カトリック喜多見教会の聖母像
(住所:東京都世田谷区喜多見9-7-10)
(住所:東京都世田谷区喜多見9-7-10)
5月27日(日)、喜多見教会で聖霊降臨の主日のミサに与った。風薫る5月は聖母月。そこで、今月のミサは「聖母の名を戴く教会で」と決めた。今週は自宅から京王線、JR南武線、小田急線を乗り継ぎ、世田谷の喜多見教会(ルルドの聖母)へ。この日は、復活の主日から始まった復活節の最終日。「キリストを信じるすべての者よ・・」。八王子教会で「復活の続唱」を先唱された稲川圭三神父の歌声が、今も私の耳に残る。あれから約1ヶ月半が過ぎた。
昨年の聖霊降臨祭の記事でも触れたが、私は名古屋市にあるカトリック系の聖霊病院で生まれた。当時、私の両親は目黒区に住んでいたが、母は里帰り出産で名古屋に戻ったのだ。カトリック信徒の祖父(母の父)の薦めもあり、母は聖霊病院を選んだ。その十数年後、同じ場所で祖父は病魔と闘い、主のもとへ旅立った。葬儀ミサは近くの南山教会で行われ、ヨハネ・リータス神父が司式された。新緑の季節になると、つい個人的な回想が多くなってしまう。
午前7時30分、ミサ開祭。信徒席には礼拝会シスターの姿も見える。福音朗読は、イエスが聖霊の働きについて語られた場面(ヨハネ15・26-27、16・12-15)。赤い祭服を召された主任司祭の安次嶺晴実神父は、「聖霊は祈りを通して注がれ、弱い私たちは変えられる。必死の祈りに応える神様からの力、聖霊によって導かれるのです」と話された。一昨年、私は自分の精神的な苦しみを通して、再び教会へ通うようになった。まさしく、聖霊のお導きである。
カトリック喜多見教会聖堂(礼拝会修道院旧聖堂)
◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲(4つの賛歌)は読誦。 入祭:典礼聖歌345「わたしは復活し」、続唱:典礼聖歌352「聖霊の続唱」、閉祭:典礼聖歌388「ガリラヤの風かおる丘で」。