桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・8・25

2013年08月26日 | Weblog
夕方、妹と母と近所の店で食事して、今日もまた飲んでしまったもんだから、母を部屋に送り届けてから五反田の部屋に戻ってテレビドラマをみようとしたのだけど、途中で眠ってしまったのは仕方ないことか?でも、12時近くに目覚めた時に灯をつけずに薄明かりの部屋の中でしばらくじっとしていたら頭の中に「最後に一目会いたい人」というポルトガル映画「熱波」(ミゲル・ゴメス監督)のキャッチコピーが思い出されてきた。主人公の死に際の薄れつつある意識の中に浮かんでくる50年前の「情熱に突き動かされた、胸を焦がす禁断の物語」は、この映画を一緒に見たAさんのとても危険な香りと共にことあるごとに俺の気持をかき乱す。彼女は生きているけど、とてもこの世に生きている人には見えなくて、俺の中で彼女は50年前に「胸を焦がす禁断の物語」を演じた主人公に何時の間にかなっている。勿論彼女の相手役は俺ではないのだけど、そんなことはどうだっていい。俺の相手役が彼女であることが大事なのだ。俺は彼女と話すたびに現実と虚構、現在と過去の間を行ったりきたりする。★諸般の事情で臨時休業したり、開店時間や閉店時間が変わることがあります。ご来店の際には電話で確認してからお願いします。、、