年間第26主日を迎えたカトリック八王子教会
(住所:東京都八王子市本町16-3)
(住所:東京都八王子市本町16-3)
9月25日(日)、八王子教会で年間第26主日のミサに与った。この日は祭儀中に敬老の祝福があるので、祭壇正面に「敬老者席」が設けられていた。高齢者を中心に聖堂は人が溢れ始め、信徒席後方に数列の補助席が置かれたほどである。午前10時、ミサ開祭。石川和子シスターの「ミサ曲2」を歌う。主任司祭の稲川圭三神父は手話を交えて歌われる。侍者の男の子も手話をしながら(!)歌っている。本当に神の豊かな恵みが注がれている瞬間と思う。
福音朗読は、イエスのたとえ話「二人の息子」(マタイ21・28-32)。兄は考え直して父に従ったが、弟は口先だけの返事をする。イエスは洗礼者ヨハネが示した義の道を、祭司長らが考え直して信じなかったことを指摘した。稲川神父は、「義の道とは、根源的な回心と思います。それは、神様の救いに信頼して立つということです」と話された。 「祭司長らは、自分たちは正しいと考えていた。しかし、それでは救いを望まれる神様の心には出会えないと思います」。
稲川神父は、「この話は、私にも思い当たることがあります」と告白された。教員時代の稲川神父は、恩師の下山正義神父から「自分が正しいとうぬぼれている」と婉曲に叱責された(雷が落ちた)という。「自分が正しいかどうかではなく、救いを望まれる神様というお方に信頼して生きること。洗礼者ヨハネによって、徴税人たちは信じたのです」。 司祭の説教のあと、「敬老の祝福」。会衆全員で「テ・デウム」を唱える。神様と共に、いつまでもお元気でありますように。
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ミサ後のカトリック八王子教会
“ケルビムも、セラフィムも、絶間なく声高らかに
御身がほぎ歌をうたいまつる”
◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲2(典礼聖歌207-210)、入祭:典礼聖歌32「神に向かって」、奉納:典礼聖歌317「キリストは人間の姿で」、拝領:典礼聖歌167「わがこころ喜びに」、閉祭:典礼聖歌402「仕えられるためではなく」。