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夢の羅列<レイクサイド家族パーティー> 少し前の夢 20161215

2016-12-15 19:57:36 | Dreams
夢の羅列<レイクサイド家族パーティー> 少し前の夢 20161215


夢の中で私は、
凍り付いた湖を歩き回った挙げ句、やっと知り合いの家に辿り着いた。

本当はこの歩き回った時のことがけっこう大事だったような気がするのだが、
起きてコーヒーを一杯飲んだらそこを全部忘れてしまった。

話は夢に戻るが、
知り合いとはいっても、夢の中で「知り合い」と感じているだけなので、
目が覚めて思い返してみてもまったく憶えがない人たちなのだが、
彼らはまだ若い家族で、旦那と奥さん、子供が3人くらい、そして
近所の主婦仲間数人とその子供たちといったところか。
そこになぜか老人がひとり混ざっていた。

家は木造のアパートで家族の部屋は2階にあった。
中はいかにも子供が3人いるかのように雑然としていて、
しかし主はまったく気にせずに今日の料理のことに集中していた。

主、つまり旦那さんは齢は30歳といったところだろうか、茶髪で
細かいことを気にしない気がつかない風で、よく笑い、よく動き、丈夫そうで、
どうやら消防署勤務であるらしかった。

奥さんもこれもまた丈夫そうな感じで、エプロンがよく似合い笑顔がかわいい。
まだ幼い子供たちがいたずらをすると追いかけ回したりしていた。

今日は何かの記念で、皆が集まり食事会であるらしかった。

私はこの家に上がった時になぜか私が以前によく冠っていた帽子━━
綿や麻、毛糸などで編んだベレー帽のようなしかし
フェルト製の本当のベレー帽ではない━━を部屋の隅に見つけて
「なんでこんなところにあるのだろう」と思いながらもそれを冠った。

もちろん現実であれば自分のものと同じものが人の部屋にあったからといって
それをすぐに冠るようなことはしないが、まあ夢の中での奇妙な秩序と常識である。

私はしばらく子供たちの相手をしたりしていたが、
さあ出来ましたよという声に食卓のある隣の部屋へ移動しようとした。
ところがほんの一瞬見えた壁の鏡に映された自分の姿にひどく違和感を覚え、
頭に手をやるとやけに盛った感じのヴォリュームがあり、
すぐに帽子を脱いでみたらそれは帽子ではなく子供の布団だった。

ええっ、オレはここに来てからずっと布団を冠っていたのか。これは恥ずかしい。
誰も何言わないし、オレも帽子と布団の違いに気がつかなくなってしまったのか。

しかも布団が濡れてしまっていた。

私が湖を歩き回っていた時に頭も濡れていたのだろう。
頭に冠った部分がずいぶんと濡れていた。

とりあえず布団をソファの上にかけてなるべく早く乾くようにし、
機会をみて奥さんに報告しておこう、と思い、もう皆が集まった部屋へ入った。

部屋には大きなしかし低い食卓があり、ほとんどの人は畳に座っていたが、
私に残されていたのは椅子であった。

私としては椅子の方が座り易いのでありがたかったからそこに座ろうとすると、
老人がすっと前に来て「やれやれ」などとつぶやきながら座ってしまった。

「うっ」と思ったが、べつに私用に決められた席でもないし、
私よりもだいぶ弱っている感じでもあるし、私は何もいわず、言う権利もなく、
もう少し奥の空いたところへ進んだ。

それにしてもヨボヨボ爺さんだと思っていたら、大事な時には速く動けるんだな。
世の中万事そんなものだよな。
でも先に座ってから横に立たれて「ゴホゴホ」などと催促されるよりはましか。

奥の空いた畳に私は座った。

そこは若い主婦連が固まった席で、
畳に直に座るのが少し辛いが、まあ悪くないか、といった気持ちを覚えながら、
ああそういえば奥さんに布団のことを言わなければと思い出し、
奥さんを見ると主婦たちと話に夢中の様子。

そこに「あの布団と帽子を間違って」などと割って入れば
それはきっともうボケた爺さんそのままなので、やめておいた。

後で言おう。

おわり。
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