日本聖公会 立教学院諸聖徒礼拝堂
(住所:東京都豊島区西池袋3-34-1)
(住所:東京都豊島区西池袋3-34-1)
ソチ五輪が閉幕。「オリンピック大好き人間」の某カトリック邦人司祭はテレビにしがみつき、フィギュア観戦で「寝不足」になったらしい(呆)。ニッポン人は「感動をありがとう!」と集団催眠のように酔い痴れていた。五輪選手のメダルは一喜一憂しても、自分たちの人権、自由、平和が危機的な状況にあることは無関心。その間、ニッポンは大量の放射能汚染水を垂れ流し、米国のメディアは連日のように「安倍独裁」を批判。だが、ニッポン人は刹那的な「感動」に耽って、頑なに思考停止中。
2月23日(日)、立教大学チャペル(日本聖公会)で顕現後第7主日の聖餐式に参列した。午前10時、司祭団が厳かに入堂。福音朗読は、「汝の敵を愛せ」の場面(マタイ5・38-48)。金大原(キム・デウォン)司祭は「イエス様が言われた『完全な者』とは、人が神に似せて創造された時の姿。その表れの一つが平和の実現。これが私たちの使命であり、神に倣う完全な道です」と話された。今や憎しみの坩堝(るつぼ)と化した「異様な国、ニッポン」。平和を蔑み、社会的弱者や隣国を罵っている。
礼拝後、キャンパス周辺を散策。正門前に「Carmel(カーメル)」というカフェがある。学生街の「昭和が漂う喫茶店」だが、その店先で雑誌「St. Paul's Campus」(通称SPC)が配布されていた。本誌は立教唯一の学内ミニコミ誌だったが(と思う)、現在はフリーペーパーに転じた。私の学生時代、SPCの表紙は清楚な女子学生の写真が微笑み、記事は立教内外の情報、著名人インタビューなどを組んでいた。だが、久しぶりに入手した最新号は、不注意な誤植が多かった。がんばれ、SPC!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d4/b857751b5478a7edb96c72ee5ad9b3d8.jpg)
立教大学正門前、Coffee Shop Carmel
(住所:東京都豊島区西池袋5-10-2椿ビル1F)
◆聖餐式で歌われた聖歌:
ミサ曲譜1(キリエ、大栄光の歌、サンクトゥス、アニュス・デイ)、入堂聖歌:357「まぶねの中に」、続唱聖歌:489「心を尽くして」、奉献聖歌:493「愛のわざは」、陪餐聖歌:265「つつしみて近く寄り」、派遣聖歌:317「われら主をたたえまし」。(番号は「日本聖公会聖歌集」による)
◆主な参考文献など:
・「St. Paul's Campus」Vol.103 (立教大学St. Paul's Campus・2013年)