2009年秋ドラマで話題を呼んだ「JIN -仁-」。
様々な名セリフが登場しましたね。
★「未来、俺は決めた。歴史は思った以上に強大で、ただ俺は憶することなく向かっていくよ。所詮人間は精一杯生きることしかできないのだから」
第3話の仁先生のせりふ。
<人間は精一杯生きることしかできないのだから>。
これがこの作品が一貫して言ってきたことでした。
その他、この作品では人間が生きることについて様々なせりふが述べられて来た。
★「人間は欲深い生き物じゃ!人間は一皮剥けば成り上がりたい、金が欲しい、名を残したいという欲でがんじがらめじゃ。わしじゃってそうじゃ!この国をもっと良くしたいと思うちょるじゃが、それは生まれて来たからには何かやってやりたいという欲があるからじゃ。じゃが、その欲があるき、わしは進んでいける。欲は生きる源じゃ!」
龍馬のせりふ。
従来の倫理だと欲を持つことは悪だと規定されますが、この龍馬のせりふの方が人間の本質をついているような気がする。
人の一生はこうした欲との戦い、葛藤なんでしょうね。
だから人は迷い、悩む。
咲の兄は自分の器の小ささに悩み、咲は劣等感からこうつぶやく。
★「他の皆様にかなわず、そばにいたとてそのお心さえ分からず、私は何のためにいるのでしょう」
人はこうやって悩んで生きていくのでしょうね。
そんな人の人生について花魁の夕霧は生きるための知恵としてこんなことを言っていた。
★「泣いても一生、笑っても一生。ならば今生泣くまいぞ」
そして、仁の恋人・未来はこんな言葉を。
★「神は乗り越えられる試練しか与えない」
勇気を与えてくれる言葉ですね。
困難に遭遇した時はこの言葉を思い出したい。
また、この作品は魅力的なキャラクターでいっぱいだった。
まずは咲の母親。
コロリの看病で疲れた咲。家に帰って休めと進める兄・恭太郎と話している時に。
★「いくさの途中で帰る家などありません。その様な覚悟で勝てるいくさなどありません。勝って戻ってきなさい」
彼女はまさに武家の女ですね。
内野聖陽さんの龍馬は素晴らしかった。
野風に浅葱裏(田舎侍)とバカにされて
★「浅葱裏に失礼じゃき。わしはただの脱藩浪人じゃ。脱藩浪人の坂本龍馬じゃ。今度は間違わんでくれるかの」
自分を浅葱裏以下だと卑下しながら、ある意味すごいプライドですね。
脱藩浪人・坂本龍馬、つまりオンリーワンであることに誇りを持っている。
われわれもこうやって胸を張って生きていきたいものです。
龍馬にはこんなせりふもあった。
★「今はただ自分の信じる道を歩きたいぜよ。それが誰も歩いておらん道でも正しい道なら仲間は後からついてくるぜよ」
龍馬といえば司馬遼太郎さんの「竜馬がいく」だが、この作品でさらに新しい竜馬像が生まれた感じ。
あとはキャラクターとして綾瀬はるかさん演じる咲が魅力だった。
咲は常に仁の理解者であり、悩む仁を励ましてきた。
★「先生は私の運命を変えましたよ。咲は生きておりますよ」
★「よろしければ私にお話いただけません? 大したお役には立てませんが、物を言わぬ写真とやらに話しかけるよりは力になれるかもしれません」
咲の愛情はこんなせりふでも表現されている。
★「ゆうげの豆腐は揚げ出しにしましょう」
こう書くと女性に怒られるかもしれませんが、咲は男性の理想ですね。
男というのは案外弱いものでありまして、こういうふうに陰に日向に励まされると頑張ろうという気になれる。
咲はこの作品の中で一番芯のある強いキャラクターかもしれません。
JIN -仁- 名セリフ その2はこちら
様々な名セリフが登場しましたね。
★「未来、俺は決めた。歴史は思った以上に強大で、ただ俺は憶することなく向かっていくよ。所詮人間は精一杯生きることしかできないのだから」
第3話の仁先生のせりふ。
<人間は精一杯生きることしかできないのだから>。
これがこの作品が一貫して言ってきたことでした。
その他、この作品では人間が生きることについて様々なせりふが述べられて来た。
★「人間は欲深い生き物じゃ!人間は一皮剥けば成り上がりたい、金が欲しい、名を残したいという欲でがんじがらめじゃ。わしじゃってそうじゃ!この国をもっと良くしたいと思うちょるじゃが、それは生まれて来たからには何かやってやりたいという欲があるからじゃ。じゃが、その欲があるき、わしは進んでいける。欲は生きる源じゃ!」
龍馬のせりふ。
従来の倫理だと欲を持つことは悪だと規定されますが、この龍馬のせりふの方が人間の本質をついているような気がする。
人の一生はこうした欲との戦い、葛藤なんでしょうね。
だから人は迷い、悩む。
咲の兄は自分の器の小ささに悩み、咲は劣等感からこうつぶやく。
★「他の皆様にかなわず、そばにいたとてそのお心さえ分からず、私は何のためにいるのでしょう」
人はこうやって悩んで生きていくのでしょうね。
そんな人の人生について花魁の夕霧は生きるための知恵としてこんなことを言っていた。
★「泣いても一生、笑っても一生。ならば今生泣くまいぞ」
そして、仁の恋人・未来はこんな言葉を。
★「神は乗り越えられる試練しか与えない」
勇気を与えてくれる言葉ですね。
困難に遭遇した時はこの言葉を思い出したい。
また、この作品は魅力的なキャラクターでいっぱいだった。
まずは咲の母親。
コロリの看病で疲れた咲。家に帰って休めと進める兄・恭太郎と話している時に。
★「いくさの途中で帰る家などありません。その様な覚悟で勝てるいくさなどありません。勝って戻ってきなさい」
彼女はまさに武家の女ですね。
内野聖陽さんの龍馬は素晴らしかった。
野風に浅葱裏(田舎侍)とバカにされて
★「浅葱裏に失礼じゃき。わしはただの脱藩浪人じゃ。脱藩浪人の坂本龍馬じゃ。今度は間違わんでくれるかの」
自分を浅葱裏以下だと卑下しながら、ある意味すごいプライドですね。
脱藩浪人・坂本龍馬、つまりオンリーワンであることに誇りを持っている。
われわれもこうやって胸を張って生きていきたいものです。
龍馬にはこんなせりふもあった。
★「今はただ自分の信じる道を歩きたいぜよ。それが誰も歩いておらん道でも正しい道なら仲間は後からついてくるぜよ」
龍馬といえば司馬遼太郎さんの「竜馬がいく」だが、この作品でさらに新しい竜馬像が生まれた感じ。
あとはキャラクターとして綾瀬はるかさん演じる咲が魅力だった。
咲は常に仁の理解者であり、悩む仁を励ましてきた。
★「先生は私の運命を変えましたよ。咲は生きておりますよ」
★「よろしければ私にお話いただけません? 大したお役には立てませんが、物を言わぬ写真とやらに話しかけるよりは力になれるかもしれません」
咲の愛情はこんなせりふでも表現されている。
★「ゆうげの豆腐は揚げ出しにしましょう」
こう書くと女性に怒られるかもしれませんが、咲は男性の理想ですね。
男というのは案外弱いものでありまして、こういうふうに陰に日向に励まされると頑張ろうという気になれる。
咲はこの作品の中で一番芯のある強いキャラクターかもしれません。
JIN -仁- 名セリフ その2はこちら
あけましておめでとうございます。
今年もコウジさんの記事を読むのが
楽しみです。今年もよろしくお願いします。
ところで、JINの名セリフの数々
ああ~。あったあった!とうなづきまくりながら拝見しました。
本当にどのセリフもその場面にぴったりで
心にジーンと来るものばかりですね。
その場面がよみがえってきました。
できれば続編見たいですし、ちゃんと
完結してほしいなぁ~。っていまだに
思ってしまいます。
今年もよろしくお願いします。
この作品は何気ないせりふの中に深い意味が込められていたりして実に見事ですよね。
続編もありそう。
というかタイムスリップの謎が解明されていませんから絶対にありますよね。
以前みのむしさんと見るべきテレビドラマが少ないみたいなやりとりをさせてもらいましたが、今年はどうでしょうか?
僕の方は映画・小説の方が多くなるような気がしています。
私も映画や小説もしくはバラエティに
走りそうです。
ご返事ありがとうございます。
僕も同感です。
今期は「コードブルー」とか「カバチタレ」とか、続編・焼き直しが多いですよね。
企画切れなんでしょうか。
一方で「真っ直ぐな男」があるかと思えば「曲げられない女」があたりして。
この類似(?)は一体……。
ドラマ冬の時代という感じですね。