しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
よかったら見てください。

朝の露 <教会は一つ>

2024-08-03 | Ⅱコリント
「そして彼らは、あなたがたのために祈るとき、あなたがたに与えられた、神のこの上なく豊かな恵みのゆえに、あなたがたを慕うようになります。」(Ⅱコリント9:14新改訳)

エルサレム教会は、最初、異邦人が自分たちと同じように救われ、神の国の相続人となることなどありえないと思っていた。▼ところがサマリア人が救われ、ローマ人コルネリウス一家が救われ、アンティオキア教会が形成され、そこから世界へ宣教師たちが派遣されて、みるみるうちにローマ帝国内に民族を問わずキリスト教会が増えていった。それでも半信半疑だったユダヤ人キリスト者たちは少なくなかったろう。▼ところが実際はどうか。パウロたちが宣教によって作り上げた異邦人教会から、洪水のように支援の献金がエルサレムに集まって来たのである。交通も困難な当時の世界、それをものともせず、忠実な兄弟たちが諸教会から遠路はるばるエルサレムに義援金(ぎえんきん)を届けに来たのであった。こうして愛による感謝の交わりが世界の教会を一つにしていく、それこそパウロが描いた夢の実現だった。▼「われは天地の造りぬし、全能の父なる神を信ず。われはそのひとり子、われらの主、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり、おとめマリヤより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、よみにくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。かしこより来りて生ける者と死にたる者とをさばきたまわん。われは聖霊を信ず。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだのよみがえり、とこしえのいのちを信ず」アーメン