桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・1・17

2009年01月18日 | Weblog
16人の少女の着替えを俺が見ていていいのかいけないのか「悩んだ」末に、Mとも相談して見ないことにした。厨房にいれば大丈夫かとも思ったけど、厨房からも覗こうと思えば覗ける。あらぬ疑いをもたれても不愉快だ。俺が店にいないことによってMはフードとドリンクを掛け持ちしなくちゃいけなくなって大変なことになるだろうけど、ここはMKさんにアシストして貰って何とかやり通すしかない。でも、責任者である店主が店にいられないなんてトンデモナイ話だ。それに後でMに聞いたら、公演中は店中の灯を消されてしまって、真っ暗な中にMとMKさんはいなくちゃならなかったとか。主宰者のWさんはイベントを成功させることだけに頭が一杯になって、俺たちの存在を忘れ去っている。ここは劇場の舞台裏じゃないのだ。日曜日にも公演があるし、休みのMKさんに無理して出て来て貰おうと一瞬考えたけど、そこまで譲歩していたら店として不味いと考え直し、Wさんに念を押して俺が少女16人の着替えを見ることにした。信じて貰えないかも知れないけど、これはかなり辛い見物だ。そんなこんなで、俺は今日、イベントが終わる8時半出勤。土曜日でお客さんもいないだろうし、イベントの関係者が引き揚げたら早々に店仕舞いして久しぶりに焼肉でも食べに行こうと思っていたら、プロデューサーのIさんと俳優のTさんたちが五人で、続いて松竹の映画監督Mさんと俳優事務所のAさん、デザイナーのNさん、保険代理店のOさんたち、大手ビデオレンタル会社Tの本社に勤めるF君たち、日本画家のKさん、最後は人妻Iちゃんまで来店してくれて、カウンターはギューギュー詰め。途中入ってきたイチゲンの女性客三人は帰って貰うなんて土曜日にしては珍しい混み具合。昨日は金曜日なのに三万しか売上がなかったというのに、土曜日にカウンターだけで六万以上の売上があるなんて、自分でやっていながらつくづく変な店だと思う。