平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

サワコの朝~動物学者・遠藤秀紀先生 パンダの指は7本ある

2012年09月23日 | その他
 ラクダのこぶは実は脂肪で、この脂肪を使えばラクダは半年間食べなくても生きていけるらしい。
 また、この脂肪を分解する際に水が生じ、水を飲まなくても大丈夫らしい。

 パンダは竹を食べやすくするため、指を6本、そして7本と増やしていったらしい。

 以上は、昨日の『サワコの朝』に出演されていた動物学者・遠藤秀紀さんのお話。
 ラクダやパンダに限らず、生物はこのように周囲の環境に自分の体を変化させ、適合させていって生きてきたんですね。
 人間はどうかと言うと、ラクダのこぶの代わりに保存食や冷蔵庫を、パンダの指の代わりに包丁やシャベルといった道具を作っていったのだろう。
 こう考えると、人間というのは特殊な生き物だ。
 遠藤先生も人間は<異常>だと言う。
 何しろ自分が快適に生きるために、地球環境を壊し、結果として住みにくくしているのだから。

 さて遠藤秀紀先生。
 この手の学者さんに共通して見られるように、心は少年のよう。
 昆虫を求めて野原を駆け巡った少年時代とほとんど変わっていない。
 そもそも、パンダの指が7本あることやラクダのこぶが脂肪であることなど、ほとんど世の中の役に立たない知識。
 役立つとすれば、人間の異常さを人々に考えさせるきっかけになることくらいか。
 しかし、世の中の役に立たないこと自体が<遠藤先生>なのである。
 なぜなら遠藤先生の研究は子供の遊びの延長なのだから。
 <子供の遊び>は世の中の役に立たない。遊んで楽しいだけ。ワクワクするだけ。
 でも、そういうことって大事だと思う。

 たとえば原子力の学者さん。
 彼らは政治的に利用される。
 研究の結果が原子爆弾などを作ることに繋がる。
 本当は安全でない原子力発電所を「安全である」と言わされる。

 遠藤先生の研究も、もしかしたら<ラクダのこぶ>の研究とかは役立つことに使われるかもしれない。
 たとえば人間が何も食べなくても半年間生きられる研究とか。
 でも、それってどうなんだろう?
 やはり不自然なことをしているように思える。
 ラクダが何万年という年月をかけて変えてきたことを、科学の力で短期間に変えてしまうことって何か違う気がする。
 今こそ人間は<自然との共生>を考えるべき。



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