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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

雨上がりの午後・・・PAでいただく昼食は?

2010年09月29日 | グルメ
昨日は朝早くから甲斐の国に向かった。
雨の中央高速道路はカーブも多く運転には神経を使うのである。



さすがは甲斐の国「ヴァンフォーレ甲府(J2チーム)」応援の幟(のぼり)が公園の周囲に林立している。
しかもヒガンバナが咲いているのである。

甲斐の国は、つい先頃のB級グルメで「トリモツ煮」がグランプリを取った。
確かにぼくが子どもの頃から、このトリモツ煮は食卓にも上っていた。
この年になってからも、年に10回以上は食卓に並ぶのである。

既に「トリモツふりかけ」などが商品化されている。

午前中で予定した案件が終わり、昼食は境川PAで認(したた)めた。



丼合戦!
の幟が立っている。



合戦に参戦している「富士桜ポーク辛油ブタ丼」である。

このレシピはおそらく・・・厚切りの三枚肉を焼き、その上に食べるラー油を乗せるだけだと思われる。

ただし豚肉は旨い。



合戦のポスターである。
因みに、ぼくはラーメンをいただいた。



しょうゆタレのあっさり味である。
ぼくはやはり中央高速道路下りの石川PAのラーメンが好きである。



このラーメンに、ぼくは小鉢のモツ丼を注文した。
モツ丼も甲府のB級グルメである。

トリモツ煮が蕎麦屋にあるように、モツ煮はラーメン屋さんにあるのが甲府である。
この色、この味である。

あつあつのモツ煮にたっぷりの葱、そこに七味を振りかける。
牛蒡の味が隠し味である。

店によって味が違うのだけれど、あっさり味派とこってり味派に分かれる。
モツ煮の汁がご飯に沁み込むと、何とも言えない味わいなのである。

わざわざ甲府に行って「トリモツ煮」に出会えなかった方に提案!
その時には「モツ煮」をラーメン屋さんで召しあがったらいかがであろうか?

きっと満足出来るに違いないのである。






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マツタケご飯をいただく

2010年09月26日 | グルメ
季節は進んでいるのであって、もはやマツタケの旬はその盛りを過ぎたのだと思われるのである。

今日は、散策をしながら上を仰いだのである。
雨上がりの空の色は鮮やかであった。



そうしたら、桜の木があって鮮やかな空に枯れ果てた葉をチラチラさせているのである。
これでは、桜の木の紅葉は期待できないな!と嘆息をつくしかなかった。



誠に残念である。
しかし空は汚れなき色彩で広がっているのであった。



たまたま見事なマツタケが手に入った。
定番の杉の葉の上に鎮座しているのである。

3本入手。
これでは嫁いだ娘の所に持って行くのには不足である。



小ぶりのマツタケを3本追加。
おおぶりに、かつ厚めにカットして釜にぶち込んだ。

味付けは・・・ぼく!
シンプルに、かつ薄味にした。



ポイントは上質の味醂(みりん)である。
あくまでもマツタケの香りと歯ごたえを尊重した味付けである。

マツタケが薫っている。

口に運ぶと、マツタケの香りが口中に広がり鼻に抜けていった。
至福の時間が流れたのである。



間もなく柘榴の皮が割れる。
すると赤い小さな・・・そうルビーのような実がこぼれ落ちそうになる。

味覚の秋の盛りである。

あっ!そうそう。
サンマをこんがりと焼いた一尾、汁物にはサトイモの入った豚汁。

マツタケご飯には、これが付き物である。






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老神温泉とこんにゃく畑の広がり

2010年09月09日 | グルメ
老神温泉に出かけたのである。
切り立った渓谷に、静かに温泉旅館が犇(ひし)めいている。



旅館の部屋から、窓の外の眺めは全面こんな緑である。
この真下には「片品川」が流れている。



この川の上流が「吹割の滝」である。

ここ上州、群馬はこんにゃくが特産品である。



少し高台から街を眺めると、こんにゃく畑が必ず視野に入ってくるのである。

コンニャクを食用としている地域は日本、中国、ミャンマー、韓国の各国だが、農産物として生産され市場に流通しているのは日本のみである。
コンニャクの原料となるコンニャクイモの平成18年度の日本での主産地は群馬県(89.8%)で、第2位は栃木県(4.3%)で、第3位は茨城県(1.3%)と続き、全国の約95%は北関東で生産されている。



こうした広いこんにゃく畑が続いている。
ここ群馬はこんにゃくのメッカである。

こんにゃくになるのは、3年物のこんにゃく芋である。
植えっぱなしではなく、毎年芋を土中から抜き、冬を越し、また植える。
その繰り返しの三年である。

重労働である。



こんにゃくのレシピである。

球茎を粉状にして水とともにこねたあと石灰乳(消石灰のもの)を少量の水で懸濁したものと、水酸化カルシウム水溶液を混ぜ、煮沸して固める。

これがこんにゃく玉である。



沼田界隈の畑では、いまこんにゃくが大量に植え付けられている。
刺身こんにゃくの咽喉越しは、清涼感に溢れている。

夏は刺身で。
冬はおでんで、と、バリエーションに富んだ食材である。

名物に美味いものあり!
である。





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色付かないリンゴは悲しい・・・上州沼田のリンゴ園

2010年09月07日 | グルメ
赤いリンゴに
唇寄せて

と歌ったのは並木 路子さんである。
作詞はサトーハチローだ。
確か作曲は万城目 正であった。

可愛らしく澄んだ歌声の並木 路子さんだからこそ大当たりしたのだと思う。

過日、吹割の滝を紹介したけれど、その帰り道にリンゴ園に立ち寄った。

津軽が店頭に置いてあった。
試食してみたけれど、ほんのり甘かった。



リンゴ園もそうだけれど、道の駅「白沢」でもリンゴの絶対量は少なかった。
この色づき方ではむべなるかな、である。



一番色づいている木でもこんな有様である。
リンゴ農家の苦悩が伝わってくるのだ。



これもそうだけれど、青いリンゴの種類ではない。



色づいているようでも、この状態である。
疎(まば)らであって、綺麗に均等に赤くないのである。

昨夜のニュースで、色づかないリンゴが報道されていた、
それは事実であるのだ。

異常気象は、こんな被害まで出しているのである。





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秩父の天然氷とわらじカツ!

2010年08月04日 | グルメ
秩父の山塊(さんかい)に出かけたのである。
目的は二つ。

  秩父・小鹿野の名物「わらじカツ丼」
  秩父・長瀞名物「天然氷のかき氷」

の二つである。

とりわけ、この熱さに喘ぐ日本列島。
かき氷を頂きたいものである。
かき氷を「かっこむ」とこめかみがキーンと痛くなるのであるけれど、天然氷で作ったかき氷はそうはならないのだという。



これである。



この天然氷は、一つの製氷会社からのみ提供されるのである。
秩父長瀞には多くのかき氷を売るお店があるけれど・・・。



この旗が閃(ひらめ)いていなければ、天然氷ではないのである。

「阿左美冷蔵」さんである。
創業明治23年とある。

柔らかな舌触りである。
なかなか溶けず、しかし口の中ではフワッと溶ける。

溶け具合が絶妙なのである。
美味いのである。

そしてそして・・・いくら「かっこんで」食べても、こめかみが痛くならなかった。
天然氷の不思議である。

ところで、この器は頂けないね!
とおばさんに話しかけたのである。

「言ってくれれば、昔のガラスの器でお出ししましたのに・・・!」
と言ってくれた。

この夏はもう一度来ていただきたい!
のである。



もう一つのイベント「わらじカツ丼」である。
丼からはみ出るカツが二枚、ドーンと載っている。

アツアツのご飯の上にキャベツの千切り、その上にカツが載るのである。
カツには予め下味が付いており、このままいただくのである。

赤身の豚肉であるけれど柔らかなお肉である。



因みにもう一つの名物は、味噌漬の豚肉を焼いたものである。
茹(ゆ)でた野菜が添えてあり、キャベツを茹でたものにお肉を包んで食べると、味噌のからさが中和されて美味しかったのである。



どちらのプレートにも「香のもの」として「しゃくし菜のお漬物」が添えられてある。
シャキシャキとした触感が歯に心地よい。

カツやお肉の脂を、洗い流してくれるような感覚で頂けた。
これも秩父地方の名物である。

名物に美味いものあり!
と言って良いのである。





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