桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・3・2

2009年03月03日 | Weblog
スケジュール表をみると当初三月は月の半分以上イベントの予定があった。特に日曜日と祭日は全て埋まっていて、これじゃ一ヶ月以上は二人共休みが取れないと嬉しい様な哀しい様な声をあげていたのだ。処が、どうしたことか次々にキャンセルが発生。月後半の日祭日が全て空白になってしまった。「労働者」としてはホッとしたものの、これで約70万から80万の売上が消えたことになり「経営者」としては頭を抱える。みんな仕方ない事情があってのことだと思うけど、何とかならなかったのか?そんな中、今日公演をした『劇団王子の実験室』の主宰者T君は見あげたものだ。1月に公演の契約書を交わしたものの、2月に入って彼から中止したいとメールが入った。理由は会社の休みをとろうとしたのだけど、許可が得られなかったと云うのだ。神奈川県の横須賀にある会社を5時に終わって乃木坂まで来るには1時間半以上はかかってしまう。普通で考えればとても無理だ。でも、俺はキャンセル料をウチに払う位なら公開リハのつもりで公演しろとけしかけた。最初は躊躇っていたT君もやがてその気になってくれて、リハは地元で、そして今日は先乗りしたスタッフに照明その他準備をして貰って、開場時間ギリギリに当人は横須賀から駆けつけて芝居を幕を開けたのだ。観客は20人弱。でも、あっぱれの一言。俺は見ることが出来なかったけど、好評だったらしいし、次回公演は是非みてみたい。カウンターの方は近所のシルバーモデルのMさん、バイオリンニストのMさん、プロデューサーのKさん、ベストワンのOさん、某国営放送局のIさんの五人だけ。Oさんが暇な店は落ち着けて居心地がいいと皮肉る。くそっ、近い内に落ち着けない店にしてやるっ。