平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒 「ヒーロー」~人には、さまざまな顔がある。一面的に見ていると、片手落ちになる

2014年03月06日 | 推理・サスペンスドラマ
 人間を表面的に評価・判断してはいけないってことですかね。

 弁護士の里見麗子(松尾れい子)。
 表面的に見れば、海難事故の真実隠蔽に荷担した<悪徳弁護士>。
 しかし、深く掘り下げてみると、
 真実が明らかになることによって船会社が潰れ、遺族に賠償金を払えなくなってしまうことを避けたかった<現実派の弁護士>。
 それでも隠蔽に荷担したことに悩んでいて、杉本竜也(岸田タツヤ)の復讐の思いを受けとめようとした<苦悩の弁護士>。
 人には、さまざまな顔がある。
 一面的に見ていると、片手落ちになる。

 このことを別の形で表現すると、
 人間の認識なんて実に頼りないもの。
 思い込み、誤解がいっぱいで、感情にも流される。

 一方、右京さん(水谷豊)は、現実認識に長けた人物。
 今回の場合は、杉本竜也が犯人であるという前提を疑い、その他のあらゆる可能性(他の容疑者)を排除せず、事実をもとにひとつひとつ検証していく。
 右京さんの真実にたどりつく手法は、科学者の方法に似ていますね。

 
コメント
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