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LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

ホームページ、ついにリニューアル!!

2010年11月06日 | Weblog
みなさん、新しいホームページはもうご覧になりましたでしょうか?
11月1日より、ついにリニューアルいたしました!!

事前にお知らせを・・と思いつつ、できずじまいでこの記念すべき(笑)日を迎えてしまいましたので、アクセスして「間違ったかな?」と思った方もいらっしゃったかもしれませんね。つなぐ会のパンフレットをご存じの方はイメージを統一していますので、「??どこかで見たような・・」と気付いていただけたかもしれません。(そこまで気づかない??)

とにかく会のお母さま、お父さま、当事者の方々合わせて10名ほどのチームで、検討に検討を重ね、試行錯誤の末に出来上がりました。予定より2カ月遅れましたが・・(汗)遠くから神戸まで何度も通ってくださった方も・・みなさんのご協力に心から感謝です!!ありがとうございました。

「あんなことも、こんなことも伝えたい・・」ということで、これまでのホームページとは違って情報満載!(にしたつもり・・)になりました。コンテンツがいろいろありますので、お時間のあるときに是非あちこち開けてみてください。このホームページの売り(笑)はやはり「体験談」かもしれません。「体験に勝るものなし」と言いますし・・親や家族、当事者のみなさんの珠玉のスト―リーが収められていますので、こちらも是非!!

そしてこれは神戸市パートナーシップ活動助成の助成金でできたものです。ここでちゃんと宣伝しておかないと・・(汗)神戸市さんありがとうございます!!LGBTの啓発活動に行政の応援がいただけて,ほんとうにうれしいです。

次は啓発パンフレットと相談窓口カードの作成に取り組んでいます。こちらも乞う!ご期待!!

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黒髪のアン

2010年11月06日 | Weblog
☆お待ちかね!桑島さんからのエッセイです。
赤毛のアンと同様に、ブロンド全盛時代にあったオードリーにとって黒髪はコンプレックスだったのでしょうか・・そしてユダヤ人であったことも・・
運命的なアイデンティティにコンプレックスを抱えている人は少なくないと思います。でもそれによって差別を受けることは耐えがたいことですね・・

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虹色の皆さん、皆さんの髪の色は何色ですか? 僕の髪の色を言います。黒です!
いろいろな「黒」があることを前提とした上で日本では髪の色を聞かれたら、みな「黒」だと思うでしょう(白髪の方や染めたか地毛かは問わず茶や金や銀の方もおられるでしょう。もちろん髪が無い方も。それぞれ個性ですが、今回は考えないことにします。すみません)。ヨーロッパやアメリカは色がもっと複雑で多様でしょう。肌も瞳もそして髪の色も。ところで虹色の皆さん、シンデレラの髪は何色だったか覚えていますか?ディズニーのアニメではいわゆるブロンドつまり金髪でした。
オードーリー・ヘップバーンの髪の色は黒です。彼女はユダヤ人でそのルーツが東洋の最西端(イスラエル)にあるから、やはり東洋の最東端にある日本人の髪と同じ黒なのでしょうか?
最近はディズニーも髪と肌の色の黒いお姫様を登場させていますが、20世紀も半ばオードリーが活躍していた時代はシンデレラだけでなく眠れる森の美女も不思議の国のアリスも『ピーターパン』のウェンディも金髪でした。ティンカーベルは全身金ピカです。
髪が黒いお姫様は白雪姫ぐらいだった時にオードリーは登場しました。彼女は「みにくいアヒルの子」だったのかもしれません。なぜなら当時の美人女優は皆ディズニーのアニメのお姫様たちの様に金髪ブロンドで白い肌の持ち主だったからです。黒い肌の美人女優がいなかった様に黒い髪の女優は美人の仲間入りが出来なかったのです。「見にくい=見えない」存在だったのかもしれません。
『赤毛のアン』も赤毛のために金髪美女同盟からは仲間外れにされます。アンもそのことは知っていて赤毛がコンプレックスでもあります。そして彼女の赤毛は彼女の境遇のシンボルとは言えないでしょうか?
オードリーはアンの様に孤児ではありませんが、6歳の時に父親が失踪しています。厳格な母に育てられた彼女の子供時代は優しく抱きしめてくれる人をいつも探していたそうです。
昔はハーフ今はダブルと呼びますが、オードリーはイギリス人の父親とオランダ人の母親の間に生まれました。そしてイギリスではオランダ語訛りをからかわれ、オランダでは英語訛りをからかわれたそうです。いわゆる「いじめられっ子」です。
そしてユダヤ人であることがオードリーの少女時代に暗い影を投げかけます。ナチスドイツが彼女が母親と暮らすオランダを占領してしまいます。そして5年間オードリーはオランダのお城の様な自宅に幽閉されてしまうのです。
虹色の皆さん、オードリーにもカミングアウトしなければならない辛く悲しい境遇がある「黒髪のアン」だったと僕は思うのです。
そしてセクシャルマイノリティとも呼ばれる虹色の皆さんとオードリーにも共通点はあります。それは自分の運命的なアイデンティティの為に差別を受けねばならなかったことです。




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