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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

落ち葉がわんさか

2012年11月29日 | ポエム
落ち葉が、こそっと降るのは風情が宜しい。
けれど、わんさか降り積むと清掃が大変である。



この場所は松平家の墓所である。
もっとも著名なのは、知恵伊豆の異名を持つ松平信綱、川越藩主であり徳川幕府の功臣である。

流石は古刹「平林寺」である。







「落ち葉掃くまた掃くのかと問いにけり」







大きな葉は、朴の落ち葉である。
朴葉味噌は、香りも良く、それだけでご飯が頂ける。

こうした落ち葉、朝な夕なに清掃をするのだと言う。
僧侶の修行も大変である。



平林寺を流れる用水の枝流にも落ち葉が降りこんでいる。
昨年まで「山門不幸」の看板を出さしめていた住持の思いは全山紅葉に!
だったと言う。

今ある植栽を次々と紅葉に変える。
大変な作業である。

だがしかし、もしもそうなったら・・・と思うと楽しみである。
けれど、ぼくたちの世代では完成しないだろう。

完成しないだろうけれど、その思いや良し!
である。



       荒 野人