年間第23主日を迎えたカトリック八王子教会
(住所:東京都八王子市本町16-3)
(住所:東京都八王子市本町16-3)
9月3日(土)、八王子教会で年間第23主日のミサに与った。この日は台風12号の影響で、数分おきに天候が急変し、突然の暴風雨に何度も見舞われた。私が八王子教会に着いたときは、ちょうど雨が止んだばかりで、聖堂前の園庭を子どもたちが走り回っていた。八王子教会では土曜日夕方の主日の典礼が、原則的に「子どもとともにささげるミサ」の式次第で行われる。教会学校の子どもたちは要理を学んだあと、この夕べのミサ与ることになっている(らしい)。
午後4時、ミサ開祭。教会学校の子どもたちは、シスターとともに祭壇前の「特等席」に座っている。会衆は圧倒的に大人が多い。悪天候にもかかわらず、150人ほどが参列していただろうか。そんなことを考えているうちに、入祭の歌が始まった。「子どもとともにささげるミサ」の歌は、教会学校が独自に編纂した「子供の歌」から選曲される。当初は「ひらけ!ポンキッキみたいな歌ばかりだ」と思っていたが、最近は極めて優れた楽曲もあることが分かってきた。
福音朗読は、イエスが「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい」と言われた場面(マタイ18・15-20)。主任司祭の稲川圭三神父は、「罪の元々の意味は、“的外れ”だそうです。的外れとは、共におられる神様を認めないこと」と話された。「もし、誰かとケンカ中なら、その友だちにも神様が共におられると祈ってください。神様は全ての人と共におられるのですから」。 元小学校教諭の稲川神父は、子どもたちに優しく諭された。
◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲2(典礼聖歌207-210。感謝の賛歌のみ上村幸一郎詩・曲)、入祭:子供の歌「イエスさまがいちばん」、奉納:子供の歌「五つのパン」、拝領:子供の歌「神様のぬくもりのしるし」、閉祭:子供の歌「こころをつないで」。