LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第11回名古屋ミーティングレポート

2017年02月07日 | Weblog
平成29年 2月6日 
LGBTの家族と友人をつなぐ会 インなごや 第11回 ミーティングレポート

日時:平成29年 1月29日㊐ 13:30~16:00
場所:イーブルなごや 
参加者人数:14名 (会員4名  賛助会員2名 2回以上の参加者2名  初参加者6名)

初参加者の中には、パートナーさんと一緒に参加してくれたかたが二組おられました。
性別違和を覚える当事者のかた、これから手術を計画している性同一性障害のお子さんのいるお母さんたち、手術をして性別も戸籍も変えた当事者さん、男性同性愛者のかた、バイセクシュアルのかた、娘がレズビアンの母、などいろいろでした。
母親の方からは、本音を言えば体にメスを入れてほしくないし、今でも夢であってほしいと思う反面、受け入れなくてはという気持ちのはざまで揺れ動いているというお話にたいして、親はカミングアウトを受けて何か月か、せいぜい何年かだと思うが、本人たちはそれよりずっと長い年月を苦しんできている。受け入れるのにも同じくらいの年月が必要と思う、という当事者さんからのことばで頷く人もいました。また、「メスを入れてほしくない」という言葉はすでに手術を終えている人にとっては言ってほしくない言葉。自分は手術しているが、自分をFTMと思ったことはないし、FTMという見方もしてほしくない、という意見が出ました。
また、FTMのパートナーさんのことを母親に受け入れてもらえず悩んでいるというかたや、父親の反対を押し切って手術をしたものの、本当にこれでよかったのかどうかと考えてしまう。もとには戻れないが、親には心配をかけないような生き方をしたいと思っている、というお話も出ました。

********************************************

アンケートを書いていただいた中から抜粋したものです。

・自分の思いを出すことができてよかった。人によって悩みも様々なことがわかってよかった。
 同じ状況のほかの人の意見が聞けてよかった。活動を止めることなく続けてほしい。
・もっと医療機関を充実させることが必要だと思う。大きな手術をして翌日はビジネスホテルとい
 うのはどうかと思う
・ご家族のいろんなことがきけました。とてもよかった。
・LGBTの人々、親と子ども、カップル、バランスよくそろっていて貴重なお話を聞くことがで
 きて良かったです。就職に関して先輩にあたる人たちの体験談はとても参考になりました。
・男と女、という二択しかないので中間という選択肢が欲しい。
・自分一人ではなかったという思いで気持ちが強くなりました。
・カミングアウトしなくてよい社会になってほしい。
・ゲイの当事者だけの集まりには出たことはありましたが、FTM、MTF当事者やそのご家族の
 方のお話を聞けてとても勉強になりました。
・多様性を受け入れる社会に少しずつなるようにしていきたいと改めて思いました。
・親の気持ちが感じられる時間を過ごせました。また参加したいです。
                                
                                以上です。     榊原
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第87回神戸ミーティング(... | トップ | 東京ミーティング(2/5)の報告 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事