桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2007・6・22

2007年06月23日 | Weblog
今日は昨日の残り物(しょうが焼き、たこのサラダ)に納豆豆腐、F君から京都土産に貰った昆布仕込み大根(これが美味いっ)に若布の味噌汁で食事した後、ピアニストのKさんを取り上げたテレビ番組の収録があるので、4時前に店へ。広尾時代、ウチの店で初めてライブをやったKさんだったが、最近美人ピアニストとして結構有名になってきていて、「我が心の友」として俺にも出演してお酒を飲みながら対談して欲しいとのこと。プロデューサーからお酒のオツマミを三四点作っておいて欲しいと言われたので、作って待つ。4時半近くになってプロデューサーから前の収録が長引いたので5時前になると言われて待つが、結局みんなが到着したのは5時半近く。そこから準備して全ての収録が終ったのが8時過ぎ。ウーン、こう云うのってどうなんだろ?俺としては6時までに撤収して貰えるのなら営業には差し支えないので撮影を承諾したのだけど、これじゃバッチシ営業時間に食い込んでいる。6時までだったら友人のKさんの為だし、無料でもいいと思ったけど(現実にこう云う撮影では店のPRになるからって使用料がないことが多い)、営業時間になってしまえば話は違う。終った後、プロデューサーがいくらお支払いすれば?と聞いて来たから、スペースレンタル料を正規に計算(4時から5時までが1万円、5時から6時までが2万円、6時から8時までが1時間3万円だから合計9万円)して告げようとしたけど、その前にいくらだったら払えるの?と聞くと、料理込みで1万円だと仰る。ウーン、ウーン、ウーン、唸る、唸る、唸る。4時から8時まで人を拘束して、仮にも飲食店の営業時間に場所を占拠して、料理も作らせて、一万円デスカ。いくらだったら払えるの?と聞いた俺が悪かったのかも知れない。そんな非常識な数値が出て来るとは想像もしなかったのだ。でも、ここで言い合いになったら折角俺を「心の友」と云ってくれたKさんにも迷惑がかかるし、笑顔で「分かりました」と一万円札を受け取った。