一ヶ月後・・・

2009-06-12 23:58:10 | オートバイ春夏秋冬

6月7日の城ヶ島。ひと月で緑が濃くなった。この日は珍しく?凪だった・・・


 一ヶ月後に続きを走りに行きました。この日は出かける直前まで行き先を迷っていましたが、4時半に出発したのは大正解でした。夏至が近づいてきましたが、7日の日の出が4時25分で、日の入りが19時ちょうどと、すでに日中時間が非常に長~くなっています。子供の頃、夏休みが来ると、言われなくてもに早起きをして、早朝から雑木林に出かけ、日が暮れるまで遊んでいたから、どうしても7~8月の方が昼の時間が長いと錯覚してしまうのですが、実は梅雨に差しかかるこの一ヶ月が一番「夜が短い」ので、前にも書いたけれど、6月は鉄道旅行向きの季節でもあります(「梅雨の18きっぷ」を出してほしい!)。
 何はともあれ、「早起きは三文の得」とはよく言ったもので、柿生経由で市ヶ尾の先からバイパスを通って金沢八景に出て、後は16号を走って横須賀から観音崎に向かったのですが、早朝の道路は非常に空いていて、空気もまだひんやりしており、爽快そのもの! アオガエル君も実に気持ち良く走り、「早出」はストレス発散にも最高だと思いました。もう「癖」になりそう。うん、早出に限る!


 朝食は三崎港の朝市で・・・一途な思いだけで三浦半島の先端までひた走り、いつもどおりの7時に朝食のテーブルに着きました。朝市には大勢の人々が来ていました。クーラーボックスを積んでくれば「三崎のマグロ」も、4尾200円!の新鮮なサバもGETできたのですが・・・。


(左)まだ7時前なのに売り切れ寸前だったマグロ丼は500円。マグロ汁は200円。マグロ丼は普通に旨く、マグロの味噌汁は最高! マグロのかき揚げ天ぷらうどん=350円も食べたかったけど、何とかこらえた。
(右)市場をひと回りしてから、モーニングコーヒー(100円)とクルミ入りのあんパン(150円)を頂く。コーヒーの隣のブースがパン屋だったから、こらえることができなかった・・・さすがにお腹がふくれたので、城ヶ島灯台を眺めながら(左奥の尖塔が見えるかな?)三崎港でひと休み。岸壁から釣り糸を垂らしている人も結構いる。のんびり釣りを楽しむ休日もいいかもしれない。



 朝食後は、気になっていた4匹の猫に会うため、ガソリンを5リットルだけ補充して三崎から毘沙門湾に戻った。オートフォーカスが中抜けしてしまい、後ろの岩に合焦してしまった・・・猫たちを訪ねる前に、旧日本軍の通信施設跡を探していたら、畑道の泥の上で立ちゴケしてしまい大ショック~~! 先ほどのスタンドで工具を借りて、外れたウインカーをつけ直し、泥汚れも綺麗に落とした。こんなに世話になるなら、ケチケチしないで満タンにすればよかった?(一番安い近所のスタンドが、リッターあたり113円。横須賀が一番高くて123~125円。ここは比較的安い118円だった。自分はガソリンに環境税を導入すべきだと考えているけど、1円でも安いスタンドを探してしまうのは、また別の話)


    

 「やせっぽち」は人なつこく、甘えながら鳴いた。背中の傷はまだ完治していなかった。ある程度の距離感を保つ「はにかみ屋」は、自分が帰ろうとすると、こんなところに寝そべってみせた。もう一匹の「クロ」はエサやりおじさんがいないせいか(近くで見かけましたが)、完全に無視された。


 

(左)いろいろあったが、それでも10時には城ヶ島灯台に着いた。短パン(濡れてもいいように水着を持ってきた)とスポーツサンダルに履き替えている。今日も空と海が青い!
(右)海上は穏やかで、風も殆どない。沖合に浮かんでいるのは伊豆大島。一か月前と違うのは、海食で生じた窪みに雨水がたまって小さな池が幾つもできていて、たくさんのオタマジャクシが泳いでいたこと。海が荒れればひとたまりもないはずだが、毎年繰り返されているのだろうから、この時期をうまく利用しているのだろう。ニワトリさんも池のほとりで朝寝をしたのだが、たった1時間で丸焦げになってしまった・・・。


(左)潮だまりには実に多くの小さな生きものたちがいた。
(右)馬の背洞門の階段を上っていたら、可愛いナナホシテントウが飛んできて、手のひらに止まった。手塚治虫(オサムシ)にも、よくお目にかかった。


    

(左)岩に化けている小魚を探せ?
(右)多くの人が洞門の上を渡っていたけど、崩落の危険があるそうだ。


 馬の背洞門の尾根からウミウ生息地の断崖絶壁を覗きこむ。ウミウの姿は確認できなかった。秋になれば、繁殖のためにここに戻ってくる。


 右端の草地は「グライダー広場」と呼ばれているらしい。そういえば一か月前、ラジコン飛行機を飛ばしている音が終始聞えていた。この日もエンジン音が聞えてきたが、草刈り機の音だった。


 グライダー広場から馬の背洞門を振り返る。写真だと遠そうだけど、小一時間もあれば楽に行って帰ってこられる。景色が素晴らしく、誰もが楽しめる散歩道だ。


    

 ひまわりのように空に向かって花を咲かせているサボテンと、この日もたくさん見かけたトビ。城ヶ島はもう夏だったりして・・・


 海が穏やかだと南国にいるような気がする城ヶ島。早くも半日が過ぎてしまい、アジのたたきをかきこんで油壺に向かった。観光船が廃止されていなければ、海を往復できたのに・・・。