桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・1・4

2006年01月05日 | Weblog
今日から通常営業。三時過ぎに一度店に出向いて雑用を済ませた後、部屋でメニューの改訂作業をしていたら、六時半過ぎになってTちゃんからLちゃんがまだ出勤してないとの連絡。慌ててLちゃんに電話してみると留守電になってしまう。 暮れにもそんなことがあったし、目覚ましをかけずにまた寝ているんじゃないかと何度も掛け続ける。けど、十回以上時間を置いて掛けても出ない。ひょっとして倒れているんじゃないかと心配になり、Lちゃんの部屋に出向いて、ブザーを鳴らすが、応答はない。留守の可能性もあるし、同じ棟に住む大家さんに鍵を借りる訳にはいかずにブザーを鳴らし続ける。十数分後やっと寝ぼけた声で応答がある。俺と分かって流石に狼狽した声。「何してる?急げ」とだけ言い捨てて(多分出かける支度に一時間近くはかかると踏んで)こっちは店へ向かう。一時間後出勤して来て言い訳するLちゃんにはもう怒りを通り越して何も云う気力はない。そんなダメ少女のLちゃんだが、今日から始まったミッドナイトカラオケタイムでは抜群の力を発揮する。B庁のT部長のリクエストに応えて自ら何曲か歌いながらB庁の女性スタッフを巻き込む。その内、カウンターにいた銀座ママのSさんたち、宝石デザイナーのAさんと主婦のIさん、そして5日から始まるお昼のドロドロ愛憎ドラマの主演女優Oさんや映画監督のMさんまでがバーカウンターから移動。コレドは駄々ッ広いカラオケルームに変身した。Lちゃんは凄い。でも、Lちゃんは社会人として駄目。三時過ぎに店を閉めて近所のファミレスへ。空腹を満たすことより叱責が目的の深夜食。