20210419
どこかに行く用事があり、夢の中の自宅から私は外に出た。
夢の中では珍しく自宅は実在と同じであった。
ひとりで駅に向かう上り坂を歩いた。
家を出てから60メートルほど来たところで腰を何かに引っ張られた。
「えっ?」
少し驚きながら引っ張られたところを見て同時に触ると、
ポケットから何か細い針金のようなものが
今来た方向へ「ピン」と張られていた。
「えっ?」また驚いた。
しかしすぐにわかった。
鍵だ。これは鍵についているカールコードである。
たぶん家のドアに反対の端を挟んだまま歩いてきてしまったのだろう。
こんなに伸びるものなのか。
60メートルだぞ。
坂の途中で私はそのコードに手をかけたまま茫然と立ち尽くしていた。
おわり。
E V O L U C I O
どこかに行く用事があり、夢の中の自宅から私は外に出た。
夢の中では珍しく自宅は実在と同じであった。
ひとりで駅に向かう上り坂を歩いた。
家を出てから60メートルほど来たところで腰を何かに引っ張られた。
「えっ?」
少し驚きながら引っ張られたところを見て同時に触ると、
ポケットから何か細い針金のようなものが
今来た方向へ「ピン」と張られていた。
「えっ?」また驚いた。
しかしすぐにわかった。
鍵だ。これは鍵についているカールコードである。
たぶん家のドアに反対の端を挟んだまま歩いてきてしまったのだろう。
こんなに伸びるものなのか。
60メートルだぞ。
坂の途中で私はそのコードに手をかけたまま茫然と立ち尽くしていた。
おわり。
E V O L U C I O