センチメンタル・ジャーニー ~古い読み方に戻った剱埼灯台

2009-06-03 23:58:50 | オートバイ春夏秋冬


 剱埼(ツルギザキ)灯台は、江戸条約に基づき、明治政府が明治4年(1871)に設置したもので、三浦半島の南東端に位置し、対岸の房総半島にある州埼灯台と対で東京湾の入り口を示しています。
(なるほど、左右に灯台の明かりが見えたら、東京湾に入ったということですね!)
 晴れた日は灯台から、房総半島の館山、伊豆大島、新島さらに伊豆半島までを展望できます。
(以上、入口にかかっていた説明看板より抜粋)
 初代灯台は関東大震災で倒壊し、大正14年に建て直されました。52万カンデラの光は18海里(約33km)先まで届くそうです。
 剱埼灯台は、自分たちが子供の頃は「剣埼灯台」と表記され、自分はだから長いこと「ケンザキトウダイ」と読んでいました。おそらく「ケンザキ」は読み間違いだと思いますが、「剣」をやめて、昔から使われてきた「剱」に表記を戻したとのことです。



    

 灯台へ行く道・・・(左写真)の石畳の坂道を上って木立を抜けると、(右写真)の灯台の真下あたりに出る。斜めに見えている道は、剱崎の海岸(岩礁)へ下る道。三浦海岸からバスが出ていて、「剱崎」で降車後15分ほど歩くと、灯台にたどり着く。


    

(左)剱埼灯台の高さは 16.9m。「たった、それだけ?」と言うなかれ。剱崎自体が高いので、海上からの高さは 41.1mと必要十分になる。
(右)日本の灯台は全て無人化されていて、中に入ることはできない。入り口前の庇と庇を支える柱の部分が鳥居のようにみえる。


     

(左)剱埼灯台は、観音埼灯台&城ヶ島灯台とワンセットで覚えよう! どの灯台も魅力的だけど、ここは他の二つに比べると、訪れる人の数が非常にに少なく、静けさを好む方には絶対お勧め!
(右)角度を変えて灯台の写真を撮影していると、自分の目と同じの高さにトンビが現れた。海から吹き上げる上昇気流を利用して、羽ばたくことなく見事に空中に停止していた。


続いて、この間に下りようというわけ・・・