センチメンタル・ジャーニー ~江奈湾&毘沙門洞窟&猫・・・

2009-06-08 12:25:30 | オートバイ春夏秋冬

キャベツ畑と海と房総半島。スイカ畑もある!


 中学卒業時に、同じコースを二泊三日の行程で、仲の良かった友達6人と旅したのですが、趣向を変えて剱崎から城ヶ島まで海岸線を歩くことにしました。現在、「三浦・岩礁のみち」と呼ばれているハイキングコースが(松輪バス停から剱埼灯台&毘沙門洞窟を経て宮川町バス停まで)ありますが、その当時自分たちが歩いた距離は、ハイキングコースとほぼ同じ11kmぐらいだったのではないかと思います。海岸線の岩場伝いを歩いてゆくので、普通の道を歩くよりもきつく、へろへろになりました。どうしても海岸線を歩けない場所は、国道を迂回しました。夕暮れ迫る頃、ついに城ヶ島大橋の下にたどり着いたときは、皆で手を取り合ってはしゃぎました。


(左)江奈湾付近は一般道も海沿いを走るので、「岩礁地帯はどうも・・・」と思う人も気楽に歩ける。
(右)干潟が始まるところ。京急バスも充実しており、適当なところで途中降車して、散歩を楽しむ人々もたくさんいた。


(左)昨日訪ねたとき(9時~10時)は潮が引いていて、完全に地面が露出していた。
(右)葦原と森が広がる風景は牧歌的で、個人的にもとても好きな場所だ。バイクの機動力には感心するけど、歩きたいときは意外と邪魔になったりして・・・。


(左)毘沙門から城ヶ島(左上の霞んでいるところ)を望む。ゴールが見えるのに、ここから先が長かったことを思い出した。頭上を旋回するトビが自分たちを見守りながら道案内をしてくれているように思えた。トビは今日もたくさん飛んでいた(パラグライダーも一基混じっていた)。
(右)毘沙門港から弥生時代の遺跡(鹿の骨を焼いて吉凶を占う「ト骨」など)が出土した毘沙門洞窟(海食洞。奥行20mぐらい)まで700m。今回もここだけはちゃんと歩いた。弥生人のように洞窟をシェルター代わりに使っている人もいるようだ。


     

 歩きやすいように一部工作物を置いたりしているが、自然の力には敵わない感じ。たった700mだけど、往きは岩から岩へと上り下りを繰り返し、どこまで続くのかと思った。ヤワになったもんだ・・・。


 閉鎖された駐車場近くに住んでいた4匹の猫。面倒を見ている人の話だと、飼い猫を捨てて行く人が後を絶たないのだとか・・・。ここで生き延びても4~5年足らずで死んでしまうらしい。4頭に囲まれたときは嬉しかったけれど、胸が痛んだ。彼らと遊びながら1時間近く休憩してしまった。


(右)最初に現れたクロ(その上の写真のクロとは違う)。一人を好み?愛想を振りまいたりもしない。
(左)大変人なつこいサバトラ。昨日訪ねたとき、この猫だけ現れなかった。どこかで元気に暮らしているといいのだけど・・・。