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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

大根の花

2010年03月24日 | 日記




         大根の花



    美しい女性の足をシンボルするのが
    大根の白さと形であるのは
    誰も拒みきれない真実である

    大根の白さと丸みを帯びた形状は
    男たちの羨望のまなざしに晒される
    きみの
    美しきからだの重要な一部は
    その足のなめらかな肌触りと白さである

    大根の白い花は
    まるで生き写しのように
    きみに似て
    ぼくを惑わすのだ

    さらば
    美しき大根の花をもったあなたよ
    いつまでもその感触と暖かさを
    ぼくに伝えよ

    そして
    世紀を超えて
    生き続けよ
    億光年の彼方へあなた自身を投影させよ
    と





かつてテレビドラマで「大根の花」というのがあった。
森繁久弥と竹脇無我の共演であった。

自然体の二人に好感を持てた。
まさに大根の花であった。








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                     荒野人

春になるということ!

2010年03月23日 | 日記
春は凛として花を咲かせ始めた。
美しき哉(かな)。

我が青春の日々よ。
頑(かたく)なだった日々の、唾棄(だき)したくなるほどの悔恨(かいこん)の出来事よ。

春の気配が漂ってきて、ぼくを寝かせてくれない。
万全とは言えないのだけれど、布団を上げた。

膿(う)んでしまったぼくの精神世界を洗うのは、今一番綺麗に咲いている花たちの微笑である。
体調を壊してしまって、明日で2週間である。
心配をおかけした皆さんにお詫び申し上げる次第であります。


荒野人・・・今日から復活します。
ただし、毎日は無理かも!
でも、毎日の美しい日々を綴りたい!と念願しています。


さて、今日は枕を上げ近くの公園に出かけてみたのである。
気配は温かいのであるけれど、木々の梢は尖っていた。



梢を吹き渡る風は、南の風、風力2。
そよいでいる。



今一番美しく綻(ほころ)んでいるのは木蓮と辛夷(こぶし)である。
樹の上で花たちが微笑んでいる。



一輪の美しさと群舞の美しさは、それぞれ「えもいわれない」たたずまいであるのだ。

木蓮の花言葉は「自然への愛」「持続性」である。
辛夷は「友情」「歓迎」「信頼」だ。

木蓮と辛夷の見分け方は、簡単である。
木蓮も辛夷も良く似ているが、花がやや小さめで、花の下に葉がついているのが辛夷である。

因みに木蓮は、つぼみの先が必ず北を向くので、方向を指示する植物「コンパス・フラワー」とも呼ばれている。

さらに、モクレンの仲間(マグノリア属)は、原始時代から形状を変えていないことも特徴で、恐竜時代の地層から化石が発掘されることがあるのだ。
悠久のロマンを感じるではないか。



今、木蓮は花弁を茶色に変色させつつある。
凍みたように茶色のすじを描き、時として花弁の縁から茶色を侵食させつつある。



けれども、いまなら色白美人と、頬を赤く染めた彼女たちが樹上に犇(ひし)めいている。



縮(ちぢ)れたような花弁が、大気を充分に孕んでいて、その曲線が美しいのである。



孤高の咲き方を楽しんでいる花もあった。
その志や・・・良しとしよう。



紫木蓮である。



白木蓮である。



額が落ち、咲く直前である。
木蓮の樹の下には、植え込みがあってはるの祭典の序曲を奏でつつある。



間もなく桜花が咲く。
人を誘う妖しい魅力は、何なのだろうか。
人を酔わせ、狂気に誘う。

桜花は魔性の女であるのかもしれない。





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水温(ぬる)む候となりました

2010年03月12日 | 日記
今日は暖かでした。
空の高さは、花の色が示しているのである。

空気が気配を運んでくる。
空気の配分こそが季節の温度を作る魔法の粉である。



こうしてみると、空気の色すら変わって見えるのである。



近所の公園のため池にダイサギが飛翔してくるのである。
彼は、いつも不意に現れてぼくたちの目を楽しませてくれるのだ。

先日お見せしたけれど、この池の鴨たちは温んだ水を掻い潜って小魚を捕えたり、沐浴を楽しんでいる。
いつ渡りに入るのであろうか?



明日も晴れるのだと言う。
久しぶりに、我が小部屋の窓を開け掃除でもしようか!と思っているのである。




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                 荒野人

三寒四温どころか・・・日替わりメニューのお天気

2010年03月12日 | 日記
通常は「三寒四温」で季節が進むのが今なのだ。
ところが日替わりメニューで天気が変わる。

また、日本海側の異常ともいうべき寒波・・・一体何なのだ!
と言いたくなるのである。



気候は乱気流に巻き込まれていても、植物たちのDNAはしっかりと季節を感じているようである。
これは、木蓮の花。
咲き初めている。



これはコブシの花である。
コブシ自体、小ぶりの花を咲かせるのである。

もう終わりを迎えている花もある。



白い三椏(みつまた)の花である。



赤い三椏(みつまた)の花である。
赤い三椏の花は珍しい。

三椏は和紙の原材料として知られているけれど、その栽培農家は減少しつつあるようである。

また、三椏は日本銀行券・・・お札に入っていると言われている。
しかしその混合比率は殆どゼロに近いらしいのだ。

お札の原材料の中心は、マニラ麻やパルプである。
教科書に「日本のお札には和紙の原料の三椏が入っている」と書かれているから、三椏を申し訳程度に入れているのが現状である。

三椏は、工芸品の材料としての方が市場が大きいのである。

因みに、和紙の原料になるのは三椏の樹皮だけである。



閑話休題
 天気予報は、専ら「桜の開花予報」であった。
 早い四国で20日開花宣言だという。
 東京は23日だと予測されている。
 旧来の「蕾10個」の重さでの予測では、東京でも20日が開花日だという。

 早く咲いて欲しいので、ぼくは旧来の予測を支持したい。

 桜花(はな)が待ち遠しいのである。
 まるで大好きな女性との逢瀬(おうせ)を待っている気分である。




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