桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005.1.28

2005年01月29日 | Weblog
どう応対していいのか分からないお客さんだった。七時に入って来てカウンターの隅に座った二人の男は、ビールをチビチビ飲みながら業界系の話を始める。知った名前が次々出て来る。悪口も出て来る。どうやら俺が誰か、この店がどんな店だか知らずに喋っているのだ。途中劇作家のTさんが来店して業界系の話をしてくれたが、話に夢中になっている二人は聞いてない。結局十二時過ぎまで五時間、お代わりは一杯きり。ずっと業界の話を続けていた。まァ、途中でウチの店がどんな店だか気づかなかった方が幸いだったかも知れない。知ったらきまり悪かったに違いない。そんなことだから(どんなことなんだ?)お店は暇。金曜日は本当に暇。何故だ?金曜ミステリー劇場だよ、全く。それでも深夜になってAテレビの女性プロデューサーOさんが女性スタッフばかりで来てくれたりしたけど、三時半まで五人でワイン一本というのはね。もう一本頼んでよ、Oさん。