもない・・・