桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・3・27

2010年03月28日 | Weblog
いつかやるんじゃないかと恐れていたことを遂にやってしまった。食事の支度をしていたらバスルーム前を通りかかったSさんの大声「水が溢れているわよ!」飛んでいくと、洗濯機の排水ホースが外れて、バスルームから廊下にかけて洪水状態。こういう時は茫然自失になっている余裕はない。水を止めると、傍にあった汚れた洗濯物、洗ったタオルなど全て動員して水を吸いとる作業に取りかかる。それだけじゃ足らず、俺のコートやジャケット、ズボンなど目に入った衣類を全て動員。この際、勿体ないなんて言っている場合じゃない。何とか早く水を吸いとらなくては階下への水漏れが心配だ。でも、心配は的中して、何とか水を吸いとったと思った途端、インタフォンが鳴って、階下のFさんの怒鳴り声。Fさんのお宅に飛んでいくと、バスルームから廊下にかけて雨漏り状態になっていた。平身低頭。この時位心から悪いことをしたと思ったことはない。でも、そんな気持ちのままでいても何もことは解決しない。ウチと同じように水を吸い取る。管理会社に連絡を取る。巡回中の管理人を捕まえて来て貰う。応急処置に立ち会う。保険会社に連絡するなどなどの一時間あまり。部屋に戻った時には精神的にヘトヘトになっていて、作りかけの食事なんか食べる意欲をすっかりなくしていた。朝からこんなことがあった一日は何をしても重ったるい。店は日本画家川越良昭さんの常設個展のオープニングパーティが開かれ、大勢のお客さんで混雑し、注文も一杯出たというのに、会う人ごとに「桃井さん、顔が疲れているわよ」と言われ続ける。まぁ、こんなことがあったのに顔がイキイキとしていられる訳はないさと疲れに身を任せる暗い一日。