日本正教会 東京復活大聖堂教会
(住所:東京都千代田区神田駿河台4-1-3)
(住所:東京都千代田区神田駿河台4-1-3)
裏金疑惑の小渕優子、「うちわ」問題の松島みどり、ネオナチと「ねんごろな」稲田朋美と高市早苗。こんな連中が安倍晋三の言う「ニッポンの輝く女性」なのか。そういえば、醜悪なヘイトスピーチの徒党「在特会」と親密な山谷えり子の「活躍」も際立っている。彼女は「敬虔なカトリック信者」だが、御聖体を拝領したその口で、品性下劣な妄言を吐いている。もっとも、山谷は日本のカトリック教会を蝕む「あなたはもうすでに、救われている」宣言が虚構であることの「証し人」にはなっている。
10月26日(日)、正教会の東京復活大聖堂教会(通称ニコライ堂)で、五旬祭後第20主日の聖体礼儀に参祷した。午前10時、聖体礼儀の始まりを告げる鐘と共に、ダニイル府主教と司祭が厳かに入堂。この日はロシア正教会モスクワ教区の長司祭セルギイ神父も陪祷された。福音経の誦読は、「種を蒔く人」のたとえ(ルカ8・5-15)。大川満神父は、「種が蒔かれた所は私たち自身です。道端、石地、茨に変化する私たちは良い土地とは言えず、不安定な信仰の持ち主なのです」と話された。
「そんな私たちが救われるのは、世の罪を背負った救世主の無限の愛があったからこそ。救世主なくして、私たちは救いに与ることができません。その救いは人間によるものではなく、イイスス・ハリストスの福音によります。私たちハリスティアニン(クリスチャン)の国籍は天国であって、地上の国籍ではないのです」。大川神父が言われた「国籍」。地上のそれに執着する虚しさは、ニッポンの品性下劣な極右クリスチャンども(カトリック信者の山谷えり子、曽野綾子ら)が「証し人」になっている。
ニコライ堂境内に残る旧ニコライ学院。1996年閉校。
(1895年竣工。当初はニコライ堂の附属図書館だった)
旧ニコライ学院(旧図書館)の外観
<現在、正教の教えを学ぶ伝道会は、ここで開講中>
<付記>
今年5月の瞽者の主日聖体礼儀の記事でも触れたが、旧ニコライ学院の建物(上写真)は、かつてニコライ堂の図書館だった。ニコライ大主教の後継者となったセルギイ(チホミロフ)府主教(1871-1945年)の手記によれば、関東大震災時にニコライ堂を襲った火災は「想像を絶する熱気で、図書館の三階を見ると屋根から煙が上がっている。見る間に、屋根が一瞬にして燃え上がり、五分後には二メートルを越える炎が屋根を飲み込んでしまった」という。現在は1・2階部分が残っている。
◆主な参考文献など:
・「ニコライ堂遺聞」 長縄光男著(成文社・2007年)