しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <にせ預言者>

2024-08-01 | 申命記
「その預言者あるいは夢見る者は殺されなければならない。なぜならその人は、あなたがたをエジプトの地から導き出して奴隷(どれい)の家から贖(あがな)い出された、あなたがたの神、主が歩めと命じた道から、あなたを迷わせようとするからである。あなたがたの中からその悪い者を除き去りなさい。」(申命記13:5新改訳)

本章はにせ預言者をどう扱えばよいか、ということについてモーセが定めた規定である。シナイ山でイスラエル民族と契約を結ばれた神、モーセを通して律法をお与えになった神以外の何かを礼拝させようと民に勧(すす)める人は、問答無用(もんどうむよう)、かならず殺されなければならなかった。いかなる同情もあわれみも加えてはならなかったのである。このことに関して下したモーセの命令はきびしいものであった。▼ヨシュアに率(ひき)いられたイスラエル人たちがカナンに侵入した後、この命令を厳格(げんかく)に守り実行していれば、数百年後の捕囚はありえなかった。そして現代もモーセの警告は注意をはらわれていない。地球上には偶像礼拝が満ちている。