午後一番で中目黒にあるウッディシアターにお客さんのシルバーモデルMさんが出演している芝居を見に行く。上演時間二時間十分と聞かされ、途中絶対寝てしまうのではないかと恐れていたが、徹底的な大衆演劇路線で飽きることなく最後まで芝居を見ることが出来て安堵する。それより初舞台とは思えないMさんの堂々たる演技ぶりにびっくり。一流会社を定年後にシルバーモデルに転身するというMさんの人生に対する大胆さが演技にも現れていた。Mさんもこれに気をよくして芝居することに病み付きになるに違いない。終演時間が四時半近くになった為、Mさんに挨拶して慌てて劇場を後にする。店は早い時間に女性編集者のYさんが来店。今日は幸先がいいと思ったけど、それからはさっぱり。連休前だというのに嫌なムードになったが、イチゲンの男性客二人が入ってきたのをきっかけに、高校の同級生O君たち、脚本家志望のKさん、四月に斉藤ネコさんのライブをプロデュースする女性歯科医のSちゃん、広尾時代セミ常連だった元S女子大生で今は信託銀行に勤めるW、制作会社Wの女性プロデューサーYと演出家のOさん、同じ会社のIさんたち、女性脚本家のM、テレビAのKプロデューサーたち、隣のビルに住むイチゲンの女性客Sさん、プロデューサーのKさん、映画監督で教育評論家のHさんたち、名古屋のCテレビの製作部長Sさんと近所の制作会社の演出家Hさんなどで、お客さんはカウンターから溢れ、イベントスペースと控室、更にはスタンディングまで出る盛況となる。最後は女優のKさんとWが残って四時過ぎまで。明日は休日だから、まぁ、いいか。